Knights Ferry は何処へ向かっているのか?

 昨年、Larrabeeの後継として一部のデベロッパー向けに出荷された(らしい) Knights Ferry

 ES品の写真が各所に掲載されていますので実際に配布されたのだと思われます。

 Larrabeeを継承している為x86命令を実行出来る多コア製品を目指して開発が進められている様で、昨年のES品が物理32コア × 4ハイパースレッド = 128論理コアでしたが、今年のES品は物理48コアらしいです。

 形状はPCI-Expressの2スロット占有TESLAに似ていますので、性能や安定性がTESLAと同程度以上なら既に製品化されていて良いはずですが、未だ何か?が足りないのか、それともインパクトを求めているのか?恐らくハードが一定の完成度に達したので次のステップとしてx86の多コアに適したプログラミングスタイルを模索しているのではないでしょうか?

 グラボ形状という事は、例えば、Tyan S7015GM4NRの様なマザーと組み合わせると、一般的な4Uサイズに8台収まりますので、去年のES品で 32Core x 4HT x 8台 = 1024論理コア。今年のES品だと、いったいどうなるんでしょうね?

 OpenCLも良さそうですが、それだけだとx86命令のフルセットがもったいない・・・というか若干非効率な感じがします。10万匹の蟻の行動を一匹一匹が個性を持った状態としてリアルにシュミレーションして全体としてどうなるか?とか・・・そういった演算には適しているかもしれません。

 筆者が考えるGPUの一つの到達点として画面(スクリーン)ピクセル数=コア数というのがあり、それにどれだけ近付くのか楽しみです。つまり、3Dハイビジョン=1920x1080px60fpsx両目のドット数を精緻に視覚へ伝達出来れば現実と区別出来ないくらい素晴らしい画が表現出来、それをCGとしてレイトレースでリアルタイムに演算する為にはピクセル数にコア数が近付く事が一つの指標に成ると思う訳です。60fpsは演算速度でカバーするとして純粋な瞬間瞬間のピクセル数を基準に考え、仮に、これをピクセルコア(PixelCore)という指標単位として定義しますと・・・
PixCore.jpg

となり、これが100に近付けば近付くほどリアルでダイナミックなCGが演算出来るという事です。

昨年のKnights FerryのES品を論理コア数で計算しますと、

 128÷(1920×1020×2)×100=0.003268≒3.3mPixelCore(ミリピクセルコア)

となり、先述のTyan S7015GM4NRを使った8連装を想定しますと、

 1024÷(1920×1020×2)×100=0.026144≒26.1mPixelCore(ミリピクセルコア)

となります。

そして、これとは別に被写体の動きや意思を演算するのがGPGPUやCPUの役割という事になると楽しそうです・・・と書いていて思ったのが、ここまでだとWeb1.0世代の考えですね。被写体にネットでつながった世界中の人々の意思や行動が反映されると更に面白いのかも?いやいや、そこじゃないな。もっと別の次元へ・・・
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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