ロゴ!

デュアルソケット対応の x86-32/x86-64 CPUのロゴです。
掲載順はアルファベット順です。


AMD x86-32
AMD K6 は、独自(もしかしたらOpenPICかもしれない)SMP対応機能を搭載していた様ですが、それに対応するチップセットが登場しなかった為に、K6対応デュアルソケットマザーは登場しませんでした(筆者のK6自作機)。AMDでデュアルソケットに対応した初のチップセットはK7世代のAMD-760MPチップセットで、このチップセットとK7にはIntelからライセンスを受けてAPIC互換機能が搭載されています。

K7 Athlon MP K7AthlonMP.jpg Barton 2003 K7BartonMP.jpg
筆者の自作機:3号機5号機


AMD x86-64
K8 Opteron K8Opteron.png Hammer 2003 K8HammerOpteronLogo.gif
当初は右側のロゴを使っていたのですが、恐らく64bit対応を積極的に宣伝する目的でロゴを左側の物に変更したのだと思われます。筆者はOpteronを購入した際にAMD64ロゴ入りTシャツをもらいました。
筆者の自作機:8号機9号機11号機15号機#1

K10 Opteron K10Opteron.png
筆者の自作機:15号機#219号機#1

Bulldozer Opteron BullOpteron.png Piledriver PiledriverOpteron.png
ロゴがいつ変更に成ったのか不明瞭ですが、概ねPiledriver以降ではないかと思います。
筆者の自作機:19号機#220号機

Zen EPYC ZenEPYClogo.jpg
なんとなくK10世代のロゴの流れを汲んでいる雰囲気が有りますね。
筆者の自作機:21号機


Intel x86-32
Intelは80286までIBMからの要請でセカンドソース(供給不足を補う目的で同等品を他社にも生産してもらう)を積極的に行っていましたが、生産能力が安定してきた80386(i386)以降はセカンドソース排除志向に転化し、型番を真似されない様に度々名前を変えました。 80486 -> i486 -> IntelDX4 -> Intel486

80486(i486) i486.png DX2 i486DX2.gif DX4 i486DX4_2017122402562411c.jpeg
82489DX(初のAPIC実装)チップセットと組み合わせる事でSMPに対応した最初のx86-32系CPUです。以後のx86系マルチプロセッサは、この82489DX(APIC)互換として動作します。これ以前にもメーカー独自で80386のAMP実装は有りました(例:Compaq System Pro 386)が、標準的なデュアルソケットの実装はAPICを基本とした互換機能をベースに動作する為、この記事では486以降のAPIC対応CPUをデュアルソケット対応として掲載しています。(但し、APIC機能がCPUに内蔵されるのはP54C世代のPentium以降で、それ以前のCPUはマザーボード上に3個のAPICチップを搭載する必要があった)
筆者の所有機としては零号機と壱号機の間にノートPCとしてTOPOWERの様な名前のメーカー製486ノートPCを持っていましたがシングルソケットです。FreeBSDを入れて自宅サーバにしていた記憶が有ります。なぜノートPCを自宅サーバにしたかと言えばバッテリーを搭載していて停電や瞬電に強いからで非力でも活躍してくれました。

P5 Pentium P5P5logo.jpg P54Cpentium.gif P55C MMXlogo.png
P54Cのいつ頃からロゴが変わったのかは明確に調査出来ていませんが、仮にP5とP54Cで別けています。P54Cの主な変更点の一つにAPICを搭載してデュアルソケットにCPUが対応した事です。P5まではマザーボード上にAPICを3個(CPU用2個、チップセット用1個)乗せなければデュアルソケット化出来ませんでした。
商標権が取得出来ない数字の型番を排し、Pentiumの名称で商標を取得。更に1990年代後半には表に出さない内蔵部品ロゴから表に出す 「インテルはいってる」 -> 「Intel In It」 -> 「Intel Inside」 の様に社名ロゴをマーケティング(キャッチコピー)ロゴに変更してゆきました。その後Core世代の到来まで 「Intel Inside」ロゴは継承されました。
筆者の自作機:魁??漢塾

P6 Pentium Pro パッケージ PPRO.png 筺体シール PenProLogo.png
この世代以降は、名称(商標)に加えてソケット互換をも排除し、市場独占を目指してゆきます。
筆者初のフルタワーDOS/V互換機(メーカー製シングルソケット)

P6 Pentium Ⅱ P2logo.png XEON P2XEON.png
筆者の自作機:1号機4号機

P6 Celeron 300A Celeron300A.png
伝説の300Aです。
筆者の自作機:1号機2号機

P6 Pentium !!! P3logo.png XEON P3XEON.png
筆者の自作機:4号機6号機

Netburst XEON NTBXEON.png
筆者の自作機:7号機


Intel x86-64
Netburst XEON noconaXEON.png
筆者の自作機:0A号機/10号機

CoreMA XEON CoreXEON.png
筆者の自作機:12号機V112号機V2

Nehalem-EP XEON XEON5500logo.jpg
筆者の自作機:13号機に搭載可能ですが13号機はWestmare-EP専用にしています。

Westmare-EP XEON WestmareXEON.png
筆者の自作機:13号機

SandyBridge-EP XEON SandyBridgeXEONLogo.png
筆者の自作機:17号機

IvyBridge-EP XEON HaswellXEONlogo.png
筆者の自作機:17号機

Haswell-EP XEON HaswellXEONlogo_201712240218206ae.png
筆者の自作機:この世代はスキップしました。

Broadwell-EP XEON SkylakeSP.png
筆者の自作機:18号機として制作するかもしれません・・・

Skylake-SP XEON xeonscalableB.pngxeonscalableS_201712281603190f1.pngxeonscalableG_2017122816031866f.pngxeonscalableP.png
筆者の自作機:22号機(予定)
 

VIA x86-32
C3 nehemiah (C5P) C3nehemiah.jpg
C5PでAPICに対応した為、SMPが可能となりました
筆者の自作機:16号機#1


VIA x86-64
VIA C5P以降の後継品はオンボードばかりで物理的にデュアルソケットに対応した物は見当たりませんが、Nano x2 以降は物理的には1CPUでも論理的にはデュアル/クアッドソケット扱いです。その為、Windowsではパッチを当てないとHomeエディションなどでシングルコアとして扱われてしまいます。
筆者の自作機:16号機#3
 
※社名やロゴや商品名などは、それらの企業に帰属します。
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GeForceデータセンター利用禁止条項は偽物?

nVidiaサイト側のドライバ・ライセンス条文に、データセンター利用禁止条項が 2.1.3 Limitations.の4項として記載されています。(URLの日付けは2009年3月ですが恐らくこれは公開日で、問題の4項が追記されたのは2017年12月と推定されます)

ですが、2017年12月23日現在GeForceサイトのドライバ・ライセンス条文から2.1.3 Limitations.の4項が削除(又は、元々4項は記載無し)されています。

WayBack Machineによりますと、nVidiaサイト側の過去の記録が有りませんが、GeForceサイト側の履歴が残っていて2011年以降で問題の4項目の記載は何処にも有りません。

この場合、法的にはGeForceサイト側のライセンス条文を読んでドライバーをダウンロードした場合は問題無さそうですが、nVidiaサイト側の4項目に記載が有るライセンス条文を読んでドライバーをダウンロードした場合はデータセンターで利用出来ない可能性が有りそうです(但し、確定判決は未だ出ていない)。

参考までに、インストール時に表示されるライセンス条文もチェックしてみました。
388.31(2017/11/15):4項目の記載無し(Titan X/Xp/1080ti 対応ドライバ)
388.43(2017/11/30):4項目の記載無し(Titan X/Xp/1080ti 対応ドライバ)
388.59(2017/12/07):4項目の記載有り(Titan V 初対応ドライバ)
388.71(2017/12/20):4項目の記載有り

インストール時に表示される使用許諾は388.43までが Version 2 ですが、388.59 以降は Version 3 に更新されています。

つまり、11月30日までは4項目の条文は無く、12月7日からは4項目の条文が有ります。その間のベータ版等もこれから追跡してみます。

と言う事で、ライセンス条項に4項目の追記が無いGeForceサイト側から388.43以前のドライバをダウンロードして使うぶんには法的にも全く問題無さそうですが、nVidia側のサイトから2017/12以降にダウンロードしたドライバや388.59以降のドライバは諸々の物議を醸すのでしょう・・・

