自作PCの3極化

秋葉原から多くのPCパーツショップが消えてゆく中、生き残っているショップを見ますと、その殆どは昔の面影が無くなりつつあり、迷走している様に見受けられます。

これからの自作PCは、

①エンスー志向
②プラモデル志向
③レガシー志向

この3極に別れ、そこには大多数の一般的な人(詳しい友人に自作を依頼する様な人)は既に居ません。

以前は、メーカー製のPCより安価で同等の性能を実現しようと考える人達が大多数を占めていましたが、事実上ただ同然で新品PCが入手出来、更にipadやAndroidに代表される携帯端末の普及した現代に置いては、これらの人達は自作PC業界からは居なくなってしまいました。

①エンスー志向
 ・出費をあまり気にせず自分専用の逸品を作りたいと志向している
  人達で、水冷パーツやハイエンドグラフィックの複数枚挿しを
  するような人や、高性能を維持しつつ無音を目指すような人達です。
  その殆どは数十万~の出費に成る為、ある程度収入に余裕の有る
  人や、独身貴族でPCが趣味の様な人達で、個人輸入なども積極的
  な人が多いです。
  日本にしか居ないと言われる個人エンタープライズもこの中に含
  まれ、境界線は曖昧ですが、特徴として業務用のPCパーツを多用
  し、サーバ用マザーや高性能なRAIDカードを使う事が多く、保守予備
  と称して同じパーツを複数購入し利用しないまま保管しています。

②プラモデル志向
 ・中身の構成にこだわる訳ではなく、模型製作を楽しみたいという
  感覚で自作PCに取り組む人達です。主にベアボーンが対象で、
  そこに+αで付け足す事があるかもしれませんが、自分で構成を
  一から計画する様な人は稀です。人によってはベアボーンは自作
  では無いと云う人も居ますが、境界線は曖昧です。

③レガシー志向
 ・中古の安いパーツを組み合わせて自作したり、以前製作したPC
  を時代に即して少しづつ組み替えてゆくような人達です。
  あまり収入が無くても出来ますが、①~③の中では最も高いスキル
  が必要で、自作PCのスキルが高くないと相性問題や電源容量など
  のバランスが保てずに失敗します。
  電解コンデンサの交換や、パーツの改造、その他情報収集能力
  などが必要になります。
  最安ショップをネットで調べてから購入する層でもありますので、
  店頭での販売で、この層からの利益は望めないと思います。

この3つのセグメントに的確に訴求出来たショップのみが生き残ってゆけるのではないかと思います。

※偉そうに、かつ適当に書いていますが、たぶん当たっているんじゃないかと思っています。
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No title

個人エンタープライズで思ったんですが
外国のPCマニアは業務用のパーツは使わないんでしょうかね?

Re: No title

初めまして、コメント有難う御座います。

個人エンタープライズ市場が日本にしか無いとTyanの社長が言ったのはかなり以前の話ですから、今現在は事情が異なるかもしれませんね・・・

> 外国のPCマニアは業務用のパーツは使わないんでしょうかね?

海外の自作PCマニアは、私の印象では水冷などの特殊な冷却方法に向かう人は多いように感じますが、あえて性能をスポイルしてかつ高額=個人用としては費用対効果が低過ぎの業務用製品は、あまり買わないように思います。全く居ない訳では無いと思いますが市場として形成される程には居ないと言う事だと思います。

日本人は、品質にこだわる人が多く、それで業務用パーツを買ってしまう人が出てくるのではないかと思います。海外旅行をすると日本と海外で品質への拘りにギャップを感じる事が多々有ります・・・

私が多用しているTyanやSuperMicroのマザーボードは、個人用として考えますとオーバークロックの機能が全く無い為に売れる訳が無い様に感じますが、Registerd ECCやメモリミラーなど高い基準で安定動作を目指す機能が充実しています(これらの機能は動作が少し遅くなります)し、同じモデルの販売期間が結構長くて、数年後に故障しても新品が手に入るなど・・・あっご存知でしたら長々と失礼しました・・・
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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