次世代USBだと思ってましたが?

以前、USB3.0の可能性に付いて記事を書きました。

USB3.0の普及はまだ始まったばかりだと思っていた矢先に、次世代USBと目されていた光ファイバを使った Light Peak が、実はメタルワイヤの Thunderbolt として既に商品化されつつある様です。


その最初の製品が MacBook Pro で、既に製品化され発売されている様ですね・・・
デバイス側はWindowsユーザにはなじみが薄いと思いますが、例によってMac用ストレージで有名なLaCieより高速な外付けストレージ製品が予定されている様で、流れ的にIEEE1394a/b(別名FireWire)と同じ方向に進みつつあります。
筆者の知り合いのマスコミ関係者が、まさに MacBook Pro を使ってテレビ番組の制作をしておりまして、この分野では和洋問わずMacのPro用映像編集機材が定着している様で、そのセグメントからの浸透を目論んでいるのだと思われます。

USB2.0 と IEEE1394 が登場した時の様に、若干の混乱を含みつつ USB3.0 で落ち着くような気もするのですが、筆者が以前書きました様な方向性なら、今回の Thunderbolt の方が特にプロトコルレイテンシの点で仕組みとしては適しています。

Thunderboltは、簡単に言うとPCI-ExpressとDisplayPortの両方のI/Fを同一コネクタ/同一ケーブルでUSBの様に外付け接続出来る物の様ですから、(USB3.0以上に)あらゆるデバイスをケーブル一本で外部接続出来る可能性を持っています。ノートPC用規格のExpressCardに似ていますが、カードではなくケーブルで外出しにした事でUSBの様な使い勝手と言いますか何故USBとの互換性を排除したのか不明ですが・・・になりました。

今後の普及に付いては、過去の資産との互換性/開発の難易度/製造コストなどからゆるやかに収束する様な気もするのですが、筆者が推測するIntel側の思惑として、DisplayPortコネクタ/ケーブルとして既に普及し始めているI/Fを拡張した事で、普及の足掛かりにすると伴に、他社のGPU製品を後付けかつ外付けデバイスとして追い出したい意図が有る様な気がしてなりません。

つまり、Thunderboltコネクタを備えたPCは、そこにディスプレイを直接つなぐ事が出来るので、単にケーブルで接続するとCPUに内臓されたGPUを使って画面表示が出来ます。もし高機能GPUを使いたい場合は同じくThunderboltコネクタとディスプレイの間に単純なケーブルに代わってGPU製品を接続して下さい・・・となる様に思ったのです。
高価なディスプレイケーブルは、安価なGPUカードより高額ですから、消費者としてはケーブルを購入する事とGPU製品を購入する事とが、あまり変わりなくなってきます。
そしてレーン数の問題も、複数ポート接続で簡単に解決出来そうですし、実はノートPC用規格のExpressCardを使った製品として複数レーンを多ポート接続で実現出来る製品・・・と言いますか評価キット的な物が以前より技術者向けに販売されておりました。

とは言え、IntelのみならずAMD-FUSION(これが先駆ですが)やnVidia-Tegraの様にCPUとGPUは統合される方向ですから、今世代以降のCPUから外向きに伸びているI/FはThunderboltと同じDisplayとPCI-Expressな訳で、これらを統合してCPUからPC筐体の外に引っ張り出しちゃいましたというだけかもしれません。

別の視点から見ると、プロトコルレイテンシで優れているのでInfinibandを置き換える事も出来そうです・・・
GPGPUの多段クラスタも理論的には容易になります・・・

これはモバイルからスパコンまで使えるI/Fになりそうな予感がしますね。

難点として、DisplayPortとの見分けがつかない事でしょうか・・・この事から混乱が生じるような気がします。 
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR