GA-586DX Rev2A の MMX Pentium 233MHz 対応(改)

予め断っておきますが、筆者は15年前のPCマザーボードの改造に成功して有頂天に成っている変態です。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。と、なんとなく、小さい字で書いてみました。

昨日の記事と重複する部分も有りますが、MMX-Pentiumには未対応のGA-586DX Rev2AをMMX-Pentium 233MHz 対応に改造する手順を備忘録として書き残しておきます。(この備忘録が有効活用される事は、まず無いとは思いますがw)

GA-586DX Rev2A
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BIOS Update と MMX-Pentium 対応改造が成功した後のBIOS起動画面の様子
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マニュアルによりますと、P55C(つまりMMX Pentium)対応と書いてありますが、電圧設定ジャンパが未実装です。P55Cとしか書いてない事から推察しますと、未だMMXがES品しか出回っていない時期に製造・販売されたモデルというかリビジョンではないかと思われます。
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コア電圧生成は、スイッチング方式ではなく、7A仕様の3端子レギュレータ2個(個々のCPUに1個づつ)による降圧ですが、MMX233の仕様をみますと2.8Vのコア電圧で6.5Aを消費すると書いてありギリギリです。

とりあえず未実装ジャンパ(CPU1側がCPU脇のJP2、CPU2側がCPU脇のJP5)の1-2ピン(写真の赤丸2箇所)をハンダ付けして短絡します。
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余談ですが、念の為書いておきますと、赤と黒のリード線がハンダ付けされていますが、これはコア電圧を測定する為の電圧計プローブです。

すると、この様に各々2.8Vを生成してくれます。(デフォルト状態、つまり上記の改造前はコア電圧が3.5Vでした)
DSC00953.jpg

そして、Pentium(P54C)では正しく機能する倍率設定も、この板ではMMX-Pentiumの倍率設定が正しく機能しませんので、倍率設定も改造します。

まず、安全のためにBF0と接続されているディップスイッチの配線を切断しておきます。
場所は下の写真の赤丸で囲った基板上のパターンで、これをカットします。
とっても細かな作業ですので、逆に壊してしまうかもしれず、安全のためとは言え危険を伴う作業ですw
DSC00960.jpg
念の為、ソルダーレジストの補修液で絶縁しておきました。
DSC00970.jpg
これを切断しておかないと、CPUのI/O電圧3.3VがGNDに短絡してしまう恐れがあります。
ディップスイッチ設定は、左からOFF/ON/OFF/OFFの設定にします。この状態でFSB66MHz x 3.5 = 233MHzで動作させます。

次に、赤丸で囲った部分の赤いジャンパ線をハンダ付けします。赤矢印の部分がこれまた未実装ジャンパなのですが、2個のCPUのBF0ピンと接続されていて、そのすぐ左隣にあるCPUピンの右端は縦に一列がVCC3(I/O電圧3.3V)に成っていますので、適当な場所と言うか写真の場所にハンダ付けします。(これをジャンパ線ではなく適切な抵抗に置き換えれば上記のディップスイッチ側BF0回路の切断は不要ですが、たまたま良さげな抵抗が手の届く位置に無かったので短絡したというのが実態です)
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これで改造は終わりですが、この改造でMMX-Pentium 200MHz/233MHzでしか使う事が出来ないマザーに成っていますので別の意味で注意が必要です。P54Cを使いたい場合や倍率設定を幅広くしたい場合は未実装ジャンパを短絡してしまうのではなくジャンパを実装するなど、もう少し工夫が必要です。

冒頭の画像に戻りますが、以上の改造が成功していれば、この様なBIOS画面に成るはずです。
DSC00975.jpg
ちなみに最新BIOSは15年経った現在(2011年5月執筆時点)でもGigabyteからダウンロード出来ますので、探してみて下さい。

memtest86+もレギュレータの異常発熱なく翌日まで実行したまま放置しましたらレギュレータが60℃に成っていました。順調に進んでいます。別の原因でエラーが出ました。詳しくは次の記事に書いています。
DSC00976.jpg
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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