AMD Ryzen7 プレミア価格

筆者は先日秋葉を散策していて完売御礼の札が並ぶなかで在庫が有った 1700 を39,800円で購入できましたが、先ほどAmazonを見ましたら6万円台(発売初日の店頭価格38,800円から+2万8千円)のプレミア価格が付いていました。1800X は10万円台(発売初日の店頭価格59,800円から+4万2千円)のプレミア価格ですから概ね倍くらいの価格に高騰しています。

価格コムによるランキングは本日時点で1位に Ryzen7 1700 が来ています。

筆者の入手したマザーボード(ASRock Fatal1ty AB350 Gaming K4)ではSMTのON/OFFが出来ませんでしたが先日公開されたβ版BIOS/UEFIにて対応したので、正式版も近日中に登場するでしょう。すくなくとも y-cruncher の結果は SMT の ON/OFF での差が誤差程度(平均して10%程度)しかありませんでしたが、これはIntelのCPUでHT(SMT)のON/OFFの差と概ね似た傾向です。仮想マシンの並列実行(PHPやRuby辺り、筆者はServlet世代ですが・・・)でどうなるか?によってサーバ業界への浸透具合も決まると思います。

本来デュアルソケット専門の筆者ですがNaplesが登場するまで我慢出来ずに衝動買いしてしまったRyzen7です。
付属クーラーの完成度が非常に高く、R9-nano との相性も抜群でVega10との相性も良さそうな予感、Naplesにも期待が持てそうで、とても嬉しいです。

Ryzen7 1700 のスペック(定格3GHz 65W)から想像するNaplesの16コア品(32スレッド)は3GHz 95W~120Wくらいで登場するのではないか?と推測しています(HBM2を搭載していた場合は全く想像出来ませんが・・・)。XEON E5-2697A v4 16C/32T 2.6GHz(TB-ALL 3.1GHz AVX2.9GHz) が 145W ですからIntelの価格改定やSkylake-EPの値段設定に大きく影響するでしょうし、Intelの暗部が発動しそうな予感です。

Naplasハイエンド品32コア/64スレッドはTB(TC) 2.8GHzという噂ですが、これから想像するに140W~160Wくらいではないか?と思うのです。XEON E5-2699 v4 22C/44T 2.2GHz(TB-ALL 2.8GHz AVX2.6GHz) 145W には充分対抗出来そうですが Skylake-EP がどうなるのか?

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Ryzen7 を Windows7 で

AMD Ryzen7 で Windows7 が動作するか?試しました。結論を言えば動作しますがMSがWindowsUpdateを阻止してきました
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

用意する物
 ・Windows7 64Bit SP1 インストールメディア(DVD)
 ・DVD-Rメディア(データ用)1枚と書き込み出来るPC
 ・SATA接続のDVDドライブ(又はブルーレイドライブ)
 ・SATA接続の新品SSD(又はHDD)
 ・PS/2ポートの有るAM4ソケットマザー
 ・PS/2接続のキーボード and/or PS/2接続のマウス
 ・Ryzen7、DDR4-DIMM、DX9c以降に対応したグラボ
 ・M.2を使う場合、Win7用ドライバの有る物を選択すると楽です。

手順
 0)別のPCでチップセットドライバをダウンロードしてDVD-Rメディアに書込
 1)ネットに接続しないで下記7)まで実行
 2)SATA ポート1にSSDを接続
 3)SATA ポート2にDVDドライブを接続
 4)その他は普通に組み上げて下さい。
 5)起動後BIOS/UEFIのBOOTメニューで起動順をSATA SSD最優先、次にDVD
 6)DVDドライブにWin7インストールメディアを入れてクリーンインストール
 ->M.2にインストールする場合、M.2ドライバをSATA SSDに入れ起動順はM.2優先
    Win7のインストール先を選択する際にSATA SSDからM.2ドライバを読み込む
 7)インストール完了後にDVD-Rに書き込んだチップセットドライバをインストール
 ->USBが利用可能に成る。
 8)ウイルス対策ソフト導入とWindows7のUpdate(DVDやUSBなどから入れる) 
 9)ネットに接続し、他に必要なドライバ類やソフト等をインストール。
 10)負荷テスト等を実施。

今回、筆者が利用したパーツ類のリスト
 CPU:AMD Ryzen7 1700 39,800円 (秋葉店頭で新規購入)
 MEM:店員に選定して頂いた8GB DDR4 8.700円 (秋葉店頭で新規購入)
 M/B:ASRock Fatal1ty AB350 Gaming K4 12,800円 (秋葉店頭で新規購入)
 M.2:Intel 600P 128GB 8,500円 (秋葉店頭で新規購入)
   ->Win7用ドライバが無い為KB2990941で対応
 SSD:Corsair MX300 275GB 10,000円 (以前、他の用途で購入)
 光学:Buffalo BRXL-16FBS-BK (21号機用のストック)
 電源:Corsair HX1000i 28,000円 (21号機:Naples + Vega10 用として購入)
 GPU:AMD Radeon R9-nano (昨年20号機用に衝動買い
 K/B:Gateway2000 G6 付属PS/2キーボード (20年以上前に購入
 マウス:Logitech M570 (以前より常用、チャタリング対策でスイッチ交換)
 ディスプレイ:BenQ G2400W (以前より常用)
 PCケース:MT-PRO 2500 マザーボード取り付けベース(まな板として利用)

