VIA Nano X2 の OpenCL による並列演算性能と VIA Quad Core の予測値

VIAのCPU&マザーで2台組みましたので、いつものOpenCL系ベンチを一通り実行して表の末尾に追加してみました。
加えて今注目しているVIA QuadCoreの予測値も掲載しておきます。

OpenCL-CPU-8.png

VIA Nano の IPC(Instructions Per Clock) の高さが確認出来た様に思います。

得手不得手は有りますが、概ね VIA Nano X2 1.2GHz(TDP13W) が Core Duo 2.0GHz(TDP31W) 相当の性能と言えそうで、むしろ若干高いIPCではないかと思われます。

仮に、VIA Nano のアーキテクチャをそのまま6コア3GHzくらいで動作させたとすると、全体的に見て PhenomII X6 1090T と同等か若干上くらいの性能で、演算の種類によっては、Core i7 990X と同程度の性能が出そうです。

突出して性能(IPC的な意味で)が高いのはRatGPUのレイトレーシング速度で、IPC換算ではダントツ1位です。

とは言え、下記の点から単純比較は難しいと思います。
1:クロックの低いCPUでは相対的にメモリアクセスがボトルネックに成り難い
2:コア数の少ないCPUでは相対的にメモリアクセスがボトルネックに成り難い
3:コア数の少ないCPUでは相対的にキャッシュコヒーレンシ維持コストが少ない
4:コア数が増えると相対的に演算効率が落ちやすい
  (但しOpenCL系ベンチは多コア有利な作りです)

以下、妄想グラフです
(VIA NanoX2 の結果を元にコア数(3倍)×2CPU×クロック比(1.4対3.0)から単純に12.8倍して比較しています。またOpenCLランタイムは平均スコアの高いAMD製で統一しています)

妄想VIA-LuxMark

妄想VIA-RatGPU

妄想VIA-NBody

妄想VIA-NQueen

妄想VIA-Double

妄想VIA-Float

妄想VIA-Crypt

妄想VIA-Hash

結果:
 XEON X5670 5勝
 妄想CPU NanoX6 2勝
 Opteron 2439 SE 1勝

VIA Nano は小型低消費電力を目指したCPUですが、性能重視で例えばL2サイズを現状の1MBから8MBくらいまで拡張しパイプラインや演算機を速度優先のチューニングに変更した場合は、性能面でIntelと対等に勝負出来そうなCPUが作れるのではないかという期待感があり、それなりに技術力をキープアップしている事が伺えます。(もちろん筆者の勝手な妄想による比較でしかありませんが)

更に、VIAは次期統合型チップセットVX11でDirect11へ対応する予定で既に製品化が進んでいますから、DirectComputeへの対応も行われるはずで、前回のChrome5400Eでは発表のみで実装されなかったOpenCLへの対応も期待出来そうです。
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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