ブロックチェーン用途は許可しますと特例が記載されているのは、簡単に言えばBitコイン採掘などの仮想通貨マイニング工場は許可しますって事ですから、マイニング用途も売れ行き次第ではnVidiaが突如として特例条項を削除して大規模マイニング工場の蓄財を根こそぎ回収しようとする可能性が有りそうですが、今回はAI用途やスパコン用途を狙い撃ちして収穫しようとしている事になります。

これらを総合すると、タイミング的に、東京地検特捜部が動いた PEZY の件と一緒に考えるべき事案である事は明らかで、このタイミングで炎上を演出した人も、この一連の芝居に関係している可能性が有りそうです(特に Radeon に付いて記載していない文章は怪しい)。

2017年12月06日:東京地検特捜部が PEZY 社長を逮捕(有罪/無罪は未確定
2017年12月07日:データセンタ利用禁止条項をライセンス条文2.1.3の4項目に追記
2017年12月08日:TITAN V発表(米マスコミ報道)
2017年12月19日こちらのニュースを元にネットで炎上
2017年12月20日:大手マスコミが掲載しはじめる

こちらを参照しますと経緯がある程度見えてきますが、突然ライセンス条項を変更してくるのは戴けませんね・・・
ハードを購入した時点では、そんなライセンス条項なんて、どこにも記載されていなかった訳ですし、そもそもGeForceサイト側のライセンス条文には本日現在まで問題の記載は無いのです。

さくらインターネットさんは Titan X ですから先述の通り問題の条文が必須となる Titan V ではないので 388.43以前のドライバをGeForceサイトからダウンロードして使えば良いと思いますね。その様にnVidiaからの連絡文章にも記載されているのですから、それで問題無いと思います。そのうちGeForceサイト側のライセンス条項もこっそり修正される可能性が有りますから、早めにダウンロードしておいた方が良いかもしれません。

と言う事で、結論的には Radeon を使えば良いのでは?

もちろん Quadro や FirePro / RadeonPro で ECC の恩恵を受けたい筆者ですが、バランスですかね・・・以前、Tesla C2070を購入した際には轟音に悩まされましたので、自作でTeslaを入れるなら自宅にデータセンターを構築する覚悟が必要です。

ところで、根本的な事ですが nVidia が追記した2.1.3-4項に記載されている "Datacenter" は具体的には、どの様な設備の事でしょうね? nVidia の言う HPC と Datacenter の違いは何?でしょう?

 
 

Tyan Tempest HX S7105

真のハイエンド・・・

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->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
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PCケース探しに困るかもしれませんIntel W2600CR(EVGA HPTX より1スロットぶん長い) が収まるサイズのケースならとりあえず入りそうです。つまり11スロットです。但し穴の位置などが少し違うかもしれず加工などの覚悟が必要と思われ、面倒ならTyan純正ケースという選択も・・・
こんな感じのV100なら無造作に11枚刺さりそうですよね!?但しパッシブヒートシンクと思われますので別途ファンで強制排気が必須ですが自作出来そうじゃないですか?ちなみにx8スロットは写真を見る限りオープンエッジタイプですから気にせず設置出来そうです。120TFLOPS × 11枚で1.3PFLOPSですから2015年に改装された3代目の地球シュミレータに迫る性能が出せそうでしょうか・・・消費電力はCPUを合わせて約4,000Wになりますから、コンセントを3系統に別けるなどして電気工事屋と相談すれば一般の御家庭でも稼働出来そうです。総製作費はザックリ試算しますと2千万円くらいかなぁ・・・

Tyan Tempest HX S7105
S7105.jpg


S7105-IO.jpg

オンボードオーディオが有り、必要最小限ですが何でも出来そうです。シリアルポートはオンボードのピンヘッダで1個対応していますがPS/2とThunderboltが無いのは地味に残念です・・・

こちらはVRM部分の拡大です。
S7105-VRM.jpg
瞬間最大300Wを超えると言われるCPUのVRMにしては非常に簡素過ぎると思いませんか???
右上の 12V-8pin コネクタからの25A入力を 1V 300A に降圧する大電流回路とは思えない程に非常に簡素ですが、これも技術進歩のたまものかもしれません。中央やや右の白塗り長方形部分にはインダクタが3または6個設置されているのだと思いますが、これが何か凄い物になっているのかも???現物はFET部分がヒートシンクで覆われているはずで、その為の固定穴らしきものが上下に2ヶ所あるのが判ると思います。こんなに小さくて薄いFETが1個あたり100Wを担当するって凄く無いですか?こちらのTESLAの写真を見るとFETが18個も乗っているのが判りますが消費電力は概ね同じくらいですから、この差は何でしょうね???

 
 
 

HDDのデータ化け頻度と寿命

RAID-1のデータが壊れた(HDD自体は故障していない)件の対策の一環としてHDDでデータ化けが起きる頻度を調べてみました。

Seagate/TOSHIBA/WDの各HDDモデルの仕様から概ねの傾向を見ますと、回避不能なビット化けが発生する確率は下記の通りです。

PC向けHDD:(5,000回転品)
 ヘッド退避(ロード/アンロード)30万回以下の条件下で、
 百兆bit(12TB)の読出しに1回程度@保証期限2~3年
 ※稼働時の温度条件0~60℃
 代表的な機種:
  Seagate BarraCuda 振動耐性 0.25G
  TOSHIBA VideoStream 振動耐性 0.67G(録画機向け)
  WesternDigital Blue 振動耐性 N/A

NAS向けHDD:(5,000回転品)
 PC向けとデータセンター向けの中間くらいの耐ビット化け性能
 ※稼働時の温度条件0~65℃±5℃(モデルによる)
 代表的な機種:
  Seagate IronWolf 振動耐性 0.25G
  WesternDigital Red 振動耐性 N/A

データセンター向けHDD:
 ヘッド退避(ロード/アンロード)60万回以下の条件下で、
 千兆bit(125TB)の読出しに1回程度@保証期限5年
 ※稼働時の温度条件5~55℃(モデルにより若干異なる)
 代表的な機種:
  Seagate Exos
  WesternDigital GOLD

天網向けHDD(監視カメラ向け)
 Seagate SkyHawk AI の様に人民監視AIシステム『天網』の為に
 作られたのではないかと思われる様なHDDが市販されています。
 NAS向けHDDの更に高スペック品といった感じです。
 代表的な機種:
  Seagate SkyHawk
  WesternDigital Purple

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 この様に一般(PC/NAS)向けHDDで例えば4TBを3回ほど最適化(デフラグ)したら1bitくらいは化けるのかもしれないと考えて対策するのが良さそうと言えるかもしれません。

 個人が2年以内にHDDを交換するとは思えず、私の様に10年以上保管している人も少なくないと思われますが、メーカー保証は2年や3年が殆どで業務用の高信頼製品でも5年ですから、それを過ぎるとデータ化けが上記のカタログ値より多く発生する可能性が有り、私の様にMSDNのISOファイルを大量に保存している様な場合や、撮り貯めた動画ファイルを何本も編集保管している場合など、大容量ストレージを長期かつコンパクトに保管したい用途は結構有ると思うので、妥当な運用方法(妥当なHDDの選択筋)を考えてみたいと思います。

 HDDのデータ化けに係わる要素として温度と振動が有ると思います。

 データセンター向けのモデルは、常時温調管理されたサーバールームを想定していると思われ、温度範囲は一般(PC/NAS)向けより厳しい設定になっていますし、騒音も一般向けより10dBA程度高い傾向ですので、やはりサーバールーム前提と考えるべきで、それゆえ成立する高スペックでもあると思うので除外します。

 一般向けHDDでの温湿度は人が快適に過ごせる程度の場所に設置してあれば問題無いと思いますが、PC内部のエアフロー次第でもあります。筆者は5000RPMモデルの多くはファンの風を直接当てる様な積極的な冷却は不要と考えていますが7500RPM品はファンによる冷却が必須だと考えています。出来るだけ外気を直接受ける場所に設置する事と、寒い冬には人が快適に過ごせる程度に室温が上昇しPC筺体が常温になってから電源を入れた方が良いかもしれません(HDDは経験則として冬の寒い日に故障する事が多いです)。但し急激な温度変化は駄目な様で、寒い事務所や書斎に入室した直後に暖房をPCに直接当てたりして温める様な事は避けた方が良いかもしれません。

