とりあえず、ソケット化を行いました。

ASUSのマザー直付けDALLASリアルタイムクロックをソケット化改造しました。
DSC01030.jpg

集中しすぎて作業中の写真を撮り忘れましたが・・・
元々のチップを取り外してソケットを付けます。
私の手順としては、
1:ハンダを盛る goot 高密度集積基板用 0.6mm SE-06006RMA
  ハンダを吸取りやすくする為に一旦盛りました。
  ハンダ融点は190℃ですが元々マザーに付いてるものは、
  もう少し融点が高いと思います。
2:ハンダを吸取る HAKKOWICK FR120-02
  温調式ハンダコテ350℃設定
  この時点でDALLASが抜けそうですが、
  強引に抜くとスルーホールを破損する恐れが有りますので我慢します。
3:低温ハンダを流し込む Sunhayato SMD-51
  多すぎるくらい流し込み元々の半田と混ぜて全体の融点を下げます。
4:半田コテを充てたまま低温ハンダの融点以上をキープしつつDALLASを抜取ります。
  この写真は前回、別のマザーから抜き取った時の同様の手順を踏んでいる時の
  写真です。
  DSC00941.jpg
  大盛りで若干酸化している様に見えるのが低温ハンダです。
5:半田コテの温度設定を250℃に下げ吸取り線で低温ハンダを可能な限り
  吸い尽くします。ここで取り除いておかないと部品を取り付けた後に
  クラック(ひび割れ)が起き易くなり、また、融点が低すぎて、
  ちょっとした発熱でハンダが解けて事故に成りかねません。
6:半田コテの温度設定を350℃に戻してソケットを半田付け。
  利用したハンダは最初の物と同じ0.6mm品です。
7:フラックス洗浄液で残渣を洗浄して仕上げます
  DSC01028.jpg
  改めて良く見ますと周辺のスルーホールにフラックスが少し残っていますねorz

※低温ハンダを使う時は、コテ先やコテ先のクリーニング関係を低温作業用
 と通常作業用で別けた方が、低温ハンダの混入を防ぐ意味で良さそうです

小型のDIP槽でも有れば一瞬で取れるのですが、今回の様に半田コテ一本で処理するのはなかなか大変です。

元々のチップも未だバッテリが生きていましたが、そろそろ寿命が近づいていると思いますので互換品を新規購入して差し替えし順調に稼動中です。
DSC01032.jpg

元々刺さっていたDALLASは構造解析後に内臓バッテリを取り外し、電池交換が出来る様に改造する予定です。
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DALLAS DS12B887 と ODIN OEC12C887

最近、筆者はAT世代のジャンクSocket7マザーを数枚買ってきました。

理由は、この記事に由来しますが、要はボタン電池の搭載されていないマザーの寿命延命措置を講じようという事です。

で、簡単に書きますと、ボタン電池の無いマザーは、DALLASと書いた時計マークのICチップに電池が内臓されているという情報を読者の方から得まして、早速データシートを参照してみましたところ、その通りでした。

ですが、DALLASチップは蓋が有る訳ではなく、外見は、ちょっと大きめのICにしか見えません。

DALLAS DS12B887
DSC00937.jpg

そこでDALLAS製のリアルタイムクロックDS12B887を構造解析して電池を取り出し交換出来る様に改造しようという事なのですが、現物を分解して壊してしまっては意味が無いので、同じ物を入手しようとジャンクSocket7マザーを購入しているのですが・・・なかなか同型のリアルタイムクロックが搭載されたマザーに行き当たりませんorz

そんな中、見付けたのがコレです。

ODIN OEC12C887
DSC00939.jpg
既に写真撮影の前に分解を開始してしまったのですがw

とりあえずハンダを吸い取り、こんな感じで低温半田を盛って、融解した状態をキープしつつ基板から取り外しました。
DSC00941.jpg

型番から推察しますと互換品の様ですが、若干型番が異なりましたので対応してそうなDS12B887とDS12C887のデータシートを参照しますと、両者の仕様は若干異なりますが両方ともDS1287互換品で物理的にもピン互換が有り、差し替えても動作しそうで、実際動作しました!

但し、NV-RAM(CMOSと呼ばれる部分)のサイズが1Byte異なり、DS12B887が2桁西暦、DS12C887が4桁西暦でYYYY/MM/DDというよりCC/YY/MM/DDでCCはCenturyつまり世紀を表し、現在であれば21世紀です。
この追加されたCC以外は互換性が有り、その為にCC部分が今の所は悪影響せずに偶然動いたという事でしょうか?

DSC00942.jpg
この写真の赤丸で囲ったピンはRAMクリアですが、片方にはピンそのものが有りません。
けど、有っても無くても動作するのか?特に今のところ問題なさそうです。
他にもピンNo1が12B887はNCで12C887がモトローラ/インテルの切り替えピンで接続しないとデフォがインテルなので問題なさそう。あとピンNo18が12B887はNCで12C887がリセット信号でした。B型とC型をインテルで使う時の違いはRAMクリアするかリセット信号を使うかの違いの様ですリセット信号は電圧が安定してから200msで入れる一般的なICのリセット信号でした。それと、いわゆるCMOSクリアの手順も違う様です・・・ってCMOSクリア出来ないじゃないですかorz けど、クリアしなきゃいいんですwデフォルトロードで我慢します。

剥がした場所はソケットにして、差し替え出来る様に改造し、あとは電池外だし仕様に改造するのみです。
それで安定動作したら、次はオリジナルのDALLAS側を構造解析し、改造する予定です、オリジナルのDALLASの改造に成功すればCMOSクリアも問題無く出来る様になりそうですね。

追記:
DS12B887で探していた時は見付けられなかったのですが、DS12C887で探すと今でも製造されている様で、1000円程度(千個ロット価格の単価が$4程度)で新品が入手可能でしたので、早速購入してしまいました。
ピン配置や2桁西暦など総合しますとDS12B887に一番互換性が高い現行モデルはDS12887Aでしたので、こちらを2個購入、DS21C887も念の為購入しました。
そこで、今回はソケット化の改造のみとし、構造解析や電池交換改造などはしないかもしれません。

追記2:
DALLAS製のバッテリ寿命はデータシートによると10年、かつ、外部電源の供給で延命可能
ODIN製のバッテリ寿命はマニュアルによると5年程度、外部電源での延命可否は不明
実際、ODIN製は既にバッテリ切れですがDALLAS製は95年製造なのに今でもバッテリが生きています・・・ですが寿命が近いのはほぼ確実でしょう。
DALLAS製はデータシートによりますと、ストック状態では内臓オシレータが停止している為、バッテリは殆ど消費されない様です。最初に稼動させた時にNV-RAM上のフラグが立って、それ以降はソフト的にフラグを下げない限りは基板から取り外しても時を刻み続ける様です。

追記3:
無駄知識ですが・・・
DS12887AやDS12C887Aなどの型番末尾がAの品は21ピンがNV-RAM(CMOS)クリアピンです。
CMOSクリア動作を行う為には、この21ピンをGNDに接続すれば良いのですが、静電気防止スポンジ等に挿してしまうと21ピンとGNDが接続されてしまいクリアされます。クリアされるだけならまだ良いのですが、この21ピンは内臓バッテリにプルアップされている為、静電気防止スポンジに挿したり帯電防止シート等に入れた状態のまま保存してしまうとバッテリが切れてしまいます。

Prime95 も、とうとうP5を見捨てたのか・・・

先日紹介しましたデュアルソケット7の P/I-P65UP5 + C-P55T2Dですが、負荷試験をしようと思いまして、Prime95をDLして起動してみましたところ、例の「Excaption iliegal instraction. code 0xc000001d」で異常終了してしまいましたorz

そこで旧バージョンを辿ろうと思い、1コ前のメジャーVerをDLしたらうまく動きました・・・

つまり、極々最近になってP5を対象外にしたって事なんでしょうかね?

近々、K6+でも試してみようと思います。

ASUSの変態マザー、始動?

ASUSにしては珍しい、ASRok並の変態マザーを紹介します・・・

と言っても、年代物のATマザーですが()笑
DSC00813.jpg

ご存知の方は居るかもしれませんが、ASUS P/I-P65UP5 というマザーボードです。

見ての通り、このマザーにはCPUソケット/CPUスロットが有りません・・・
そればかりか、ノースブリッジも在りません・・・

では、どうやって使うかと申しますと、CPUボードを取り付けて使う訳ですが、

そのCPUボードがまた変態でして、
DSC00816.jpg
CPUファンが歪なのは置いといて・・・
デュアルソケット7でノースブリッジと2次キャッシュが搭載されていますが、CPUボードにした理由らしきものがありまして、これとは別にデュアルソケット8版のCPUボードもあり、差し替えるとメモリや拡張ボードがそのまま ソケ7 <-> ソケ8 を入れ替えて使えるという変態マザーです。

このマザー以外にソケ7とソケ8の両方が使えて、かつデュアルっていうのは無いんじゃあないでしょうか?

余談ですが、以前は秋葉原でもISAカード形状のマザーを時々見掛ける事が有りました(今でもAdvantechという会社が取り扱いしている様です。フルサイズCPUカード/スロットCPUボード等で検索するとヒットします)が、雰囲気としては似ていますね。又、仕組み的にはMacで類似の構造を見掛けた様な気がします。それと、消滅直前のIWillがデュアルソケット940のCPUボードを4枚挿せる変体マザーを設計してサンプル展示していた様な記憶があります・・・

余談はさておき、それ以外に細かな変態構成としては、
2:ATマザーでありながらCPUボードにPS/2コネクタが付いている
3:CPUボードが標準的なケースでは収まらない位置
4:この時代には珍しくPCIスロットが5本有る
5:この時代のしかもATマザーには珍しくPCIスロットに3.3V電源が来ている
※ATマザーで利用する標準的なAT電源には3.3Vが無いのでマザー上で降圧して3.3Vを生成する必要があります。

ところで、ATマザー初体験の筆者は知らなかったのですが、ATマザーは一般的にボタン電池が無いんでしょうか?
DALLASと書かれた大きめのケースに収まったリアルタイムクロックモジュールがボタン電池や電源が無い状態でも時を刻み続けている様で凄いです!小容量の充電可能なキャパシタで稼動しているのか?仕組みは判りませんが、故障率が低いのなら交換が必要なボタン電池より、こちらの仕組みの方が良さそうなんですが、何で最近は採用されないんでしょうね?

まぁ、それはさておき、
こんな感じで組み上げまして、XPが普通に入りました。
DSC00806.jpg

困った点としては、BIOSのブリッジ初期化が甘い様でESCDの情報が欠如していて、マルチファンクションのPCIカードや、PCI-PCIeブリッジを搭載したPCIカードが正常に動作しない事でしょうか・・・PCI版のGeForce8400GSなども標準VGAとしては正常動作しますが、ドライバを入れる事が出来ません。

という事で単機能のPCIカードしか使えませんが、ブリッジ非搭載のPCIカードなら大丈夫ですし、それ以外の点では今の所はATX586よりも安定しております。

弱点がPCIブリッジ搭載PCIカードでのBIOS動作という事と、同じAward BIOSと言う事で、このマザーとATX586の両方のBIOSを同時に調査・改造した方が効率が良さそうです。但しASUSのBIOSは若干やっかいですが・・・

追記:
オンボードUSBが有るのを発見しました。BIOSにもUSBの項目があり設定をENABLEにするとOSがUSBを認識しましたがESCDの情報が少し欠如しているらしく、OS(XP)側でリソース割り当てに失敗しました。
 
追記2:
もう1つ困った事を書くの忘れてました・・・
倍率指定が3.0xまでしかないので233MHzのMMXが200MHzに成ってしまいます。
少し調べれば簡単な改造で対処出来るのかも?
P3DREの時にやったCPUソケットの改造と似た様な改造で対応出来そうな予感がしてます・・・後ほど調べます。
・・・で、少し調べたら何となく判りました。MMXの場合は1.5xの設定が3.5xとして機能し233MHzに成る様で、マニュアルで1.5x設定と記載されている組合せで問題無く233MHzで稼動してくれました。ソケ7初心者の筆者は、こういう基本の部分を知りませんw
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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