OSの推移 20年史

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
-----------------------------------------------

OSの推移と言っても今回はスパコンのTOP500で使われたOSの推移です。端末用OSの推移はタブレットやスマホなどを含めると実態不明と言わざるを得ませんし、自作PCのOSは統計を取っている機関が有りませんから不明です。ラズパイやPICを含めると誰も判らないのではないでしょうか?

TOP500-OS.png

この様に、一言で簡単に言えば UNIX が Linux に置き換わったのが20年間の歴史で、今年最多のディストリはCentOS(つまりDOS/V互換のx86-64)の様です。

初期にはDEC VMSの様な独自OSが乱立していた訳ですが、上記グラフ20年史の最初の数年にその名残(緑色)が有るだけで、以後はUNIX系のOSだけと言って良い状況です。後半のOther/Mixはクレイ版UNIXとLinuxの様なミックス構成で、VMSの様な独自のOSは私が調べた範囲では見付かりませんでした。

WindowsとMacOSXの挑戦は明らかな失敗に終わっている様に見えます。Windowsがランキングに初登場したのは2000 Serverで、次がServer2003クラスタ、最後がServer2008HPCですが最高でも4/500台で終始1%に満たずWindowsがランキングから消滅したのはWindows10の発売と同じ(つまり2015年6月のランキングが最後)でServer2012やServer2016はランクインしていません。

スポンサーサイト

Windows7の次のOSに付いて考える

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
-----------------------------------------------

Windows7は2020年1月でサポート期限が切れますが、筆者はWindows10には移行しない事に決めていますので別のOSを何か選択しなければなりません。

下記は現時点でのOS候補です。


CentOS 8 Workstation(または、RHEL Workstation)+ VMware
  次期バージョン8が近々登場しそうなので、それを試す予定です。
  やはりRHELの堅牢性をベースにしている事が大きなポイントです。
  下位互換には Wine ではなく VMWare Workstation を使う予定です。
  ※ XPから7に移行する時にMS自身がエミュレータを使ったのと同じ意図です。
 ---Ver7世代の参考価格---
  CentOS 7 Workstation 無料32Bit版 / 64Bit版
  RHEL 7 Desktop    $49~ ( 64Bit シングルソケット限定
  RHEL 7 Workstation   $179~64Bit限定/デュアルソケット対応
  RHEL 7 Dev Workstation $299~ ( 64Bit限定/デュアルソケット対応 )
 ---サポート終了日---
  2027年(予想)
 ---対象機体---
  32Bit機:5号機6号機7号機14号機
      ※:32Bit版が復活した経緯はAASIG参照、Ver8は?
  64Bit機:10号機11号機12号機13号機15号機16号機#2
       16号機#317号機18号機19号機20号機
       21号機(Naples-計画中)22号機(SkylakeSP-計画中)
 ---セキュリティ対策---
   基本:必要最小構成、ポートは基本全て塞ぐ、USB不使用
   有料:Symantec Endpoint Protection for Linux
   無料:ClamAV


Ubuntu 18.04 LTS + Wine
  次期LTSの18.04を試す予定です。
  現行バージョンは 日本語版 / オリジナル から入手できます。
  直近2年で見るとサーバ/デスクトップともにLinuxで最大シェア、
  Ubuntu LTS をベースに32Bit対応したLinuxMINTが人気急上昇中。
 ---サポート終了日---
  2023年4月(予想)
 ---対象機体---
  32Bit機:5号機6号機7号機14号機
      ※:32Bit版が無い場合には18.04ベースのLinuxMINT
  64Bit機:10号機11号機12号機13号機15号機16号機#2
       16号機#317号機18号機19号機20号機
       21号機(Naples-計画中)22号機(SkylakeSP-計画中)
 ---セキュリティ対策---
   基本:必要最小構成、ポートは基本全て塞ぐ、USB不使用
   有料:Symantec Endpoint Protection for Linux
   無料:ClamAV


Gentoo Linux
  全てを最適化するGentooが潜在能力を呼び覚ます!
 ---対象機体---
  魁??漢塾(Socket7):三号生二号生一号生新一号生
     XeonPhiのベースとして採用された事で知られる初代Pentiumの潜在能力
     は、TOP500の結果を見るまでも無く高い事で知られている。その一方で、
     オリジナルのPentiumが備える潜在能力は、常人には30パーセント程度
     しか使う事が出来ないと言われているが、Gentooは最適化コンパイルに
     より残り70%を引き出すことを極意としている。ちなみにPCI-Express版
     XeonPhi内部には専用カスタムLinuxが搭載されており、そのベースとして
     インオーダー最適化が施されたGentooが流用されたのではないかと噂され
     ているが定かではない。
     ※参考文献:明美書房「よくわかるGentoo Linux入門 2017年度版」
  32Bit機:4号機(Coppermine 1GHz)、5号機(Palomino 1GHz)、16号機#1(C5P 1GHz)
 ---セキュリティ対策---
   基本:必要最小構成、ポートは基本全て塞ぐ、USB不使用
   有料:Symantec Endpoint Protection for Linux
   無料:ClamAV


Linux で Office
 LinuxではMS-Officeは動かないといった内容をWebで頻繁に見かけますが、Android(Linux)には以前より対応済みなので既にLinux対応済みです。
 ではUbuntuなどのデスクトップ向けLinuxだけ狙い撃ちで動作しない様に見えるのは何故か?と言えば(MSの真意は判りかねますが)Windowsが売れなくなるからでは?というのが率直なというかぶっちゃけた話です。
 しかし、本当にUbuntuなどでMS-Officeが動かないか?と言えば実際は動きます。方法はWineというWin32互換レイヤをUbuntuなどにインストールすれば動く様になります。Wineを例えるなら関東人が関西弁を話すようなものです。
 現時点でWineはMS-Office 2013まで対応していますが2016は対応しているかどうか試していません。
 他の方法としてエミュ上でWindowsを動作させ更にそこにMS-Officeを入れる事です。
 LibleOfficeなどの互換アプリはMS-Officeで作成した文書ファイルが化けたり壊れたりするので、私は基本的には使いませんが全員で一斉に切り替えれば問題ありませんし、個人で初めから使うには支障も無いでしょう。


ブラウザ
 ブラウザはFireFoxを主に利用しようかと思います。理由はMozillaのマニフェストに共感したからです。特に次の一文です『04 インターネットにおける個人のセキュリティとプライバシーは必須のものであり、オプションとして扱われるべきではありません。』しかし残念な事にWindows10はLTSBさえも入力した文字がサーバに送信される仕様ですからクレジットカードの番号や暗証パスワードなどが筒抜けになりますのでWindows10は使いたくありません。逆にオープンソースLinuxの特徴の一つとしてオープンソース故にスパイ機能が有れば何をしているかバレバレですから安心感が有ります。


Flash Player
 Windows7の終了と同じ年の2020年にAdobeは全てのFlashの更新を終了すると発表していますので、今後は HTML5 + WebGL の様なオープンソースのWeb環境への移行が始まります(しかし歴史的にはオープンなWeb環境が流行しそうになるとMSがWindowsだけの独自仕様を少しだけ入れて上位互換と称して入り込み、独自仕様で囲い込みをして独占する流れを毎回作ろうとしてきますので今回も繰り返すだろうと思われます)。
 この事は2020年を境界線としてWebがFlashの無い新たな時代を迎える事を意味します。


Windows2000 Professional SP4 + Kernel32改
  軽い!サクサク!
  レガシーを極めるなら、これしかないでしょう!!!
 ---サポート終了日---
  既に終了
 ---対象機体---
  魁??漢塾(Socket7):三号生二号生一号生新一号生
     魁??漢塾は前世紀末(1997-1999) 混沌とした時代を切り開くべく
     登場した新人類(ニュータイプ)による世紀末双発電脳伝説として
     永遠に語り継がれてゆくだろう・・・
  32Bit機:4号機(Coppermine 1GHz)、5号機(Palomino 1GHz)、16号機#1(C5P 1GHz)
 ---セキュリティ対策---
   基本:1機に1台のファイヤーウォール又はスタンドアロン、USB不使用
   有料:ALYac Internet Security Pro \3,579-
   無料:ClamWin(ブログ読者様に教えて頂きました)