 それと、一番問題なのは高速回転する光学ドライブやCPU冷却用のファン等の振動の影響かもしれません。出来るだけ内蔵の光学ドライブは回転数を抑える設定にファームウエア等を変更するなどして振動しない様にするか、eSATAで外部接続にして振動がPC本体に伝わらない場所に設置した方が良いのかもしれません。速度的なスペックだけに固執して回転数を上げ過ぎている感の有る光学ドライブばかりで(その様に市場が選択した訳ですが・・・)、もっと優雅に無音・無振動で回転する様な光学ドライブが欲しいと思うのです。送風ファンはSANYO DENKI製のPWMファンを使います。SANYO DENKI製を超える品質のファンは知らないので、その他のファンを使う予定はありません、消費電力あたりの風量と故障率を見ると圧倒的です。消費電力あたりの風量が高いという事は品質が高い事に他ならず軸がブレて振動する様ではこのスペックは達成出来ませんから振動も少ない事に成ります。
 また、HDDの設置には制振マウンタ等を利用すべきと思います。理想的には洗濯機の様に重量物と組み合わせた制振構造のパーツを使いたい所ですが、市場でなかなか理解されないのか、その様な製品は見掛けた事が無いです。筆者はHDDの設置にはnovacの『はい~るKIT 出し入れ楽太郎』(初代)を10号機~20号機で使っていますが、このモバイルラックには制振用の衝撃吸収ラバーマウント機能も付いています。この製品は数年前に生産中止になり安価な『量産型 出し入れ楽太郎』にモデルチェンジしていますが、後発の量産型にはアクセスランプが無くコネクタも安物で劣化が激しい様ですので21号機には使いません(類似品を3種類買って中身を見て糸色望しました)。海外サイトをくまなく探して数種購入し、初代の『はい~るKIT 出し入れ楽太郎』と同じ内部構造をした Kingwin KF-1000-BK を使う事にしました(残念ながら国内では販売していません)、Kingwin KF-1000-BK は LEDの色が微妙に異なり蓋の形状も少し違いますが本体内部の構造は初代の『はい~るKIT 出し入れ楽太郎』と同一で、恐らく同じパーツを使って外見だけ変更したOEM品と推察します。残念な事に黒しかないのでアイボリー色の魁??漢塾~9号機及び14号機には使えないのですが、新しく組む21号機と22号機には採用します。

 で、結論的には、データ化けの確率的なスペックは(一般向けとデータセンター向けでは1桁違いますが)各社モデル間には差が無い様ですので、HDDのデータ化けに関してサーバールーム環境を必要とするデータセンター向けのモデルを使うより、5000RPMで音も静かで発熱の少ない一般向けHDDを4台使ってArecaのRAIDカードでRAID-6を組み、定期的なスクラブを自動実行する様にスケジュール設定するというのが筆者の方針です。以前決めた既定路線以外に別の選択が無いか模索した結果、方針変更はしないという事でもあります。あとは許容振動と容量単価と騒音レベルそれから発熱ですかね・・・結論までには、まだまだ先は長いのか!?

 参考までに Seagate NYTRO というデータセンター向けSSDのデータ化けする確率を調べたところHDDより3桁低く、百京bit(12PB:ペタバイト)あたり1bitの確率という事でしたが値段が1個百万円以上です・・・

 
 

RAID1の限界、単体バックアップも同様の問題が

 全ての記憶メディアに言える事ですが、経年によりビット化けが起きる可能性を否定出来ません。

 例えば磁気ディスクの場合、化け易いパターンというものが有り、それを回避する為に記録したデータと磁気の方向は必ずしも一致しておらず、化け難い磁気パターンにエンコードした磁気情報を円盤に記録し、逆にデコードした磁気情報をデータとして扱う仕組みが内蔵されている訳ですが、その様にして対策していても化けてしまう為に色々な手段で多重にデータ化けを検出し訂正する仕組みがHDD等には内蔵されていて、その情報の一部をS.M.A.R.T情報として閲覧出来ます。

 ですが、長期間放置した磁気データは検出と訂正が困難な状況に化けてしまっている事があり、その様なビット化けが発生する確率が例えば10兆分の1程度に極々稀であったとしても、容量4TBあれば数ヶ所が化けて訂正出来なくなる可能性が有る計算に成りますし、実際に筆者は何度か経験しています。

 この様なレアケースのデータ化けは複数バックアップを比較してマギシステムの様に多数決を取れば訂正可ですがRAID-1あるいは1つだけのバックアップでは50対50で多数決出来ませんから、どちらがビット化けしたのか自動判別出来ませんし、そもそも化け易いパターンは同じ部位が同じ様に化ける可能性さえあります。

 最近体験したビット化けは、MSDNでダウンロードしたISOファイルです。筆者はMSDNを既に退会している為、正規ルートで再ダウンロード出来ないのですがライセンス上はローカルデータを使って継続利用出来ますので、ローカルデータを訂正する必要が有ります。

 こういったケースでも訂正を可能にするのがRAID-6やRAID-Zです。筆者はArecaのRAIDカードを使っていますので単機のHDDよりも高速なRAID-6を享受している訳ですが(Areca以外ではRAID-6が高速なRAIDカードやRAID搭載マザーを筆者は知りません)、今回のデータはRAID-1に保存してあったので多数決出来ない(つまり訂正出来ない)事態になってしまいました。ではRAID-1は何の為に有るの?と言えばHDD自体が1台故障した場合の対策であって、ビット化け対策では無いという事に改めて気付かされた訳です。2年前に同じテーマで記事を書いていたのをGoogle先生に教えて頂きました。筆者自身ビット化けしている様で諸行無常ですね。

 今回は化けたビットを手作業で探して化けていない方のデータを正として採用し訂正できましたが、RAID-1の場合は自動でビット化けを訂正出来ないという難点が有る事を再認識しました。自動で検出出来ないという事は化けを一つづつ自分で探して手作業で判断し訂正しなければいけないという事です。とっても時間が掛りますし面倒ですし、それさえ出来ない可能性も有ります。

 RAID-6やRAID-Zで定期的にスクラブしておけば、こういったデータ化けを自動検出して自動で訂正してくれて何事も無かったかの様に継続利用出来る利点が有りますので、今後は全データをRAID-6で保存しておこうと考えています。

 RAID-6の難点は、RAID-6を組む際にクイックではないフォーマットをするのと同じくらい時間が掛ってしまう事です。理由はクイックではないフォーマットと同様に全セクタの初期化が必要な為です(OS側のフォーマット自体は一瞬で終わります)。この難点も寝ている間とか外出している間とか別の事をしている時に裏のタスクとしてやってしまえば気に成りませんし、稼働中のPCで新規RAID-6を組む場合も裏タスクとして自動でやってくれますので待機する必要さえ無いです(終わったら、そのまま別のPCに無造作に差し替えて利用出来ます)が、画面の前に待機していないと気が済まない性格の人にはキビシイかもしれません。

 総合的な対策に付いては6年前に書いていますが、今もあまり変わらないと思います。クラウドの容量が6年前より少し増えて、クラウド依存している人が増えたと思いますし、M.2の利用者も増えたと思いますが、M.2でRAID-6出来る製品って有りますかね?

 日立の石英ガラスデバイスには期待していますが、実用化されたとして、数年でガラリと変わってしまうコンピュータ業界でそれを読み書きするドライブの耐久性や生産継続性やインターフェースの互換性なども熟考する必要が有ると言えます。例えば50年前のマイクロフィルムが有っても、それを見る為の機材を継続して生産しメンテする事が困難に成っている様に、記録媒体と読出し装置の耐久性を一体として考えねばなりません。読出し装置は式年遷宮の如く生産継続性の担保が必要で、それ無しには媒体が残っても読みだす事が出来ません。その意味でCD-ROMは互換性を持つ後続規格によって読出しの継続性が担保された為にかなり長命(今の所30年くらい)ですが、今後も続くかどうかは未だ判りません。

 国会図書館の様なライブラリを後世に残す事まで考えると記録媒体には未だ開拓の余地が有る様に思います。死海文書に失われた部位が有る様に、記録の永続性という問題に終止符を打つのは困難な事かもしれません。本邦における皇帝日嗣が媒体記憶ではなく12人(家)の口伝によりRAID-6やRAID-Zの様に差異を修正補足して2千年間担保されてきた様に、人類にとってのテーマとも言えるのかもしれません。

 
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて二十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です(以降、Bull/nano/Ryzenと数台仮組レベルで組んでいます)。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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