PC電源のピンアサインを比較してみる ( AT / ATX / ATX12V / EPS12V / WTX / DP400 )

各ピンの意味や用途に付いては、この記事を参照下さい。

6-Pin や 8-Pin の PCI-Express補助電源に付いてはこの記事を参照下さい。

ActivePFCの事や効率と力率に付いてはこの記事を参照下さい。

それぞれの電源に付いての詳しい情報は、前回の記事を参照下さい。またDP400専用電源に付いては、この記事を参照下さい。

今回は、マザーボードに挿すコネクタ限定で視覚的に対比してみようと思います。

画像をクリックしますと、拡大出来ます。
Main-Diff-V2-s.jpg


PCI-Expressの補助電源は元々はATX電源やEPS電源とは別の規格で、6Pinが75W、8Pinが150Wです。余談ですが形状がそっくりなCPU用の8Pinは480W(240Wを2系統併せた出力)です。
PIN-PCIe12V.png

この図に相当する物が、何処かネット上にあれば、この数日間の苦労は不要だった訳ですが・・・
海外のサイトに、かなり詳しく書いてありました。(誤記や記載漏れなどを見つけましたが)

ちなみに、現在市販されている電源は上記の図でいうと中央にあるATX12V Ver2.x相当品が主流で、概ね500W以上になると、その右隣のEPS12V Ver2.9xを同時に満たす仕様の製品が主流の様です。

ATX系電源の場合、11pin(20pinコネクタ)又は13pin(24ピンコネクタ)の色がオレンジではなく茶色になっている場合が有ります。これは+3.3Vのリモートセンス(電圧チェック)に使っている事を示しています。オレンジ色の場合は、この機能を搭載していない電源ということになります。対してEPS系電源の場合は別途SMBusコネクタに専用pinが設けられています。

前回の記事でも書きましたが、ATX系電源とEPS系電源では、PWR_OK信号のタイミングが異なります。
ATX系の電源 100ms~500ms
EPS系の電源 200ms~1000ms
どちらか片方にしか対応していない電源を規格の異なるマザーに挿しても起動しない可能性が有りますし、この範囲を超えている電源は故障や劣化が疑われます。
そこで、現在市販されている電源は両方の規格に同時に対応出来る様に200ms~500msでPWR_OK信号を出している製品が多いようです。

PWR_OK(PG)信号のタイミングを簡単に測定する方法は、筆者のブログで度々登場しています市販の「Power Supply Tester3」という製品が安くて簡単だと思われます。PWR_OKのタイミングは液晶画面右下のPGという所に表示されます。例えば、下の写真の場合ですと370msと表示されています。
DSC00651.jpg
このテスターは正常範囲を超えた値の場合に警告音が鳴るのですが、PWR_OK(PG)信号の正常範囲を200ms~500msとしています。測定できるのは100ms~990msの範囲で分解能10msです。

参考までに・・・
WTX電源 100ms~500ms
AT電源 100ms~2000ms
の様です。
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教えてください

はじめまして
マザーボードのATX12V用の取り付けについて、いろいろ検索して、こちらを見つけました。
もしご存知でしたら教えていただけないでしょうか。
電源は、12V1系統、プラグインで、電源本体に、ATXメイン用、CPU用8ピン、PCI-E用12ピン2つ、SATA用6ピン複数、のコネクタがあります。
ATX12Vについては、ATX12V 4+4ピン用ケーブルとEPS12V 8ピン用ケーブルが付属しています。
ATX12V用ケーブルは電源本体のCPU用コネクタに、EPS 12V用ケーブルは電源本体のPCI-E用コネクタ(12ピンのうち8ピンを使用)に取り付ける仕様です。
電源本体の各コネクタは便宜上分けてあるだけなのか、理由があって用途ごとに分けているのかはわかりません。

マザーボード側はATX12V(EATX12V)8ピンです。
CPUはCore i7 2600kです。
ビデオカードはGeforce470で、電源の一方のPCI-Eコネクタから補助電源ケーブルを取り付けています。
この場合、マザーボードのATX12Vコネクタに、ATX12VケーブルかEPS12Vケーブルかどちらを取り付けたほうがいいでしょうか?

出力容量からみるとEPSの方が余裕があって良さそうですが、私の電源の場合、ATX12Vケーブルは電源本体のCPU用コネクタ(専用!?なので高品質な出力か?)から、EPS12Vケーブルは電源本体のPCI-E用コネクタ(主にビデオカード用!?なので出力の品質やタイミングは大丈夫?)からという仕様なので、出力品質で見た場合はATX12Vでしょうか。
どちらがいいかわかりません。
ただ、ATX12V、EPS12V両対応の現行の電源で、製造メーカーはどちらでもいいように電源を設計しているかとも思いますが。
また、マザーボード側のコネクタはEPS12Vではなく、ATX12V(マザーの説明書ではEATX12V)8ピンと説明書に書いてあります。
EPS12Vではない?
そして、電源のATX12V用ケーブルの4+4ピンコネクタのうち、一方の4ピンは合っていますが、もう一方の4ピンは4つともDの形で、マザー側のコネクタと形が違います。(□の形にDの形を挿すことになるので接続可能ですが。)
EPS12V用ケーブルのコネクタは、マザー側のコネクタと形状が同じです。
そうすると、EPS12Vケーブルのほうが・・・。

などなど、いったいどちらを取り付ければいいのでしょう?

Re: 教えてください

※ 一応お決まりの文章ですが、ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。
---

始めまして、

結論から書きますが、どちらでも普通に動きますし、DをロでOKです
12Vが1系統でしたら品質の違いも無しです

もし仮に私が同じ疑問を持った場合、
1:電源のメーカーに問い合わせる(この時、電源の型番を先方に伝える)
2:マザーのメーカーに問い合わせる(この時、マザーの型番を先方に伝える)
3:グラボのメーカーに問い合わせる(この時、グラボの型番を先方に伝える)
そしてメーカーの電話対応に糸色望して分解したりマザーボードの配線を調べたり・・・

ありがとうございます

返信頂きありがとうございます。
一般的にはどちらでも大丈夫ということですね。
メーカーへの問い合わせ、失念していました。
ATX12V用で4+4ピンの場合、どのメーカーの電源でも片方の4ピンはすべてDの形なのかもしれないですね。
電気にはあまり詳しくないので分解や配線までは・・・
とりあえず、ATX12 4+4ピンで取り付けてみます。
コネクタ2個の組合せなので外れないといいんですが。
ありがとうございました。

Re: ありがとうございます

> コネクタ2個の組合せなので外れないといいんですが。

経験上、しっかり挿した後に自然に外れた事は無いですね。そこまで心配する必要も無いかと?
4ピン電源が1ピン接触不良になったくらいなら問題無く動きますし、接触不良を気にするならSATAケーブルの方が起き易いですよ。

というか、そもそもマザー側は4ピン分の配線しかしてない可能性大で、8ピンのうち4ピンはEPS12V専用電源の8ピンを挿すときの為のダミーだったり、或いは極端なOverClock向けに電源安定化の目的で8ピン全てを結線しているケースは有り得ると思いますが、普通に使うなら気にするまでも無いでしょう・・・

電源ピンの説明は、それなりの品質の製品であればマニュアルに詳しく書いてあるので、マザーと電源のマニュアルを読むと恐らく判るんですが、マニュアルを再読してみては?
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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