picoPSU-160-XT のパチモン3種

 以前、14号機を組む際に利用したpicoPSU-160-XTVIA QuadCore-E 2.0GHz で組む為に追加購入しようと思い(但し、組もうとしたマザーは20pinでした)、ネットで検索してみましたら2014年頃からパチモン(偽物・模倣品)が氾濫していますね。もしくはライセンスを受けた二次製品?なんて事が有るでしょうか?米国特許番号 7,539,023 : Monolithic plug-in power supplyは2005年出願ですから未だ有効ですが、米国のAmazonやeBayで手軽に入手出来る形で販売されていても法的には問題無いのか?不思議に思います。それともリスクを冒してでも販売したい中国の貿易商などが活動しているのか?
 日本国内では米国特許だけでは効力が無いのか?国内のAmazonやYahooオークションや楽天などで米国特許を侵害している製品を堂々と販売している中国業者が暴利を上げていても問題無いのかも?しれず、けれども、注文したら違法な商品として通関で差し止めされ処分されるのかも?しれず、、、その辺りが正確に判断付かないですね。いづれにしろ中国製のパチモンには過去に何度か痛い目に遭った経験がありますので、特別な理由が無い限り筆者はもう手を出さないと思います。
 Mini-BOXの国内正規代理店があれば、国内で何らかの対策をするのでしょうが、そういった行動を起こす法人なり個人なりが居ないと野放しにされるのかもしれませんね。米国国内でも対策に苦慮されているのではないかと思います。パチモン故に半額以下ですが、安いなりの質ですし、商品名を真似ていたり、ブランド名を真似ていたり、或いは社名を公開しないで販売していたりと、あのてこのてでコピー品を売ろうとしている様です。逆に言えば真似したい程にpicoPSU-160-XTは人気商品なのでしょう。

 とは言え、初めて、この手の商品を買おうとして探した人は、恐らく何も判らず値段だけで判断して安価なパチモンを買ってしまうのでしょうね。
 
 コネクタの色が黄色のパチモンも有りますから御注意下さい。Mini-BOXのホームページで商品を確認してからの購入をお勧めします。


こちらは、筆者所有のオリジナル picoPSU-160-XT です
picoPSU160XT.jpg
型番picoPSU-160-XT
ブランド名Mini-BOX
変換効率:95%(出力により±2%)
動作環境:-20~+85℃
実売価格:$40~$47
 以前から(筆者の知る限り5年以上前から)販売されているモデルで、ROHS対応のNEWバージョンが販売中です。ロングセラー商品として、或いは長期供給品として、それなりに実績も有ると思います。電界コンデンサにOS-CONの長寿命タイプを採用していて信頼感があり、筆者も2個購入し14号機で使っています。


パチモン1
pachi1.jpg
型番:Pico ITX 180W その他類似の名称など
ブランド名:不明・・・eBayでは中国の業者が取り扱っています
変換効率:93~97%
動作環境:-20~+85℃
実売価格:$17~$20
 カタログ上の仕様はpicoPSU-160-XTを上回る性能で、使っている部品もOS-CONやTDKのコイル等、信頼性の高い部品を利用していますが、出力側コンデンサ容量がpicoPSU-160-XTが470μFであるのに対し、こちらは220μFですから半分以下の容量です。よく見ると判りますが、コンデンサの径がオリジナルより小さく、グレードも出力側は二段低い標準品を使っています。出力側の容量は負荷応答性能に関係し、容量が多い方が負荷変動に対して安定した電力を供給し易く、逆に言えば容量が少ないとPCの動作が不安定に成る可能性が高くなり、相性問題が起きやすいのでは?と思われます。
 裏面の部品配置はpicoPSUとは異なりますが、利用している部品は同等品・互換品を配置変更しただけですから、回路設計も真似またはコピーしていると思います。


パチモン2
pachi2.jpg
型番:DC-ATX-160W その他類似の名称など
ブランド名:不明・・・eBayでは中国の業者が販売しています
変換効率:92%~
動作環境:0~+40℃
実売価格:$14~$16
 こちらは、裏面の部品配置がパチモン1と同じですから、パチモン1の更にパチモンかもしれませんが逆の可能性や同じ業者の可能性も有り得ます。動作環境が0~40℃なので、電界コンデンサが安価な電解液タイプと思われ、他の部品も含め原価を極限まで下げたコピー商品と言えそうです。絶対に買いたくない一品で、マザーボード側を壊すのじゃないか?と心配に成ります。コンデンサが赤色のタイプもあります。


パチモン3
pachi3.jpg
型番:Z2-ATX-160W
ブランド名PICO-BOX
変換効率:不明
動作環境:不明
実売価格:$20~$25
 社名がMini-BOXと混同しそうですし、たぶん多くの人が混同するでしょう。Mini-BOXのpicoPSUを意識したパチモンの為の社名とさえ言えそうですが、ホームページのデザインなどが本物っぽい所が厄介です。
 入力側のコンデンサが省略(又は裏面にある積層セラミックコンデンサで代用)されていますが、出力側は330μFが乗っています。全体的に部品点数を極限まで減らす事で、部品そのものの質を落とさずに製造原価を抑えているのだと思いますが、出力側の5Vsbはスイッチングレギュレータではなく、3端子レギュレータ(シリーズレギュレータ)を使って降圧している(もしくは、5V出力とのコンバインかもしれない)様です(裏面にコイルが無いので、5Vと3.3V出力以外はシリーズレギュレータのハズです)から変換効率が悪く発熱もするハズです。もし5Vsbをシリーズレギュレータにしているなら待機電力で発熱する事を意味します。PC電源OFF状態でUSB給電する設定でうっかりUSB機器を挿したままにすると、この品の一部が局所的に爆熱に成ると思いますし、壊れる可能性もありそうで怖いです。

 
 コネクタの色が黄色のパチモンも有りますから御注意下さい。Mini-BOXのホームページで商品を確認してからの購入をお勧めします。

 
 
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プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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