Ryzen.jpg
 
Win10を使わない事に決めた筆者はWindows7のサポートが終了する2020年までにネット接続する端末は全てLinuxに移行する事に決めています。スマホのAndroid同様にPCでもLinuxが一般に普及する事を願っていますし、既にスマホやタブレットが有ればネットは充分な時代ですから、Windowsを入れたまま動体保存する機体はネットから隔離する予定です。

Windows7のインストーラは標準ではUSB3とM.2(NVM Express)に対応していない為、USB2世代のチップを搭載していないRyzen7対応マザーで組むとSkylake以降と同様にインストールが困難で、USBキーボードやUSBマウスを受け付けなくなります。その為、インストール初期にPS/2キーボードと、PS/2マウス、又はシリアルマウスが必要になります。

筆者が入手したマザーに添付されていた印刷物(日本語マニュアル)によるとBIOS/UEFIの設定項目の中に Legacy USB サポートや AHCI/IDE互換の切り替えなどのメニューが有るのですが、実際のBIOS/UEFIでは、これらのLegacy対応項目が全て削除されているのです。Win10へ強制移行させる為にM$の圧力で削除されたのか?それともCPU内蔵USB3コントローラ(ASmediaが設計したらしい)の問題によるのか・・・TigerMPX初期ロット(B1ステップ)の再来か?とも言える状況です。

USB3(xHCI)対策の抜け道(例えばWin10を入れてからWin7のインストーラを起動する、他の機体で途中までインストールする、GIGABYTE Windows USB Installation Toolなどのマザーボードメーカが提供するツールを使う、など)は幾つか有ると思いますが、可能な限り正攻法(筆者が思う正攻法)でのクリーンインストールを目指してみました。

M.2 と USB3 関連で苦労しましたが、その他は普通に動きました。 
Ryzen7Screen.jpg

CINEBENCH R15 では Sandy-EP 16コア/16スレッド@3GHz(TB-ALL) の結果を Ryzen7 1700 8コア/16スレッド@3GHz(定格)のスコアが上回っています。
 
Windows7のスケジューラはちゃんと物理CPUに優先的にスレッドを割り当てしてくれます。

並列演算のピーク性能はHaswell-ep以降のハイエンドCPUには負けるものの、Sandy/Ivy世代には充分勝てますし、Haswell以降とも最適化次第で簡単に逆転するでしょう。。

グラボは、動作チェック用のローエンド品を使っていましたが、その後、昨年購入したR9-nanoに換装してみました。
IMG_20170314_164738.jpg
Ryzen7eqin.jpg
 
電源が無音な事もあり全面的に空冷でありながら、Ryzen7付属クーラやR9-nanoもほぼ無音で、エアコンや冷蔵庫や時計の僅かな音が良く聞こえてきます。
 
 

Ryzen で Memtest86

掲載順が逆に成ってしましましたが、とりあえず組み上げて最初に実行しました。
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

ECC無しメモリをいくらチェックしてもアレなんですが、でもとりあえず基本ですよね!?
IMG_20170309_154744.jpg

その後、3月7日に公開されたばかりのBIOS/UEFIに更新しました。

スマホ撮影が下手糞でスミマセン・・・
  
 

Ryzen7 Coreinfo

AMD Ryzen7 の Coreinfoをとってみました。
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

BIOS/UEFI で メモリのインターリーブ設定を色々試してみましたが、先日の予想は外れていた様な結果になりました。ですがL3キャッシュは4コア(1モジュール)毎に共有している為、メモリアクセスコストは均一ではありませんからNUMA的な現象・挙動が起きる事は有ると思います。この辺りはACPIテーブルの記述次第な面も有る為、実際の物理構造は判然としませんしBIOS/UEFIの更新で状況も変化するかもしれません。

3DNow!! と FMA4 は搭載されていない様で、代わりに FMA3 は実装されていると思われ、 y-cruncher の XOP Miyu は警告が表示され停止しました(但し、Enterキーで続行出来たので何らかのカラクリがあるのかもしれません、もしかしたら裏命令としてFMA4が残っている可能性も)。 Ryzen7 で実行した場合 y-cruncher 0.7.1.9466b での最速は AVX2 Airi で、次点が ADX Kurumi でした。現時点で Ryzen は y-cruncher の全てのバイナリを実行出来る現時点で唯一のCPUかもしれませんのでソフト的な互換性は高そうです。

以下 Coreinfo の結果 -------------------

AMD Ryzen 7 1700 Eight-Core Processor
AMD64 Family 23 Model 1 Stepping 1, AuthenticAMD
Microcode signature: 0800110E

Maximum implemented CPUID leaves: 0000000D (Basic), 8000001F (Extended).