Windows XP Professional SP3
  32Bit時代の最終兵器、ライセンス認証はいつまで可能か?
 ---サポート終了日---
  既に終了
 ---対象機体---
  32Bit機:5号機(Thoroughbred 1.4GHz)、6号機(Tualatin 1.4GHz)、7号機(Foster 1.4GHz)
 ---セキュリティ対策---
   基本:1機に1台のファイヤーウォール又はスタンドアロン、USB不使用
   有料:ESET Endpoint Securityサポート終了日
      Kaspersky Endpoint Security 10.2.6.3733サポート終了日
   無料:ClamWin(ブログ読者様に教えて頂きました)


Windows7 Profesional/Ultimate SP1
  64Bit時代の安定OS、UIに付いては何も変更する必要が無いです。
 ---サポート終了日---
  2020年01月14日
 ---対象機体---
  32Bit機:5号機(Barton 2800+)、7号機(Gallatin 3.0GHz)、14号機(Sossaman 2.0GHz)
  64Bit機:10号機11号機12号機13号機15号機16号機#3
       17号機18号機19号機20号機
       21号機(Naples-計画中)22号機(SkylakeSP-計画中)
   BIOS/UEFIにて起動順を変更する形でLinuxとデュアルブートします。
   MacユーザがBootcampするのと同様に考えると良いかと・・・
 ---導入手順---
   ※:ネットワークに接続せずに実行
   ボタン電池交換後にBIOS/UEFIにて現在の日時を設定
   Windows7 + SP1 + 安定板ネットワークドライバ を クリーンインストール
   WindowsUpdateサービスを停止
   ※:下記を予めダウンロードしてCD-R等に焼いておき順番にインストール
   ※:インストール不要のエラーが出る物はスキップして次をインストール
   KB3020369
   KB3138612
   KB3160005 ←が入らない時は先にIE11(Patch本体
   KB3172605
   KB3177725
   KB3178034
   IE11(Patch本体
   WindowsUpdateサービスを再開
   下記セキュリティ対策を実施後にネットワークに接続
   WindowsUpdateの実行と各種ドライバの安定板インストール
   ネットワーク遮断
 ---セキュリティ対策---
   基本:ネットワーク遮断、USB不使用
   有料:ESET Endpoint Securityサポート終了日
      Kaspersky Endpoint Securityサポート終了日
      Symantec Endpoint Protection(2020/01/14)
   無料:Microsoft Security Essentials(2020/01/14)
   Win7は保険として残すだけでメインはLinuxに移行する予定です。
   NICドライバを無効設定にしてネットからは隔離します。
   現状維持ではなく、クリーンインストールからやり直した状態を
   ボリュームイメージごとバックアップをとり、その状態を維持しよう
   かと考えています。
   リカバリーフラッシュの様なネカフェ御用達の再起動でHDDが元の
   状態に戻る仕組みはRAIDに対応している物が見付からないので・・・


Windows10 Enterprise 2017 LTSB
 ---サポート終了日---
  不明
 ---導入検討対象---
  64Bit版:21号機(Naples-計画中)22号機(SkylakeSP-計画中)
  ※両機とも2017年発表のCPUだが、CPU発表以降 LTSB は未リリース
 ---セキュリティ対策---
  2016 LTSBで試した限りWindows10 Pro/Enterpriseと異なりEdgeや
  Cortanaや洗脳宣伝広告プロパガンダなどを含まず、改悪や不要
  な機能の強制導入をしない特徴が有りますが、試した結果、
  スパイウエアは健在でキーロガーが常時稼働しています。
  「設定」->「プライバシー」->「音声認識、手描き入力、入力の設定」
  にて回避できる様ですが、WindowsUpdate等が実行された際に設定が
  勝手に戻ってしまう可能性があります。
  筆者によるお試しレポートはこちら
  スパイ機能をファイアーウォール等で双方向完全遮断が出来るならば
  AMD Naples/Intel SkylakeSP以降の機体での導入を検討してみ
  ようと思います。


