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筆者が Ryzen 9 3950X に注目する理由

筆者が Ryzen 9 3950X に注目する理由は、次の3点によります。

1)構造的に昔のデュアルソケットそのもの
2)ECC対応
3)ワークステーション用と言っても過言ではない性能

それぞれ解説してゆきます。

1)構造的に昔のデュアルソケットそのもの
 下の写真は Ryzen 9 39xx を殻割りしたモノですが、①の部分が昔のCPU相当チップで、②の部分が昔のノースブリッジ相当チップです。①と②は Infinity Fablic で接続されていますが、これはまさしくFSB相当のバスで、②にはメモリコントローラとグラボ用 PCIe x16 及びサウスブリッジ接続用のバスを統合しています。
 この様に、構造的にデュアルソケットそのものですから、自作対象にするか悩ましいのです。
ryzenR9-3k.png

2)ECC対応
 一般向けPCの多くが対応していないECCですが、ECCは筆者にとって必須であってオプションではありません。車に乗る時に自賠責保険が必須である事と同義です(すくなくとも筆者にとっては)。
 霧箱の実験によらずとも、経験上、年数回のビット化けを体験している(ログに残っている)筆者にとってECCの無いメモリは噂話を妄信するのと等価です。

3)ワークステーション用と言っても過言ではない性能
 コア辺り 256bit FMA演算機を2基搭載し AVX2 にネイティブ対応、その物理コアを16個搭載し、ベースクロック 3.5GHz 、PCIe x16 Gen4 ですから現時点でグラボの選択肢に制限は有りません。欲を言えばメモリが4チャネル以上なら尚良しです。 Threadripper はデュアルではない( 4 = クアット もしくは 8 = オクタ ) ですから、その意味では筆者の対象外です。

 
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Ryzen 9 3950X 対応 BIOS が来た!

 3年位前にEPYCが入手できなくて衝動買いしたシングルソケットの Ryzen 対応マザー ASRoc Fatal1ty AB350 Gaming K4
Ryzen.jpg

IMG_20170314_164738.jpg

 3年前の板なのに最新の Ryzen 9 3950X 対応 BIOS P6.00 / P6.27(Beta) が公開されていました。

 1年待たずにサポートされなくなる印象のある自作パーツですが3年前の板に最新CPUが乗る、こういった流れが普通であって欲しいですし、たいした容量ではないのだから10年以上前の骨董品であってもBIOS/Firmwareは掲載し続けて欲しいものです。。

AMD Ryzen 9 3950X スペック
 16コア/32スレッド
 定格 3.5GHz / BOOST-MAX 4.7GHz
 L3 64MB
 拡張命令 AVX2
 TDP 105W

 AVX512には対応してませんが、あんなの飾りですからね。

 しかし、蛍光灯並みの消費電力で 16コア / 3.5GHz は凄いですね。
 AMD が初めて 1GHz を突破した 2000年3月のPC-Watchには65Wの記載がありますが、この時は 1コア / 1GHz ですし、メモコンなどは内蔵していない時代ですからね。
 AMD が初めて 3GHzを達成した 2006年4月のPC-WatchにはTDPの記載がありませんが TDP は 92.6W ( Opteron 256 ) で、こちらはメモコン搭載してます。1コアですけどね。
 4コア / 3GHz を達成した Opteron 2393 SE は 2009年発表 TDP 137W でしたが、その後の10年はAMDにとって黒歴史。
 その黒歴史からの逆転劇までは本当に長い10年でした。 2011年発表の Opteron 6282 SE は実質 8コア / BOOST-ALL 3GHz / 140W で競合とスペックでは競っていましたが世間一般の評価は黒歴史そのものでしたね。


 筆者の最近のポリシーとしては、デュアルソケット かつ 3GHz で最多コアを選択するのですが、EPYC 7302 は 16コア / 3GHz / 155W なんですよね、3950Xと比べると、ちょっとTDP高くありません? EPYC 7542 は 32コア / 2.9GHz / 225W なのですが全コアBOOST時のクロックが不明なんです。

 まとまりなくダラダラ書いてしまいました。。。

自作PCの仮組みをどこでするか

先ほど、ちょっと嫌な物を見てしまいました。

黒銀色の帯電防止袋の上にマザーを乗せて動作確認している光景で、しかも、それで動作しないからショップに持っていくと・・・

帯電防止袋は文字通り帯電を防止する目的の袋ですから当然ですが電気を通しますので、そんな物の上にマザーボードを載せて通電したらどうなるかなんて想像したくもないですが、、、袋の抵抗値がそこそこ高くて壊れていない事を祈るばかりです。。。

