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Xeon Gold 6154 と Xeon W-3175X

DUAL LGA3647 で自作に使えそうなマザーの一覧は こちら へ、
このブログ( 双発電脳 : Dual Socket The World )の目次は こちら
参考:
 Skylake-SP高クロック多コア品のターボクロック一覧グラフ
 Skylake-SPのAVX512 FMAユニット数はモデルにより異なる
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 唐突ですが Xeon Gold 6154 と Xeon W-3175X を比較してみたいと思います。先日の i9-9980XE との比較とあわせて微妙な感じがしています。

 Xeon W-3175X は、間違いなくハイエンドCPUですが、(筆者的には)残念なことにデュアルソケットには対応していません、そこだけ制限されています。ソケット形状が同じで石も同じなのに、、、昔で言えば意図的にデュアル制限されたセレロンの様なものです(筆者的に見れば)

 下の表は、22号機を想定した比較です。つまり Xeon Gold 6154 は最大4ソケットまで対応していますので最大性能は下記の更に倍ですが、筆者的にはデュアルソケットなのです。筆者がデュアルに今までこだわってきたのはWindowsのWS向け、つまりPro系OSがデュアルまでの対応だった事に起因し、E-ATXフォームファクタとの相性にも起因します(4ソケ以上は鯖系OSかつ巨大で特殊な基板か拡張スロットが制限されていてグラボがまともに刺さりません、Win10からは最大4ソケットまで対応するWS用OSが登場していますが、LTSCではない為、例によってスパイ&プロパガンダ搭載で時々勝手に再起動してデバイスドライバが動作不良を起こしBSODを繰り返す9x並みの不安定OSですから、いづれにしろ筆者と4ソケットは相性が悪いです)。

XEON Gold 6154
 Dual Socket
Xeon W-3175X
 Single Socket
Stepping H0 or U0 (Skylake-SP HCC) H0 or U0 (Skylake-SP XCC)
Socket LGA 3647 x2 LGA 3647
コア数/スレッド数 36 Core72 Thread 28 Core56 Thread
定格/AVX2/AVX512 3.0GHz2.6GHz2.1GHz 3.1GHz  NA    NA
AVX512 FMA Unit 2 2
TDP 400W (200W x2) 255W
FP64@TB-ALL/FP32 3.1TFLOPS6.2TFLOPS 2.5TFLOPS5.0TFLOPS
TB-36Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz2.7GHz          
TB-28Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz2.8GHz 3.8GHz3.3GHz2.8GHz
TB-16Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz3.2GHz  NA    NA    NA
キャッシュ L2 / L3 1MB × 36-Core49.5MB 1MB × 28-Core38.5MB
メモリ 12ch DDR4-2666 ECC Reg 6ch DDR4-2666 ECC Reg
UPI-Link 3ch × 20.8GB/s Duplex 無し
PCI-Express 96 Lane (48 Lane x2) 48 Lane

 上表の通り、一般命令で 0.1GHz ほどの差が有るのみで他はGold 6154 の方が良く見えますが、Xeon W-3175X がデュアルソケットに対応してくれたら、全面的に Gold 6154 に全ての面で勝りそう、、、とも。

 スリッパもですが、元々デュアルソケット対応ハイエンドCPUを3GHz設定で販売しているのにシングルでしか動かない設定は何故?と、、、逆に言えば、デュアル対応だと何故にクロックが低いのか?

 電力性能比が原因と仮定してみますと、、、下記の通りコア数が同じPlatinum8180と比べると性能に比した電力増の為、チップセット含む周辺パーツを考慮すると、むしろ全体で見れば電力性能比はW-3175Xの方が良い結果になります。

  定格 3.1GHz ÷ 2.5GHz = 124%
  定格 255W ÷ 205W = 124%

 CPU間インターコネクトの消費電力に起因する発熱が原因で!?なんでしょうかね???

 下の表は Platinum 8180 との比較です。Platinum 8180 は W-3175X より全面的に 0.5~0.6GHz ほどクロックが低く上記計算の通りTDPも比例して低いです。

XEON Gold 6154
 Dual Socket
Platinum 8180
 Dual Socket
Stepping H0 or U0 (Skylake-SP HCC) H0 or U0 (Skylake-SP XCC)
Socket LGA 3647 x2 LGA 3647 x2
コア数/スレッド数 36 Core72 Thread 56 Core112 Thread
定格/AVX2/AVX512 3.0GHz2.6GHz2.1GHz 2.5GHz2.1GHz1.7GHz
AVX512 FMA Unit 2 2
TDP 400W (200W x2) 410W (205W x2)
FP64@定格/FP32 2.4TFLOPS4.8TFLOPS 3.0TFLOPS6.1TFLOPS
FP64@TB-ALL/FP32 3.1TFLOPS6.2TFLOPS 4.1TFLOPS8.1TFLOPS
TB-56Core/AVX2/AVX512           3.2GHz2.8GHz2.3GHz
TB-36Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz2.7GHz 3.5GHz3.1GHz2.6GHz
TB-28Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz2.8GHz 3.5GHz3.3GHz2.8GHz
TB-16Core/AVX2/AVX512 3.7GHz3.3GHz3.2GHz 3.5GHz3.3GHz3.2GHz
キャッシュ L2 / L3 1MB × 36-Core49.5MB 1MB × 56-Core77MB
メモリ 12ch DDR4-2666 ECC Reg 12ch DDR4-2666 ECC Reg
UPI-Link 3ch × 20.8GB/s Duplex 3ch × 20.8GB/s Duplex
PCI-Express 96 Lane (48 Lane x2) 96 Lane (48 Lane x2)


 TDPとFLOPSだけを比較するとPlatinum8180が凄く良く見えます、IntelのTDPは定格時なのでTB-ALL時はもう少し違うと思います。あと、Platinum8180の定格時とGold 6154のTB-ALL時のFLOPSが概ね同じくらいです。

 と言うかスリッパが無ければW-3175Xは存在しなかったと思われ、逆に言えばEPYCが頑張ればXEONも頑張るんじゃないかとも。


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プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて二十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です(以降、Bull/nano/Ryzenと数台仮組レベルで組んでいます)。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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