Logical to Physical Processor Map:
**-------------- Physical Processor 0 (Hyperthreaded)
--**------------ Physical Processor 1 (Hyperthreaded)
----**---------- Physical Processor 2 (Hyperthreaded)
------**-------- Physical Processor 3 (Hyperthreaded)
--------**------ Physical Processor 4 (Hyperthreaded)
----------**---- Physical Processor 5 (Hyperthreaded)
------------**-- Physical Processor 6 (Hyperthreaded)
--------------** Physical Processor 7 (Hyperthreaded)

Logical Processor to Socket Map:
**************** Socket 0

Logical Processor to NUMA Node Map:
**************** NUMA Node 0

No NUMA nodes.

Logical Processor to Cache Map:
**-------------- Data Cache 0, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
**-------------- Instruction Cache 0, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
**-------------- Unified Cache 0, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
********-------- Unified Cache 1, Level 3, 8 MB, Assoc 16, LineSize 64
--**------------ Data Cache 1, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
--**------------ Instruction Cache 1, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
--**------------ Unified Cache 2, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
----**---------- Data Cache 2, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
----**---------- Instruction Cache 2, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
----**---------- Unified Cache 3, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
------**-------- Data Cache 3, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
------**-------- Instruction Cache 3, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
------**-------- Unified Cache 4, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
--------**------ Data Cache 4, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
--------**------ Instruction Cache 4, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
--------**------ Unified Cache 5, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
--------******** Unified Cache 6, Level 3, 8 MB, Assoc 16, LineSize 64
----------**---- Data Cache 5, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
----------**---- Instruction Cache 5, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
----------**---- Unified Cache 7, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
------------**-- Data Cache 6, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
------------**-- Instruction Cache 6, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
------------**-- Unified Cache 8, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64
--------------** Data Cache 7, Level 1, 32 KB, Assoc 8, LineSize 64
--------------** Instruction Cache 7, Level 1, 64 KB, Assoc 4, LineSize 64
--------------** Unified Cache 9, Level 2, 512 KB, Assoc 8, LineSize 64

Logical Processor to Group Map:
**************** Group 0

世代ごとの拡張命令比較↓

CoreinfoResult2.png
 
 
 

AMD Ryzen 衝動買い

掲題の通りです。
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

秋葉原にふらっと寄って衝動買いしたのが下の物です。
Ryzen.jpg

衝動買いしたとは言え、電源は将来21号機になる予定の 2x Naples + Vega10 CFX を想定して1000W Platinum 電源を購入してきました。この電源は400Wまではファンが回転しませんので、恐らくRyzen7+GPU1枚では(コイル哭きが無ければ)無音です。それとSSDには筆者初のM.2を買ってきました。

シングルソケットは、AMD K6+ @600MHz で Win7 を起動して以来の6年ぶりで、デュアルソケット専門自作erの筆者としては異例のシングル板新規購入による自作であり、常用はしませんが Naples の板が登場するまでの数ヶ月間の遊び道具です。と言うか、昨日の記事に書いた様な事を自分で検証してみたくなったというのが購入した主目的です。人は新鮮な体験を求めて行動するというマーケティング法則に自ら従って行動している現実を実体験しました。子供の頃のプラモデルやラジコンやゲームの延長で当時から成長していないとも言えるかもしれません。

ところで Ryzen7 は3種類発売されていますが、ローエンド品でも 定格 3GHz(TC 3.7GHz)/8Core/16Thread/65W というのが凄いですね。Excavator比でIPCが1.56倍ですから 3GHz@Ryzen7 = 4.7GHz(TC 5.7GHz)@Excavator 8Module/16Core/65W 相当と言う事で、凄いものです。Piledriver 2.8GHz(TC-ALL 3.2GHz)/16Module/32Core の20号機と同程度の並列演算性能を出せるのでは?と期待感も有ります。

これから組んで色々試してブログに載せてゆく予定です。
ただし、今回入手したマザーボードはASRockのゲーム用マザーですから、筆者が普段使っている鯖板とは趣向が異なり、メモリのインターリーブ設定等がどうなっているのか未知の領域です。

余談ですが、秋葉原の棒店員曰く、先週の土日で Ryozen7 1800X は完売しましたとの事で、他の型番も多くの店舗で完売御礼の札がそこかしこに見受けられました。今のIntelのCPUには無い現象です。
 
 
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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