全機共通セキュリティ対策
 1:ファイヤーウォールの多重化とセグメント分割
 2:BadUSB対策としてUSBを基本的には使用しない
 3:メールソフト不使用(クラウド化によりウイルスダウンロード阻止)
 4:ブラウザプラグイン(FlashやJava)の基本不使用(使用機を限定)
 5:BIOS/UEFI/Firmware書換えプロテクト(別の記事で重点的に検討予定)
 6:パケットモニタ

 
総評
 プリンタもですが、OSの使い方を変えるの辞めて欲しいです。Windows10は使い方が変に変わった事だけでなく、どちらかと言えばスパイウエア内蔵&強制広告機能が嫌で使わない決断をした訳ですが、強制広告機能が無いLinuxでもバージョンが変わるとディレクトリ構成が変わって設定方法が変わるのは辞めて欲しいです。

 下記の新機能なら大歓迎です。

 1:今までより高速・軽量(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 2:今までより壊れ難い(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 3:今までより省電力(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 4:今までより小型軽量(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 5:今までより静音(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 6:今までより多機能(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 7:今までより安価(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)
 8:セキュリティ強化(但し操作方法は全く同じ、スパイ無し、広告無し)

 便利でスマートで高機能であっても、使い方や操作方法を変更されると、それを覚えるまでに非効率で多大な時間浪費をしている事に気付くはずです。そういった無駄な時間浪費が大嫌いなので使い方の変更は辞めて欲しいんですよね・・・

 と言いますか、Win7で充分便利ですよね!?何も変える必要無いと思いませんか?変えるとすればネットが遅いのを速くして!とか、スパイを辞めてセキュリティ強化して!とか、特定のアプリの問題点や機能不足は有ったとしても、OSに新機能や新UIが必要ですか?OSの使い方を変更する必要が有りますか?無いですよね?使い方の変更=時間を無駄にするだけです。それ以前にスパイ機能満載のWin10を企業に導入するの辞めませんか?


 
  

テーマ : 自作パソコン
ジャンル : コンピュータ

XeonScalable と EPYC / Threadripper

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
-----------------------------------------------

XEON GOLD 6154 にWS用途で対抗出来そうなAMDのラインナップは今のところ Ryzen Threadripper 1950X しかなく、EPYC ブランドでは未だ低クロック品しか登場していません。 いつもの事ではありますが・・・

XEON GOLD 6154  200W 18C/36T 3.0GHz/TB3.7GHz/TB-ALL3.7GHz(AVX低速)
Threadripper 1950X 180W 16C/32T 3.4GHz/PB4.0GHz/PB-ALL 不明 (AVX等速)
EPYC 7351     170W 16C/32T 2.4GHz/PB2.9GHz/PB-ALL2.9GHz(AVX等速)
EPYC 7601     180W 32C/64T 2.2GHz/PB3.2GHz/PB-ALL2.7GHz(AVX等速)

ですが、Threadripper はシングルソケットにしか対応していないので、デュアルソケット専門の筆者には縁が無いのです。
i9 7980XE はAVX-512のFMAユニット数が1かもしれません(現時点では未公開)。

Threadripperのハイエンドは16コアかつメモリ4チャネルでEPYCの半分しかなく、かつEPYCの16コア品と比較してもTDPが一緒にも関わらずクロックが非常に高い為、EPYCがダイ4個のMCMであるのに対しThreadripperはダイが2個なのだろうと適当に予想していましたが殻割りの結果を見るとEPYCと基本的には同じ物をベースにコアやメモリチャネルなどを半分Disableしているだけと判ります。つまり技術的には Threadripper と同等仕様のEPYCの製造が普通に出来る事を示している訳ですが現時点のEPYCラインナップには未だ高クロック品が無いという事です。なぜこうなっているかは謎ですがメモリコントローラが未だ改善の余地ありなのかもしれません(つまり8チャネルと4チャネルでTDPに大きな差が出る=コアクロックに影響する程にメモコンが電力喰い)。

XEON Scalable (Skylake-SP) は、 LCC / HCC / XCC の3タイプのダイが有りますが、XCCはMP向けの低クロック多コアのサーバ専用品と私は捉えていますので必然的に HCC のハイエンドがWS用途のダイだと思います。その為にネーミングがMCCではなくHCCであって、鯖用がXCCになっているのでは?と。加えて上述の通りDDR4のメモコンが電力喰いの為にIntelは8チャネルではなく6チャネルでバランスをとった可能性もありそうです・・・


CoreMA以降、歴代XEONの10年史からWS向けCPUを振り返ってみますと・・・

Prestonia   1C/ 2T 85W 3.0GHz 2003/Q1  6GF64 SSE2 / SMT
Nocona    1C/ 2T 103W 3.6GHz 2003/Q1  7GF64 SSE3 / 64Bit
Paxville    2C/ 4T 135W 2.8GHz 2005/Q4 11GF64
Woodcrest.   2C/ 2T 80W 3.0GHz 2006/Q2 24GF64*
Harpertown  4C/ 4T 150W 3.4GHz 2008/Q3 54GF64 SSE4.1
Nehalem-EP  4C/ 8T 130W 3.3GHz 2009/Q3 50GF64 NUMA / SMT
Westmare-EP  6C/12T 130W 3.4GHz 2011/Q1 82GF64
SandyBridge-EP 8C/16T 150W 3.1GHz 2012/Q2 198GF64 AVX
IvyBridge-EP  10C/20T 130W 3.0GHz 2013/Q3 240GF64
Haswell-EP   10C/20T 160W 3.1GHz 2014/Q3 496GF64 AVX2 / FMA3
Broadwell-EP  12C/24T 160W 3.0GHz 2016/Q1 576GF64
Skylake-SP   18C/36T 200W 3.0GHz 2017/Q3 1.27TF64 AVX512
※GF64 = GFLOPS@FP64

この様にIvyBridge-EPまでは順調に世代毎/1年毎に3GHz超のWSで使えるモデルが2コアづつ増えていましたが、2013年から2017年までの4年間はAVX2が追加された事くらいしか伸びが無く、、、しかし2017年のSkylake-SPで突如、増加ペースが復活(つまり1年で2コア増=4年×2コア=8コアがIvy世代から比較して増)した事になり、これはIntelが4年間出来る事をしていなかった=AMDに4年間対抗する必要が全く無かった、という事になり、やはりAMDの果たす役割は大きいです。この4年間はOpteronの新しいモデルが登場しなかった期間と合致しています。2014年のWarsawはAbuDhabiのリネーム品でワットパフォーマンス最適化モデルです。

参考までにK8以降、歴代Opteronの10年史からWS向けのリスト
Hammer  1C/ 1T 89W 2.2GHz 2003/Q4  4GF64 SSE2 / NUMA / 64Bit
Troy    1C/ 1T 93W 3.0GHz 2005/Q3  6GF64 SSE3
Italy    2C/ 2T 95W 2.8GHz 2007/Q1 11GF64*
Shanghai   4C/ 4T 115W 2.9GHz 2009/Q1 46GF64 SSE4a
Istanbul   6C/ 6T 137W 2.8GHz 2009/Q3 67GF64
Valencia  4M/ 8T 95W 3.0GHz 2011/Q4 96GF64 AVX / XOP / FMA4
AbuDhabi  8M/16T 140W 2.8GHz 2012/Q4 179GF64 FMA3
 --空白の5年--
SnowyOwl 16C/32T 180W 3.4GHz 2017/Q3 870GF64 AVX2 / SMT
Naples  32C/64T 180W 2.2GHz 2017/Q3 1.13TF64
※GF64 = GFLOPS@FP64

