ASUSの変態マザー、始動?

ASUSにしては珍しい、ASRok並の変態マザーを紹介します・・・

と言っても、年代物のATマザーですが()笑
DSC00813.jpg

ご存知の方は居るかもしれませんが、ASUS P/I-P65UP5 というマザーボードです。

見ての通り、このマザーにはCPUソケット/CPUスロットが有りません・・・
そればかりか、ノースブリッジも在りません・・・

では、どうやって使うかと申しますと、CPUボードを取り付けて使う訳ですが、

そのCPUボードがまた変態でして、
DSC00816.jpg
CPUファンが歪なのは置いといて・・・
デュアルソケット7でノースブリッジと2次キャッシュが搭載されていますが、CPUボードにした理由らしきものがありまして、これとは別にデュアルソケット8版のCPUボードもあり、差し替えるとメモリや拡張ボードがそのまま ソケ7 <-> ソケ8 を入れ替えて使えるという変態マザーです。

このマザー以外にソケ7とソケ8の両方が使えて、かつデュアルっていうのは無いんじゃあないでしょうか?

余談ですが、以前は秋葉原でもISAカード形状のマザーを時々見掛ける事が有りました(今でもAdvantechという会社が取り扱いしている様です。フルサイズCPUカード/スロットCPUボード等で検索するとヒットします)が、雰囲気としては似ていますね。又、仕組み的にはMacで類似の構造を見掛けた様な気がします。それと、消滅直前のIWillがデュアルソケット940のCPUボードを4枚挿せる変体マザーを設計してサンプル展示していた様な記憶があります・・・

余談はさておき、それ以外に細かな変態構成としては、
2:ATマザーでありながらCPUボードにPS/2コネクタが付いている
3:CPUボードが標準的なケースでは収まらない位置
4:この時代には珍しくPCIスロットが5本有る
5:この時代のしかもATマザーには珍しくPCIスロットに3.3V電源が来ている
※ATマザーで利用する標準的なAT電源には3.3Vが無いのでマザー上で降圧して3.3Vを生成する必要があります。

ところで、ATマザー初体験の筆者は知らなかったのですが、ATマザーは一般的にボタン電池が無いんでしょうか?
DALLASと書かれた大きめのケースに収まったリアルタイムクロックモジュールがボタン電池や電源が無い状態でも時を刻み続けている様で凄いです!小容量の充電可能なキャパシタで稼動しているのか?仕組みは判りませんが、故障率が低いのなら交換が必要なボタン電池より、こちらの仕組みの方が良さそうなんですが、何で最近は採用されないんでしょうね?

まぁ、それはさておき、
こんな感じで組み上げまして、XPが普通に入りました。
DSC00806.jpg

困った点としては、BIOSのブリッジ初期化が甘い様でESCDの情報が欠如していて、マルチファンクションのPCIカードや、PCI-PCIeブリッジを搭載したPCIカードが正常に動作しない事でしょうか・・・PCI版のGeForce8400GSなども標準VGAとしては正常動作しますが、ドライバを入れる事が出来ません。

という事で単機能のPCIカードしか使えませんが、ブリッジ非搭載のPCIカードなら大丈夫ですし、それ以外の点では今の所はATX586よりも安定しております。

弱点がPCIブリッジ搭載PCIカードでのBIOS動作という事と、同じAward BIOSと言う事で、このマザーとATX586の両方のBIOSを同時に調査・改造した方が効率が良さそうです。但しASUSのBIOSは若干やっかいですが・・・

追記:
オンボードUSBが有るのを発見しました。BIOSにもUSBの項目があり設定をENABLEにするとOSがUSBを認識しましたがESCDの情報が少し欠如しているらしく、OS(XP)側でリソース割り当てに失敗しました。
 
追記2:
もう1つ困った事を書くの忘れてました・・・
倍率指定が3.0xまでしかないので233MHzのMMXが200MHzに成ってしまいます。
少し調べれば簡単な改造で対処出来るのかも?
P3DREの時にやったCPUソケットの改造と似た様な改造で対応出来そうな予感がしてます・・・後ほど調べます。
・・・で、少し調べたら何となく判りました。MMXの場合は1.5xの設定が3.5xとして機能し233MHzに成る様で、マニュアルで1.5x設定と記載されている組合せで問題無く233MHzで稼動してくれました。ソケ7初心者の筆者は、こういう基本の部分を知りませんw
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No title

