DUAL GPU の GPGPU性能 と 数字のマジック

今までGPGPUのベンチを幾度か重ねてきましたが、今回は各マシンを本来の DUAL GPU 構成に戻して、その最大性能を計測してみました。
DUALGPULIST.png
※N-Queen_CLはシングルGPUしか利用出来ない為、DUAL構成でも概ねシングル構成と同程度の計測結果でした。

各種ベンチではGPGPU+CPUでの計測が可能な物も有りますがLuxMark以外は概ねGPGPUだけの場合に比べて悪い結果に成るので最大性能はGPGPUのみで測定した結果に統一しました。LuxMarkはCPUを演算作業に参加させると上記の値よりスコアが伸びます。
また、13号機では各種のGPUを3~4枚搭載した場合のベンチも取りましたが、今回は割愛させて頂きます。

傾向として、AMD系のGPGPUは枚数が増えると比較的リニアな感じに性能向上しますが、nVidia系は枚数を2枚3枚と増やした場合の性能向上がAMD系に比べ少ない様です。

ここからは数字のマジック?ですが、いつもの様にグラフ化してみます
DUALGPUAV100.png
いつも通りGTX580が単独1位です。

ですが基準を変えると、この様に順位が逆転します。
DUALGPUGT206-100-2.png

更にGTX580自身を基準とした場合も、この様に順位が逆転します。
DUALGPUGF110-100.png

基準やルールによって順位が大きく変わると言う事は、単一のベンチマークのみで性能を判断する事が間違いだと言う事を物語っていると思います。自分の組んだアプリの性能にしても、ちょっとしたチューニングの違いや入力データ或いはドライバのバージョン等によって、GPUの演算速度が変わります。となるとECCの様な付加価値は時として大きな或いは決定的な判断材料に成り得るかもしれません。

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以下は、余談と言うか、このGPU構成に成った経緯的な物を日記的につらつらと書いています・・・
13号機15号機の構成は幾度か変更を重ね、最終的にTesla C2070を15号機に搭載する事に決定し、代わりに13号機をCaymanの2枚挿しでCFX構成に決定しました。

13号機は最大でグラボ4枚(例えばGTX590やHD6990を4枚など)の搭載が可能で、1つの筐体に収める場合のGPGPU的な性能は、恐らくそれがMAXです(TyanのベアボーンにはGPUを8枚搭載出来る板もありますが)、3枚以上を搭載するには空冷では色々な点で厳しく、仮に筆者が水冷を目指すとするなら、この記事に書いた様な大掛かりな自作に成るので今はスケジュール的に厳しいです。と言うか、やはり筆者的にGPUもDUAL構成が一番しっくりします。仮にGTX590やHD6990が完全な外排気でEyefinity6の様なブラケット形状なら、これらの2枚挿しもあったかもしれませんが、両者はケース内排気量が多く2枚挿しは厳しいと判断しました。

それと特に記事にはしていませんが10号機を復活させましたので、10号機も掲載しています。

それから14号機はS3(VIA)がChrome 5400EのOpenCL対応をとりやめてしまった様なので、2台とも Quadro NVS 450 にしました。S3 Chrome を2枚使ったGPGPUが楽しみでしたが、とても残念です。

また、ベンチ等が正常動作しない理由から7号機以前のマシンを除外しました。SSE2への非対応が主な原因ですがSSE2が有効な7号機はAGPバスがネックに成り断念です。
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No title

GTX570クラスになると水冷時はカード電源部も冷却しないと燃えるようです。
発熱と消費電力が怖くてHD6850以上は手が出せません…

Re: No title

> GTX570クラスになると水冷時はカード電源部も冷却しないと燃えるようです。

でしょうねw

水冷にしても流速や熱交換が十分でないとGPU/DRAM/MOSFET辺りは水を沸騰させかねない温度まで上昇するかもしれません。水没や油没という手段を除けば、無風状態では危険なのでサーモグラフィーを使って高負荷時の各部品の発熱状況を観察する必要が有ると思っています。水冷化に挑戦する場合はサーモグラフィーを数日レンタルする予定です。

> 発熱と消費電力が怖くてHD6850以上は手が出せません…

プロフィール欄にも少し書いてありますが、私の場合GPUはダウンクロックして使います。
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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