EPYCが電力喰いと言われる誤解の元になったのではないかと思うSupermicro H11DSU-iN(筆者の推測で書いていますのでハズレかもしれませんが御了承下さい)、EPYCは確かに電力喰いですが同世代のXEONよりTDPは20W低いのですし前世代のXEONと同程度の発熱ですから、あまり大袈裟に考え過ぎるのはどうかと・・・但し、それとは別にレギュレータの性能問題があります。
無題
この板の中央右側にCPU用の白い8pin電源コネクタらしきものが4個付いていますので、これを見たショップ店員が電力喰いだと勘違いしたのではないでしょうか?というあっけないオチの様な気がしているのですが、この白い8ピンコネクタは、このマザーボードではCPU用ではなくバックプレーン用の5V/12V専用コネクタです(マニュアルにそう書いてある)。

そもそもCPU用の8pinは規格上480Wまで耐えられる構造ですが、EPYCはTDP180Wなので 8pin 12V が4本必要になる事は無いと思うのです。

マニュアルによると、電源は、その上にある黒い細長い2個のコネクタで、これが専用リタンダント電源に直結され、白い8Pinコネクタは専用リタンダント電源からマザーボードに供給された5Vと12Vをバックプレーン(つまりSAS等のストレージ電源)専用に供給する為に用意されている特殊なコネクタです。誤解する様な設計はよくないですね・・・同様にGPU用の8pinらしき黒いコネクタが3個ありますが、こちらもマニュアルによると入力ではなくGPUへ接続する為の出力の様です。こちらのXEONマザーも同様の形状と構造なので、この手の品は共通なのかもしれません。

 
  

テーマ : 自作パソコン
ジャンル : コンピュータ

スパコン20年、ワークステーション3年

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
-----------------------------------------------

スパコン20年、ワークステーション3年は本当か?を筆者の自作PCを基準にし、検証してみようと思います。

魁??漢塾(Dual Socket7 : 430HX) 1997年 466MFLOPS(MMX 233MHz x2)
 20年前のスパコン 250MFLOPS ( Cray-1 )
 3年後のパソコン 450~1500MFLOPS ( Celeron300A / Coppermine 1GHz )

4号機(Dual Slot1 : 440BX) 1999年 1,350MFLOPS(Celeron300A@450MHz x2)
 20年前のスパコン 630MFLOPS ( HITAC S-810 )
 3年後のパソコン 2,100~6,000MFLOPS ( Tualatin 1.4GHz / Northwood 3GHz )

5号機(Dual Socket A : 760MPX) 2001年 5.6GFLOPS(AthlonMP@1.4GHz x2)
 20年前のスパコン 630MFLOPS ( HITAC S-810 )
 3年後のパソコン 7.6GFLOPS ( Prescott 3.8GHz )

7号機(Dual Socket 603 : i860) 2002年 12GFLOPS(Gallatin x2)
 20年前のスパコン 1.2GFLOPS ( NEC SX-2 )
 3年後のパソコン 12GFLOPS ( Pentium D )

9号機(Dual Socket 940 : nForce3) 2005年 22GFLOPS(Italy x2)
 20年前のスパコン 4GFLOPS ( Cray-2 )
 3年後のパソコン 48GFLOPS ( Core2 Quad )

10号機 ( Dual LGA 771 : i5000x ) 2006年
 48GFLOPS(Woodcrest x2)/1,150GFLOPS(8800GTX x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 4GFLOPS ( Cray-2 )
 3年後のパソコン 53GFLOPS(Nehalem-E)/43GFLOPS (IronLake GPGPU単精度)

15号機( Dual Socket F : nForcePro ) 2008年(2011年購入)
 92GFLOPS(Shanghai x2)/2,126GFLOPS(GTX285 x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 14GFLOPS ( アンリツ QCDPAX )
 3年後のパソコン 158GFLOPS(SandyBridge-E)/130GFLOPS(Sandy GPGPU単精度)

13号機 ( Dual LGA 1366 : i5520 ) 2010年
 144GFLOPS(Westmare-EP x2)/3,160GFLOPS(GTX580 x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 23GFLOPS ( NEC SX-3 )
 3年後のパソコン 172GFLOPS(IvyBridge-E)/640GFLOPS(Haswell GPGPU単精度)

