VIA eH1 (S3 Graphics 5400E) でMultiChrome は出来るのか?

現時点の成果から書いておきますが・・・

S3 Chrome 5400E での MultiChrome は今のところ成功していませんorz

試したのは、
 PC /  OS  /ドライバ/
14号機/WinXP-32Bit/v0511/画面にモザイク状ノイズ
14号機/WinXP-32Bit/v0517/動作に問題なし、但しMultiChromeは設定出来ない
14号機/Win-7-32Bit/v0262/画面にモザイク状ノイズ
14号機/Win-7-32Bit/v0266/両グラボにディスプレイ接続でフリーズ
13号機/Win-7-64Bit/v0266/動作に問題なし、但しMultiChromeは設定出来ない

XPでのScreenToys
MultiCromeTestXP2.jpg
MultiChromeが使える場合は、画像中央のプルダウンに「MultiChrome」が表示されるハズですが、表示しませんでした。

個々のグラボに接続したディスプレイは正常に表示出来ます。


Win7でのScreenToys
MultiCrome7.jpg
32BitのVista/7 では元々MultiChromeが使えない様ですが、それでもと思い見てみましたが、それらしき項目が在りません。筆者は誤解しておりました。Chrome5xxは32Bit版のVistaのみがMultiChromeに対応している様です。後ほどVista32で試してみます。

もしかしたら自動で勝手にMultiChromeに成っているかもしれないと思い、3DMark06で測定してみましたら、シングルカードの時とスコアが同一でしたorz

Win7では、2枚目のグラボにディスプレイを接続するとフリーズしました。XPでは問題無かったのですが・・・

以下、14号機に取り付けるまでの経緯です。
14号機のマザー(X6DLP)は元々1Uサイズのサーバを想定して設計されている為、PCIe x8 を2本利用するには特殊なライザカード(写真右)が必要ですが、このライザは1U専用設計の為に拡張カードをマザーに密接する様に平行に配置する事が前提なので、色々試行錯誤した結果、これを更にPCIe x16延長ケーブルでマザーに垂直方向にカードを配置出来る様にしました。
DSC00787.jpg
DSC00788.jpg

この様にグラボを接続しました。
DSC00792.jpg

改造したライザ+延長ケーブルを使い、下記の位置に接続します。
DSC00565-K.jpg
接続した様子↓
DSC00790.jpg
グラボ2枚ともドライバが認識してくれました。
MultiCrome7.jpg
但し、冒頭でも書きましたがXPですと両方のグラボにディスプレイを接続して使えるのですが、Win7では両方同時に使おうとするとフリーズしました。片方だけなら問題ないのですが・・・
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S3 Chrome 5400E の実力

前回に引き続き S3 Chrome 5400E ネタです。

徹夜で組み上げてベンチマークです(笑)
(構成は14号機のS3 Chrome 430GTを抜き取り交換しました)

消費電力14号機で計測)
Chrome 5400Eでのシステム全体の消費電力 70~100W
Chrome 430GTでのシステム全体の消費電力 90~120W(参考値)
電源モジュールが異なりますので明確には言い切れませんが、組み込み専用を謳うだけあって消費電力がChrome430GTと比較して省電力になっているかもしれません。(徹夜明けなので電源を戻して再計測する体力がありませんorz)
以前430GTで各電圧の消費電力を測定した時に430GTは主に+3.3Vを消費している事が判りましたが、5400EではGPU用VRMの1次側平滑が25V耐圧品になっていますので恐らく+12Vを主に使う様に変更して効率を上げたのでは無いかと思います。
※後ほど同一条件でGPUカードのみ交換して再計測してみます。
追記:
同一条件でGPUのみ変更し Chrome 430GT vs Chrome 5400E で比較してみました。
結果、システム全体での消費電力は誤差程度の差しかありませんでした。
Chrome430GTでは高負荷時に+3.3Vを3A以上使っていたのがChrome5400Eでは1A以下をキープしたままクランプ読みで数値が変動していません。ですが、+12Vには約0.5Aの差がありましたので、相殺されてシステム全体としての消費電力には殆ど差が有りません。
アイドリング時~高負荷まで似たような傾向で、若干5400Eの方が省電力の様ですがクランプの誤差程度の違いしかありません。
この事は性能が向上している事を含めて考えますと正常進化を遂げていると言って良いかと思われます。

スペックの比較(出典:S3 Graphics の HP
GPU      5400E  540GTX  530GT   440GTX  430GT
OpenGL    3.1    3.0    3.0    2.1    2.1
CoreClock  825MHz  800MHz  625MHz  725MHz   625MHz
MemoryClock 800MHz  850MHz  500MHz  700HMz  500MHz
MemorySize  512MB  256MB  512MB  256MB   256MB
MemoryType GDDR3  GDDR3  GDDR2  GDDR3  GDDR2
ChromotionHD  2.1   2.0    2.0    1.0?   2.0
MaxResolution WQXGA QXGA   QXGA   QXGA   QXGA

OpenGLとChromotionHDがマイナーバージョンアップし、最大解像度が向上ている事から、540GTXコアとは別物だと判りますが、内容的にはブラッシュアップ程度の小改良に留まっている様に思われます。

ハイビジョン動画ファイルの再生
明らかに向上しています。
動画支援機能のChromotionHDが2.0から2.1にマイナーバージョンアップしていますので、その関係かもしれません。
Chrome430GTではWipeoutHDで時々細かなゴミが表示されていたのですが、それが無くなりました。また、カクカク紙芝居で視聴に耐えなかった最凶ハルヒ(意図して重たくした動画)はnVidiaのPureVideoHD(VP2世代)と同程度に滑らかな再生になり、同じくVP2と同程度に50秒を過ぎた辺りから少しづつ描画遅れが発生します。
但し、再生能力が向上した分、CPU負荷が結構高くなっていますので、ドライバ側でソフト的に対応した部分があるのではないかと思われます。
Chrome5400EでHD動画再生中の負荷状況
14G-wipeoutHD-5400E.jpg
参考までに Chrome 430GT ではCPU負荷がほぼ無いに等しい状態(下のスクリーンショット参照)ですが再生能力は5400Eと比較して劣ります。
14G-wipeoutHD.jpg

YouTubeHD動画の再生
CPU負荷が60%~80%(動画による)に成りますが、概ね視聴可能な状態で再生出来ます。
但し時々カクカクしますので数フレーム跳んでるかもしれませんが、この辺りは通信状況なども関係しているかもしれません。
※ WindowsXPでは問題無いのですが、Windows7-32Bit環境では一つ動画を再生する都度に一旦ブラウザを終了しないとディスプレイドライバが死亡します。毎回ブラウザを終了すれば問題有りませんが、うっかり一度死亡させてしまうとブラウザのキャッシュが壊れる様で、こうなってしまうとブラウザのキャッシュをいったんクリアしない限りは以後クラッシュし続けます=キャッシュクリアで回復します。
AdobeのフラッシュプラグインとS3ドライバの連携でバッファオーバーランに似た現象が起きている様に感じます。筆者の環境(設定が原因?430GTのドライバ残骸が影響?)だけかもしれませんが・・・ドライバの更新で改善される事を期待します。


ベンチマーク
GPUコアクロック比で75%の Chrome 430GT と比較しますと明らかに1世代分以上の向上があり、特に顕著に現れたのは 3DMarkVantageと ゆめりあベンチ で、スコアが倍以上に向上しています。

まずVantageですが、スコアが P339 -> P852 に改善しています。

Chrome 430GT
14G-Vantage.jpg

Chrome 5400E
14G-Vantage-5400E.jpg

その他のベンチ
 Chrome 430GT -> Chrome 5400E

 3DMark06
  2134 -> 3222
  ※Vantageと比較して伸びが少ないのでDirectX10系を主に強化したのでは?

 FF11ベンチ
  LOW 5517 -> 5566
  HI 3616 -> 4147
  ※なめらかな画面でゲームするには問題なさそうです。

 FF14ベンチ
  LOW 340 -> 494 LoadTime 31247
  HI 165 -> 244 LoadTime 28960
  ※設定を下げる事が出来るならゲームできそうな雰囲気です。

 ゆめりあベンチ
  640x480 それなり 15017 -> 35755
  1920x1200 最高 2927 -> 5356

 MHFベンチ v1.02
  デフォルト 1100 -> 1728

 StreetFighter4ベンチ
  デフォルト 30FPS未満 -> 38.58FPS スコア8171 ランクD
  640x480 47.31FPS -> 51.80FPS スコア9522 ランクB
  ※解像度を下げてフルスクリーン表示にすればゲーム出来ます。

なぜか、このグラボに関しては設定を下げればどんなゲームも出来そうな雰囲気が有ります。
マルチクロームでのベンチ結果が今から楽しみですw

念願の・・・

S3 Chrome 5400E が手に入りました。

アメリカでVIA製品を主に扱うサイトで日本時間8:00AMに購入しました所、翌日の昼には自宅に届いたので衝撃的な感動が有りました。(配送手段にもよると思います)

例によって2個購入です。
DSC00749.jpg

前もって調べていた情報ではロープロ仕様で標準ブラケットが付属しないという情報でしたが、私の入手した物には標準サイズのブラケットが付属していました
写真の向かって右側が標準ブラケットに交換後、向かって左側はデフォルトのロープロ状態と付属していたブラケットです。

そして、これも前もって調べた情報では、この品は「Chrome」ではないという情報も有るのですが、箱には S3 Chrome(R) 5400E と書いてありますし箱右上のロゴマークにもChrome5400Eが書かれていました。

残念な事としては、S3のHPにはOpenCLへの対応が明記されているのですが、製品パッケージには記載されていない事です。単に記載忘れなのか、それとも本当に対応していないのかは、これから調べてゆこうと思います。
OpenCLを動作させる為には、ドライバ或いは開発ツール等にOpenCL.dllが添付されていないといけないのですが、CD-ROM及びVIA-HPに公開のドライバをインストールしただけではOpenCL.dllはインストールされませんでした。
この件は、S3 Graphics にメールで問い合わせ中ですが未だ回答がありません。

本題に戻り、S3 Chrome 430GT との比較です。
DSC00751.jpg
上がChrome430GT、下がChrome5400Eです。
箱に記載されているスペック上の違いは、
OpenGL 2.1 -> 3.1
Stereoscopic 3D に対応
最大解像度 2048x1536 -> 2560x1600
くらいで、他に目立った変更点といえば2台のデジタルディスプレイに対応した事でしょうか?

手元のChrome430GTには無いのですが、Chrome5400Eにはマザー側のスロットがPCI-Express Gen1なのかGen2なのかを設定するジャンパが有りました。
DSC00753.jpg

次の記事では、実際に装着して各種ベンチなどでChrome430GTとの比較をしてみようと思います。
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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