筆者はジャンク品を紙箱の上で動作確認する事は偶にありますが、基本この様に仮組み用にアルミ製のマザーボードベースを使っています。というか、このまま数ヶ月くらいなら使い続ける事もありますが、さすがに帯電防止袋の上では通電させられませんよね。。。
DSC01713.jpg

マイニングする為のクラスタ自作機などはラックに剥き出しのまま吊るしている光景を目にしますが、コスト対演算効率を追求するとそうなるんでしょう。私とは趣向が違います。

件の袋に入れっぱなしだとマザーに搭載されているバッテリが減るんじゃないかと心配したりもしますが、そこまで影響しないほどには抵抗値が高いのだと思います。後ほど、手元にある袋を何種類か抵抗値計測してみようかな。。。

AMD Ryzen7 プレミア価格

筆者は先日秋葉を散策していて完売御礼の札が並ぶなかで在庫が有った 1700 を39,800円で購入できましたが、先ほどAmazonを見ましたら6万円台(発売初日の店頭価格38,800円から+2万8千円)のプレミア価格が付いていました。1800X は10万円台(発売初日の店頭価格59,800円から+4万2千円)のプレミア価格ですから概ね倍くらいの価格に高騰しています。

価格コムによるランキングは本日時点で1位に Ryzen7 1700 が来ています。

筆者の入手したマザーボード(ASRock Fatal1ty AB350 Gaming K4)ではSMTのON/OFFが出来ませんでしたが先日公開されたβ版BIOS/UEFIにて対応したので、正式版も近日中に登場するでしょう。すくなくとも y-cruncher の結果は SMT の ON/OFF での差が誤差程度(平均して10%程度)しかありませんでしたが、これはIntelのCPUでHT(SMT)のON/OFFの差と概ね似た傾向です。仮想マシンの並列実行(PHPやRuby辺り、筆者はServlet世代ですが・・・)でどうなるか?によってサーバ業界への浸透具合も決まると思います。

本来デュアルソケット専門の筆者ですがNaplesが登場するまで我慢出来ずに衝動買いしてしまったRyzen7です。
付属クーラーの完成度が非常に高く、R9-nano との相性も抜群でVega10との相性も良さそうな予感、Naplesにも期待が持てそうで、とても嬉しいです。

Ryzen7 1700 のスペック(定格3GHz 65W)から想像するNaplesの16コア品(32スレッド)は3GHz 95W~120Wくらいで登場するのではないか?と推測しています(HBM2を搭載していた場合は全く想像出来ませんが・・・)。XEON E5-2697A v4 16C/32T 2.6GHz(TB-ALL 3.1GHz AVX2.9GHz) が 145W ですからIntelの価格改定やSkylake-EPの値段設定に大きく影響するでしょうし、Intelの暗部が発動しそうな予感です。

Naplasハイエンド品32コア/64スレッドはTB(TC) 2.8GHzという噂ですが、これから想像するに140W~160Wくらいではないか?と思うのです。XEON E5-2699 v4 22C/44T 2.2GHz(TB-ALL 2.8GHz AVX2.6GHz) 145W には充分対抗出来そうですが Skylake-EP がどうなるのか?

デュアルソケットマザーの現状
SuperMicr AMD板 Intel板
その他のメーカリスト
 
 
 
 

Ryzen7 を Windows7 で

AMD Ryzen7 で Windows7 が動作するか?試しました。結論を言えば動作しますがMSがWindowsUpdateを阻止してきました
 ->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。

用意する物
 ・Windows7 64Bit SP1 インストールメディア(DVD)
 ・DVD-Rメディア(データ用)1枚と書き込み出来るPC
 ・SATA接続のDVDドライブ(又はブルーレイドライブ)
 ・SATA接続の新品SSD(又はHDD)
 ・PS/2ポートの有るAM4ソケットマザー
 ・PS/2接続のキーボード and/or PS/2接続のマウス
 ・Ryzen7、DDR4-DIMM、DX9c以降に対応したグラボ
 ・M.2を使う場合、Win7用ドライバの有る物を選択すると楽です。

手順
 0)別のPCでチップセットドライバをダウンロードしてDVD-Rメディアに書込
 1)ネットに接続しないで下記7)まで実行
 2)SATA ポート1にSSDを接続
 3)SATA ポート2にDVDドライブを接続
 4)その他は普通に組み上げて下さい。
 5)起動後BIOS/UEFIのBOOTメニューで起動順をSATA SSD最優先、次にDVD
 6)DVDドライブにWin7インストールメディアを入れてクリーンインストール
 ->M.2にインストールする場合、M.2ドライバをSATA SSDに入れ起動順はM.2優先
    Win7のインストール先を選択する際にSATA SSDからM.2ドライバを読み込む
 7)インストール完了後にDVD-Rに書き込んだチップセットドライバをインストール
 ->USBが利用可能に成る。
 8)ウイルス対策ソフト導入とWindows7のUpdate(DVDやUSBなどから入れる) 
 9)ネットに接続し、他に必要なドライバ類やソフト等をインストール。
 10)負荷テスト等を実施。

今回、筆者が利用したパーツ類のリスト
 CPU:AMD Ryzen7 1700 39,800円 (秋葉店頭で新規購入)
 MEM:店員に選定して頂いた8GB DDR4 8.700円 (秋葉店頭で新規購入)
 M/B:ASRock Fatal1ty AB350 Gaming K4 12,800円 (秋葉店頭で新規購入)
 M.2:Intel 600P 128GB 8,500円 (秋葉店頭で新規購入)
   ->Win7用ドライバが無い為KB2990941で対応
 SSD:Corsair MX300 275GB 10,000円 (以前、他の用途で購入)
 光学:Buffalo BRXL-16FBS-BK (21号機用のストック)
 電源:Corsair HX1000i 28,000円 (21号機:Naples + Vega10 用として購入)
 GPU:AMD Radeon R9-nano (昨年20号機用に衝動買い
 K/B:Gateway2000 G6 付属PS/2キーボード (20年以上前に購入
 マウス:Logitech M570 (以前より常用、チャタリング対策でスイッチ交換)
 ディスプレイ:BenQ G2400W (以前より常用)
 PCケース:MT-PRO 2500 マザーボード取り付けベース(まな板として利用)

Ryzen.jpg
 
Win10を使わない事に決めた筆者はWindows7のサポートが終了する2020年までにネット接続する端末は全てLinuxに移行する事に決めています。スマホのAndroid同様にPCでもLinuxが一般に普及する事を願っていますし、既にスマホやタブレットが有ればネットは充分な時代ですから、Windowsを入れたまま動体保存する機体はネットから隔離する予定です。

Windows7のインストーラは標準ではUSB3とM.2(NVM Express)に対応していない為、USB2世代のチップを搭載していないRyzen7対応マザーで組むとSkylake以降と同様にインストールが困難で、USBキーボードやUSBマウスを受け付けなくなります。その為、インストール初期にPS/2キーボードと、PS/2マウス、又はシリアルマウスが必要になります。

筆者が入手したマザーに添付されていた印刷物(日本語マニュアル)によるとBIOS/UEFIの設定項目の中に Legacy USB サポートや AHCI/IDE互換の切り替えなどのメニューが有るのですが、実際のBIOS/UEFIでは、これらのLegacy対応項目が全て削除されているのです。Win10へ強制移行させる為にM$の圧力で削除されたのか?それともCPU内蔵USB3コントローラ(ASmediaが設計したらしい)の問題によるのか・・・TigerMPX初期ロット(B1ステップ)の再来か?とも言える状況です。

USB3(xHCI)対策の抜け道(例えばWin10を入れてからWin7のインストーラを起動する、他の機体で途中までインストールする、GIGABYTE Windows USB Installation Toolなどのマザーボードメーカが提供するツールを使う、など)は幾つか有ると思いますが、可能な限り正攻法(筆者が思う正攻法)でのクリーンインストールを目指してみました。

M.2 と USB3 関連で苦労しましたが、その他は普通に動きました。 
Ryzen7Screen.jpg

CINEBENCH R15 では Sandy-EP 16コア/16スレッド@3GHz(TB-ALL) の結果を Ryzen7 1700 8コア/16スレッド@3GHz(定格)のスコアが上回っています。
 
Windows7のスケジューラはちゃんと物理CPUに優先的にスレッドを割り当てしてくれます。

並列演算のピーク性能はHaswell-ep以降のハイエンドCPUには負けるものの、Sandy/Ivy世代には充分勝てますし、Haswell以降とも最適化次第で簡単に逆転するでしょう。。

グラボは、動作チェック用のローエンド品を使っていましたが、その後、昨年購入したR9-nanoに換装してみました。
IMG_20170314_164738.jpg
Ryzen7eqin.jpg
 
電源が無音な事もあり全面的に空冷でありながら、Ryzen7付属クーラやR9-nanoもほぼ無音で、エアコンや冷蔵庫や時計の僅かな音が良く聞こえてきます。
 
 
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて二十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です(以降、Bull/nano/Ryzenと数台仮組レベルで組んでいます)。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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