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Broadwell-EP Turbo frequency

Broadwell-EP の ターボブーストは AVX と NonAVX で異なる(非同期)クロックですから、筆者が選択する可能性のある物をピックアップして調べてみました。
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

※ 下のグラフからは E5-2689 v4 が抜けています(調査時点でAVXターボクロックが不明だった為)。

V4-TB.png

こちら↓は多コア品との比較です。上のグラフとは色が違いますので御注意下さい(そうやって混乱させる所が某社に・・・)。
V4-TBh2.png


伝統的に、Intelのハイエンド(筆者の中で)は3GHzで最多コアの品だと決めてきました。

IvyBridge-EPまでは、この法則で全コアTBも含めて考えると問題無く選定出来るのですが、Haswell-EP以降、この法則が崩れているのです。

恐らく Zen + GCN の脅威に対抗する為にMP用に設計した低クロック多コアの石をDP用に転化した為だと思うのですが、GPGPUの代りに強引にAVXを強化してバランスが崩れている側面も有ると思います。

有名大学の教授などもIntelやSIのセミナー洗脳を受けてAVX2やAVX512を自覚なしにステマして実態を見え難くしていると思うのです。

そこで、グラフの3GHzの所に赤線を引いて、最多コアはどれかと眺めているのですが・・・
 
ダイ・レイアウトやクロック設定から言って設計上のWS用ハイエンドは E5-2667 V4 だと思うのですが、マーケティング的な設定としては E5-2687W V4 がWS用ハイエンドに成っているのだと思います。そして筆者の基準から考えると E5-2697A V4 が最も近いのですが AVX の上限が 2.9GHz ですし、ダイ上の8コアが死んでいるのかと思うと、どれもが選択から除外されてしまうのです。
 
AMDがK8を出した頃、Intelは焦って新商品を無理矢理連発して微妙な製品ばかりが登場してはすぐに消えて行きましたが、その頃に雰囲気が似ているのです。当時の筆者は、しばらくIntelを買いませんでしたが、今回もそうなるかもしれません。

一言でいえば(筆者の気分的にですが)『アタリショックの再来』に近いのです。ガツンとくる強烈なインパクトの有る設定で出荷して欲しいですね。
 
 
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Re: No title

> AMDのRyzenが発売になりました。

みたいですね。
秋葉で深夜販売行列100人だとか・・・

6日に帰国した時に、在庫が有るのだろうか!?
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて二十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です(以降、Bull/nano/Ryzenと数台仮組レベルで組んでいます)。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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