19号機 ( Dual Socket C32 : SR5690 ) 2011年
 179GFLOPS(Valencia x2)/5,406GFLOPS(HD6970 x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 23GFLOPS ( NEC SX-3 )
 3年後のパソコン 384GFLOPS(Haswell-E)/768GFLOPS(Broadwell GPGPU単精度)

20号機 ( Dual Socket G34 : SR5690 ) 2012年(2015年購入)
 358GFLOPS(AbuDhabi x2)/8,192GFLOPS(HD7970 x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 23GFLOPS ( NEC SX-3 )
 3年後のパソコン 384GFLOPS(Haswell-E)/1,324GFLOPS(SkyLake GPGPU単精度)

17号機 ( Dual LGA 2011 : C602 ) 2013年
 480GFLOPS(IvyBridge-EP x2)/10,690GFLOPS(GTX780ti x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 125GFLOPS ( 富士通 数値風洞システム )
 3年後のパソコン 409GFLOPS(Broadwell-E)/883GFLOPS(KabyLake GPGPU単精度)

22号機 ( Dual LGA 3647 : C621 ) 2017年
 3TFLOPS(Skylake-SP HCC x2)/22TFLOPS(GTX1080ti x2 GPGPU単精度)

 20年前のスパコン 1.3TFLOPS ( ASCI Red )
 3年後のパソコン ・・・は未だ登場していません。

結論:
 スパコン20年説はパソコンと比べてだと思いますので、上記の通りデュアルソケットのワークステーションは20年前のスパコンを凌駕し2~10倍の性能を得ています。ワークステーション3年はハイエンドPCと比較しても概ね当たり!?
 クロック戦争が激化した2000年前後は例外的にPCの伸びが異常と言えるかもしれません。

今後の予測:
 初代地球シュミレータ 40TFLOPS 2002年 -> 2020年頃には個人でも
 BlueGene 360TFLOPS 2006年 -> 2025年頃
 初代「京」 10PFLOPS 2011年 -> 2030年頃

 さすがに「京」を超える性能が家庭に降りてくると考えると常軌を逸していると思われるかもしれませんが上記の通り過去20年の歴史を振り返ると充分に有り得る話です。そして地球シュミレータの性能はGPGPUの多連装によって、すぐ手の届く所まで来ています。
 逆に言えば、スパコンから20年後に同等性能が家庭に降りて来なくなった時が歴史の転換点だと思います。その時、何が起きるのでしょうね?スパコンの性能が伸び悩むか?それとも逆か?
 スマホのGPGPU単精度は現在500GFLOPSくらいの様ですからパソコンCPUに匹敵し = 20年前のスパコンに相当しますが、未だ新しい分野なので今後の推移がどうなるかは全く判りませんね。

余談といいますか政治的な何か:
 最近「インテル8080伝説」という本を何となしに読んでいました。著者の方は本来の意味での自作パソコンを実践された方で、その点において私の尊敬と羨望の対象です。
 この本には、スパコンの主流はIntel製のXEONばかりでOpteronが少数あり、他は訳アリで「神威:中国」や「京:日本」などは政治的な思惑で開発されたといった記載を目にしました。しかし、歴史的に見てXEONが主流なのは間違いなく米国政府主導の政治圧力の為せる業です。その意味ではXEONも含めて全ては政府主導の訳アリです。実際は・・・つまり米国政府がコンピュータの市場占有率や性能と製造会社を決定付けていると言っても過言ではありません。中国製スパコンが中国製CPUに成った事も米国政府由来の原因(Intel製品の輸出禁止など)が根っこに有ります。
 スーパー301条や日米スパコン貿易摩擦などの歴史を紐解けば、その根源が米国政府による政治的な圧力である事は動かし様の無い事実であって、これは元をただせば敗戦、更に遡れば人種差別や帝国主義が根っこに有り、戦後に本来とは逆の解釈を強要され植え付けられてきた事で多くの日本人が気付けないばかりか真逆の主張をしています。日本人は元々文字を今とは逆に書いていたのですが、そういった事さえ忘れています。
 技術屋的な視点だけだと、こういった部分が見えませんね。
 V70を使ったSMPでTRONを動かす・・・の様な国産自作を実践する右翼自作erが居ても良いかと・・・
 AMD EPYC がスパコン業界で Intel XEON に全く勝てないとすれば、それは GLOBALFOUNDRIES の主要株主がアラブ系だからとか、もしくは AMD の代表者が中国系だから、或いは AMD の主要株主が白人じゃないから、、、そういった技術とは全く別の理由である可能性が高いのだろうと疑いの目で見ざるを得ません。
 