ご無沙汰しております。

ATマザーでもCMOS電池はCR2032を用いるのがポピュラーですが、Socket5や486マザーなどではDALLASチップを使った例が散見されます。
で、このDALLASチップですが、パッケージ内にリチウム電池が封入されているだけですので、いずれは電池が枯渇してRTCが正常に動作しなくなります。
Windows2000以降は年月日が狂い過ぎているとOS自体が起動しなくなりますので、待機電流でCMOSの内容が維持できないATマザーではある意味致命的な仕様と言えます。
特にASUSのマザーの場合は基板直付けの事が多く、交換がしづらい為、Junker泣かせな実装です。

現状電池は持っているようですが、時期的にも寿命を迎える頃だと思いますので、何とかして交換するか、封入パッケージを剥ぎ取ってCR2032を実装出来るように改造する事をお勧めします。

No title

P65UP5はソケ7/8(C-P6ND)/スロ1(C-PKND)と何でもアリですね。
確かにPICMG1.0とバックプレーンみたいです。

>ボタン電池
取説PDF(rev2.04)だとボタン電池が付いてますね。
>USB
USB1.0って1.1以降対応の機器も使えるんですか?

実は後継(?)のP/I-P65UP8を捜してます(ぉ
i960搭載仲間のP2B-D2は運良く入手できましたがなかなか無いです…

No title

>USB1.0って1.1以降対応の機器も使えるんですか?
BIOSがきちんと対応してれば使えますよ。
ドライバ自体はUSB1.0/1.1で共通化が図られてますし。
(OHCIとUHCIの違いはありますが)
ただ、規格上速度は出ません。
元々レガシフリーを目指してシリアルポートを代替させる目的で始まった規格ですから、初期の規格では低速デバイスを繋ぐ事しか考えられてませんでしたし。

Re: No title

> ご無沙汰しております。
ご無沙汰しております。
m(_ _)m

> で、このDALLASチップですが、パッケージ内にリチウム電池が封入されているだけです
ぎょえェェェェェェェェ

> 特にASUSのマザーの場合は基板直付けの事が多く、交換がしづらい為、Junker泣かせな実装です。
その通り、基板にハンダ付けされてますorz

> 何とかして交換するか、封入パッケージを剥ぎ取ってCR2032を実装出来るように改造する事をお勧めします。
つまり、楽しみが増えたと云う事ですねσ(゚ー^*)

Re: No title

> P65UP5はソケ7/8(C-P6ND)/スロ1(C-PKND)と何でもアリですね。
スロ1が一番変態かも?
けど、このマザー(P/I-P65UP5)に付属していた取説にはC-PKNDの記載が無いのですが、素朴な疑問として使えるのでしょうか?
ボタン電池の付いてる後期?形のPCBリビジョンの取説だと確かに使えると書いてありますが、後期形のみで使えるのか?それとも私のボタン電池無しの初期型PCB版でも使えるのか?若干の興味があります。
とは言えスロ1板はP3DREが4枚とDBD-100が3枚有るので、これ以上はお腹いっぱいです。

というか逆に、P/I-P65UP8の取説にはソケ7用C-P55T2Dの記載が無いですね。
私はソケ7狙いなのでP/I-P65UP8という選択は無さそうですから、P/I-P65UP8を見付けたら連絡しますね。

> >USB
> USB1.0って1.1以降対応の機器も使えるんですか?
ATX586(430TX)ではUSBメモリは普通に使えました。
けどUSB->NIC変換は接続するとフリーズと言っても過言ではない状況になりました。
私の用途は主にUSBメモリやUSB-HDDなので問題無く使えます。
遅いですがw

Re: No title

> >USB1.0って1.1以降対応の機器も使えるんですか?
> BIOSがきちんと対応してれば使えますよ。

BIOSがきちんとってのが、一番の問題ですね・・・

ソケ7でハイビジョンのネタもそうなんですが、ソフト改造って初めのとっかかりに使うエネルギーが結構いるんですよね・・・そこを乗り越えちゃえば自由自在な所に到達出来るんですが・・・
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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