ソケット形状の進化論にみる最近のIntel暴走の理由を探る

最近、Intelが暴走しはじめ非互換の新ソケットを連発しているのは何故か?を進化系統図を作り探ってみました。
筆者的なスイートスポットであるLGA2011とは別にLGA1356が登場した事が図を書いてみた発端です。

※後ほど、年代を正確にする為の修正を加える予定です。
SocketMKT2.png


図を描いて暴走の理由に納得です。

簡単に言うと、以下の2点が原因ですね。
1)ItaniumがXEONに統合
2)今までチップセットが担った機能を世代毎にCPUに順次統合している

つまり、長らくSocket604を続けてきたXEON-MPが、Nehalem以降のメモコン内臓CPUに耐え切れなくなり、加えて Itaniumとの統廃合を巻き込んだ事により、XEONの守備範囲が1.5ランク上にシフトした結果LGA2011とLGA1356が誕生したと言う事ですね。それに加えSocketG34を牽制する意図も有りそうです。

もう一つのソケット形状乱発の原因は、メモコン内臓、GPUの内臓、PCIeコントローラの内臓、といったノースブリッジの機能を順次CPUに取り込んだ為で、これによって執筆時点で既にノースブリッジは事実上消滅し、恐らく次世代でサウスをも取り込み、続いて不揮発メインメモリを取り込むかもしれません。

そうなると、以前の記事で書いた様に、CPUからの外向きI/Fは Thunderbolt(+USB3.0)だけと言う事に成り、超小型高性能のワンチップスパコンの完成か?
それまでしばらくはソケット形状の乱発が続きそうな予感がしてきました。

楽天がWebでサブリミナル効果を使った宣伝をしている件

筆者のPCでIEのタブを切り替えると、ほんの一瞬だけ1〜2フレームほど下の画像が画面中央に表示されます。

rakuten_s.jpg

早すぎてスクショは無理なので、ビデオ撮影してサブリミナルを狙ったと思われる1フレームをjpeg変換して掲載しました。

技術的にどうやっているのか知りませんが、うっとおしいので辞めて欲しいですし、楽天で購入する事は今後一切拒否したい気持ちに成りました。
 
ビデオ撮影して謎が深まったのですが、再現性(どういう操作をすると、この画面が表示されるか、この状況を再現する為の手順)がつかめません。しかし、確かに時々表示されます。筆者には、不定期に、かつ時には頻繁に表示される様に見えますので謎が深まります。

 

出来過ぎたチップ

つい最近、出来過ぎたチップが登場しました。

その一つがKepler、もう一つがIvyBridgeです。

ここから妄想が入っていますので御注意下さい・・・

まずKeplerですが、知ってる人は知ってると思いますが、本来ミドルクラスとして設計された筈のGK104チップをGTX680やGTX690としてハイエンドの位置付けで発売しています。

nVidiaはいつもハイエンドから発売を始めるのですが、本来ハイエンドとして登場する筈だったGK100が据え置かれ未登場です。

恐らくGK104が出来過ぎた(AMDのTahitiをグラフック性能では上回った)為に、製造コストや消費電力の高いGK100を据え置きにしてGK104をハイエンドとして発売したのではないかと思う訳です。

いつものパターンとして、このまま進めると、恐らくGK100を改良したGK110を少し経ってから登場させると思われますが、このチップはGeForceには直ぐに採用されずQuadroやTESLAのみに採用という事も有り得るかもしれません。つまりGK100はハイエンド最速の予防線を兼ねつつQuadtoやTESLA用のES品的な位置付けで、GK110が次期Quadro及びTESLAに成るような、明確な差別化をするだけの余裕が産まれるほどにGK104が出来過ぎたチップだったのではないか?と思う訳です。これはGF100やGF110とGF104の差と等しく、GK100やGK110はGPGPU重視の設計、GK104はグラフィック性能重視の設計、という所からの推測です。

仮にGK110をGeForceカテゴリで出荷する場合、恐らくGTX780やGTX785やGTX790の様なネーミングに成るのではないかと想像します。それかGTX7xxはOEM限定モデルとしてすっ飛ばし、Win8に合わせてGTX8シリーズとして売るとか?

実はFermi世代でも同じ事が起きる可能性が有った訳ですが、GF104が出来過ぎとはいかなかった為に、やむなくGF100を発売したような気がします。GTX490はGF104を2個積んだ物だといった噂も流れました。遡ればFermiの前のTesla世代から同じです。

ともあれ、筆者的にはGK110製品の登場が待ち遠しいかぎりです。


続いてIvyBridgeですが、これも知ってる人は知ってると思いますが、空冷4〜4.6GHz定格が達成出来る余裕があるにもかかわらず、製造時にコアとヒートスプレッダ間の熱伝導率を下げて発熱と耐性を2〜3割程度悪くして発売している様なふしが有ります。実際、コアとヒートスプレッダ間のグリスを伝導率の良い物に変えると2〜3割ほど性能が上げられる様です(参照)。

昔で言えばCeleron300Aの様な存在ですね。

今のグリス不良のIvyBridgeは恐らくマルチコア製品の為の温存だと思う訳です。
つまり、コア数が少ない品が高クロック動作可能だと、相対的に8コアや10コア品のクロックが伸びなくなってしまい、多コア品の価格設定が難しくなってしまうからではないかと思う訳です。

つまり、マルチスレッド性能で見た場合でも4.6GHz/4コアとくらべ3GHz/6コアや2.3GHz/8コアでは前者の方がキャッシュコヒーレンシの維持コストなどを減らせる点で高性能ですし、なによりシングルスレッドでは圧倒的な差が付きますから、相対的に多コア品の価格設定を下げなければいけなくなってしまいます。
恐らく4.6GHz/4コアと同等のマルチスレッド性能を多コア品で達成するには3〜3.5GHz/8コアくらいが必要で、しかも、それだけではシングルスレッドでは圧倒的に不利ですから、4コア品の方が高性能という本末転倒の結果に成り、価格設定が出来なくなってしまう訳です

そこで、とりあえず4コア品の性能を抑える手段として熱伝導グリスを低性能品にして排熱効率を悪くし、低クロックでは消費電力が向上して今までより高性能だけれども、あたかも高クロックでは性能が出ない様な位置付けの製品に仕立てたのではないかと思う訳です。
 
ここでまた、Intelは岐路に立たされたのではないでしょうか?

つまり、クロックとコア数と製造コストのバランスをどのあたりでとるか?という点が今後は重要な課題になってくると思われます。そしてIvyBridge-EPで登場予定の発熱密度の高い10コア品よりも、高クロック動作が可能な6〜8コア品或いは更に高クロック動作が可能な4コア品の方が総合的な性能が上だという結果が既に出ているのではないでしょうか?

この事は、Westmare-EPの後期品の中に、コア数を減らして4GHz以上にしたXEONがOEM限定で流通した事とも関連していると思います。マルチスレッドのアプリケーションはプログラマの技量が問われるとともに、スレッドの細分化が不可能なケースも有りますので、あまりディープなマルチスレッド化をして多コアを使うより、スレッド数は少なめで、コア数も少なめにして高クロックの方が総合的な性能が高く、かつ安く仕上げられるという結論に達した顧客が多く、それなりのボリュームの需要が有ったという事ではないでしょうか?
何よりXEONの場合、4コア品なら2Wayで8コア、4Wayで16コアに成りますから・・・

最近DDR4の具体化が急に進み始めた様に思う事とも関連しているとは思いますが、それとは別にクロックと発熱のバランスが3GHzで停滞した様に、ダイ辺りのコア数×クロックと発熱のバランスからコア数もいったん長期停滞するのかもしれません。

 

国民機98

筆者自身お世話に成った事のある国民機98ですが、執筆時点(2012年5月時点)でその血統が生存確認出来ました。

既に国民機としてではなく、工場で利用されるFactoryAutomation用な訳ですが、この分野自体は国民機全盛時代からFA-9801としてスタートしており、曰く「FA9801とN88BASICは、NECが存続する限り作り続ける」と言われる程に・・・

あれ?FA-9801シリーズとは別系統なのかなぁ・・・

現場の職人さんにとって大切な事の一つが技術を磨き伝承してゆく事な訳ですが、その磨きをかける前に進化が二歩三歩進んでしまうのがコンピュータ業界、この爆発的な進化に日本的な職人文化が上手く融合出来なかったのか、それとも、そこから何か産まれたのか?

思えば2000年前後のCanopusのグラボは、まさに日本的なグラボで、筆者も数枚購入しました。
リファレンスと全く異なる独自のハード&ドライバ設計でハード面ではアナログ的な部分に磨きをかけ、ソフト面ではドライバに高速チューニングを施し・・・しかしリファレンスデザインのまま安価で先行販売される中国製に市場を持っていかれるという点でビジネスモデルとして不利があり、丁寧なサポートも逆に経費増大と開発時間減を招いたのではないかと思うと有り難かった反面、消滅してしまった事がとても残念です。

PC-98の筐体製作をしていた星野金属も、自作ケースでスタートした頃はPC-98の筐体同様に完成度が高く日本的な良さが有りました。筆者も20台くらい持っていますが、その後、安くてアルミかつ似た様なデザインの中国製(但しバリで手を切りやすい)やiMacに端を発すると思われる光物に市場を奪われ、自作市場の縮小との相乗効果で残念な方向に向かってしまったのではないかと思います。
PCケースは電子部品からは一定の距離が有るパーツですから、消費電力増大に伴う冷却性能向上という点にフォーカスしつつ、それ以外では妥協の無い磨きを掛けてくれていたらと思うと残念でなりません。

最近ではONKYOのWAVIOシリーズ音源ボードがまさに日本的な磨きの掛かった職人が作ったPCパーツと言えるのではないでしょうか?と書きながら欲しくなってきましたw
最新モデルはCreativeのX-Fiチップを採用しつつもアナログ部分はオペアンプではなく完全独自にディスクリートパーツのみで作り上げるという気合の入った製品です。Canopusのグラボに似た存在ですが、音源ボードという進化のペースが比較的遅い完成された分野だからこそ出来た事かもしれません。
今後も是非、磨き込まれた製品を作り続けて欲しいと思います。

こういった事が出来る日本の職人さんは中国や台湾に流れ、中国や台湾で次世代の職人育成をしている様で、残念に思うのは筆者だけではないと思います。空洞化してゆく日本、バブルの中国、次に控えるインド・・・、筆者はソフト開発で共同作業した経験のあるインドに滞在していた経験が有りますがそれはまたの機会に・・・

話がそれましたが、FA-9801がオリジナルを踏襲したまま工場で稼動し続ける様な文化とビジネスモデルが形成されていれば、日本的な磨きの掛かった技術でN88BASICを使う職人が・・・と云う事もありそうですが、そういった何か?が有ると嬉しいですよね?

技術に磨きを掛ける事と、進化と変化を追いかけ追い越す事、どちらか一方だけを追求しては、その先に衰退が待っている様な気がしますが、両者の融合を果たすビジネスモデルが確立出来れば、技術大国日本の復活もあるのではないかと?

USB 1.1 対応PCIカードを新品購入

いわゆるデッドストックですね。
DSC01773.jpg

国内を探しても新品x2個は見当たらなかったので個人輸入しました。
100% Free Internet の宣伝が時代を感じさせます。

用途はGA-586DXに使います。
GA-586DXは基板上にUSBヘッダピンのパターンが引いてありますが、ヘッダピンは未実装でBIOSも非対応です。あっと、BIOS改造&ヘッダピン実装すればUSBが使えるのか・・・
気付くのが遅かった訳ですが、とりあえず、なぜUSB2.0や3.0ではなく1.1かと言うと2.0や3.0はマルチファンクションカードなのでGA-586DXが正しく認識出来ずリソース割り当てに失敗するからです。ってこれもBIOS改造で何とかなるのか・・・

まぁ、とりあえず、シングルファンクションのUSBカード、かつドライバがOS内蔵で自動認識という便利品ではあります。つまり速度を除けば鉄板USBカードですが、この時代でも普通はUSBがオンボードなので使われませんよね。せいぜいiMac以前のPCI搭載Macか、ATマザーのうち比較的後期のPCIスロットを装備していて、かつUSBピンヘッダが無いマシンでしょう・・・PC98はどうなんだろう?
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
 
自作を始めて早10年、十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、シングルマザー(母子家庭ではありません念の為)での自作経験は一度も有りません(爆)つい最近になってSocket7でK6-2+のシングル構成で3台だけ組みました。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalと付くOSが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。QuadroやFireProなども少しづつ登場する予定です(今のラインナップはRadeonやGeForceが主流ですが、実はQuadroも数点所有しております)。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像はATX586の現在BIOS画面に表示しているEPAイメージを表示してましたが、最近WRYYYYの人に変更してみましたw

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC88でZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ〜SEを経て100〜200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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