  

Windows7 システム修復ディスク に システムイメージを統合出来ないか?

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
-----------------------------------------------

 この記事では、BD-R ディスク1枚でWin7をシステムバックアップ時点まで完全回復する事を目指します。

結論・・・
 CD-R に焼いたシステム修復ディスク + eSATA接続HDD(中身はRAIDデバイスドライバ+バックアップデータ)から 内蔵RAID へ リストアするのがベストの選択と結論付けました。それに加えてBD-Rにも保存すれば万全です。USBの方が楽ですか?BadUSB対策としてUSBを使わない前提です。

 HDDにバックアップを保存した場合、リストアする際に間違ってバックアップHDDに上書きリストアしてしまう危険を回避する為にはBD-R DLへのバックアップがベストだと思いますが、BIOSのブートローダがBDに対応していなければなりません。

 用途はWindows7の次のOSに付いて考えるの記事で書いたWin7をスタンドアロンで使える状態のバックアップと復元です。

 諸々含めて最も安全なのは2TB(512セクタ)のHDD数台に複製保存し、システム修復ディスクも数種類のメディア(CD-R/DVD-R/BD-R)に保存しておくのが良いかと思います。CD/DVD/BDドライブは内蔵もしくはeSATA接続する事でUSBを排除出来ます。eSATAが2ポート有れば一通り出来ますね。この方法での問題点が有るとすれば記憶媒体の寿命と経年劣化です。筆者自身の寿命と経年劣化の問題もありますが・・・

------ 結論に至る経緯 ------
 Windows7のシステム修復ディスクは追記が出来ない為、RAIDドライバやバックアップデータを追加書き込み出来ません。
もちろん、修復ディスクとRAIDドライバとバックアップデータを別々に用意すればシステム回復出来る訳ですが、回復作業がとても面倒で煩雑なのでスマートではありません。

 この用途だとWindowsPEに辿りつきますが、面倒です・・・という事で右往左往している筆者の様子を晒してゆこうと思います。

テスト1:
 BD-R DL にシステム修復ディスクを作成し、RAIDドライバとバックアップデータを追記出来ないか?
 ->失敗

テスト2:
 BD-RE DL にシステム修復ディスクを作成し、RAIDドライバとバックアップデータを追記出来ないか?
 テスト1よりも先に進めましたがシステム修復ディスクのフォーマットの関係で追記に失敗しました。
 ->つまり失敗

テスト3:
 テスト1で BD-R DL を使って作成したシステム修復ディスクからISOファイルを抽出し、ISO編集ソフトを使ってドライバとバックアップデータをISOファイルへ追記、そのISOファイルをBD-R DLに書き込む。
 ->成功、但し時間が掛る。

 ISOファイル編集ソフト候補
  Image Master 無料(GPL/寄付可)BD-R対応、失敗
  ISO Workshop 無料(商用有料) BD-R DL対応、失敗
  WinISO Standard 6.4.1 2,050円 BD-R DL対応、成功
  Magic ISO Maker 5,198円 未テスト

テスト4:
 上記テスト3と同じ事をDVD-R(CD-Rでも可)で試す。
 ->失敗(理由不明、書込みメディアの問題か?)
 ※バックアップ用途には、そもそも容量不足です。


初めからWindowsPEを試せば良かったというオチに成りそうな予感が増大してきました・・・



 
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR