Intel SSD 520 でアクセスLEDが反転してる?

2012/05/07 16:10 追記
Seagateの下記4製品でも同じ状況が起きる様です。
ST3000DM001 9YN166 3TB
ST2500DM001 9YN16L 2.5TB
ST2000DM001 9YN164 2TB
ST1000DM003 9YN162 1TB
こちらの製品はSeagateがファーム更新で対応する様です。
http://knowledge.seagate.com/articles/en_US/FAQ/223651en

2012/04/27 23:05 追記
SATAの仕様書(有料)を入手しまして読んでみました。
結果、実は、Intel SSD 520 が正しい作りで、他の製品が間違っている可能性が有ります。
つまり、他の製品(X25-Mや320シリーズなど)が間違った作りに成っているのかもしれません。

もしくは、仕様の曖昧さや難読性から来る問題かもしれません。

いづれにしろ同じメーカの X25-Mや320と520は逆なので、Intel内でどちらかが間違いで、どちらかが正しい(もしくは強引に両方正しいとするか?)という事になります。

デバイス(SSD/HDD)側のSATA電源コネクタ11番ピンは、デバイス内でプルアップ抵抗によりプルアップされる仕様になっており、スタッカードスピンアップを殺す信号とピンを共有、アクセスLED信号はアクティブLOW(オープンドレイン又はオープンコレクタ)です。処理してない時に11番ピンとGND間がデバイス内部でHIインピーダンスに成り、結果、内部のプルアップ抵抗と11番ピンが接続され最大3.3Vが出力される仕様です。デバイスがアクティブの時はデバイス内部で11番ピンとGNDがLOWインピーダンスに成り、プルアップ抵抗からの電力はGNDに落ちて行き11番ピンからデバイスの外に出力される電圧は最大でも225mVに低下します。この出力は直接LEDをドライブ出来ないので一端バッファを通してLEDをドライブしなさいと書かれています。

仕様書の表現として否定形や意味を逆転させる文章が多いので混乱し易い書き方に成っているのも、今回の様な現象が起きた原因の一端に成っていると思います。仕様は簡素に判り易くが基本ですよね。

参考例としてアクセスLEDを点灯させる回路図が掲載されていますが、信号を反転させる回路でした。

ですが、実際のホットスワップケージは反転回路ではありません。

大多数の製品が仕様とは逆の実装で、極少数の正しい実装が有る状況・・・私の理解で正しいなら、これは、とても厄介ですね・・・


--- 以下、当初の書き込みです。

つい最近17号機19号機Areca ARC-1882iで組んだ事から、SSDもSATA3-6G対応品を使おうと思いIntel SSD 520を選択しました。

筆者はIntel SSD Toolboxの使い勝手に慣れてしまった関係でSSDはIntelで統一していますので、自然の流れとして520に行き着きました。
以前 RealSSD C300 + LSI MegaRAID でRAIDを組んだ際にSSDのツールが無い事で悩んだ経験からIntelを選択している側面もあります。それ以来、SSDはIntelで、RAIDはArecaで統一しています。

今回 Intel SSD 520を導入して性能的には満足しています。

ですが、少々残念な事態が発覚しました・・・

驚いた事に、Intel SSD 520(の特定ロット?) はアクセスLEDが通常とはで、市販のドライブケージやモバイルラックに入れますと、アクセスLEDが常時点灯し、アクセス中のみ瞬間的に消灯するという豪快な作りになっています。これは筆者が手にしたロットだけの不具合かもしれず、Intelに問い合わせをしている最中ですが、未だ最終的な回答は来ていません。

この問題は、ノートPCに入れたり、あるいは単機でマザーボードに直接SATAケーブルで接続した時のマザー側から出ているアクセスLED信号では起きません。マザーボードから出ているアクセスLEDはマザーボードに問題が無い限りは正常に点灯します。同様にSATA<->USB(又はFireWire/IEEE1394)変換しているタイプの変換基板から出ているHDD/SSDのアクセスLEDを見た場合にも問題は起きません。この場合も普通にアクセス中に点灯します。
つまり、マザーボードや変換基板から出ているアクセスLED信号は今回の件とは全く関係有りません

今回の記事にした件は、Intel SSD 520本体に付いているSATA電源端子の11番ピンから出力されるアクセスLED信号(Device Activity Signal)が通常とは反転している事に起因しています。

ですから、アクセスLED付きのモバイルラックやホットスワップケージに入れて使ったり、アクセスLED付きの外付けeSATAケースに入れて使ったりする場合にアクセスLED反転が起きますが、USBやIEEE1394に変換しているタイプの外付けケースでは変換基板の制御チップからアクセスLED信号が出ているタイプが有り、この場合は正常にアクセス中にLEDが点灯します、実際、筆者所有の複数製品で同様の結果を得ています。

SATA電源端子の11ピンは初期の規格ではGNDでしたので、古い規格の時に製造されたHDD/SSDでは11番ピンはGNDですから古い製品ではアクセスLEDそのものが点灯しない事もありますが、新しい規格では11ピンがアクセスLED信号に変更され、最近のHDD/SSDはみなこの11ピンからアクセス中に信号が出力される様に成っています。

筆者はデフォでホットスワップケージに入れてRAID-5/6しますので、毎回複数同時購入していますが、Intel SSD 520に限って、購入した全てがこの様な状況ですので、少なくともロット単位でこの状況だと思われ、最悪、全品回収(もしくは特定ロットの希望者のみ無償交換)も有り得るのかもしれませんが、ファームウエアのアップデートで対応出来る事かもしれません

ホットスワップケージは複数製品で試して同じ結果でしたし、X25-Mや320シリーズ、及びRealSSD C300、WD Green、HGST HDD等、複数の他の製品では正常にLEDが点灯しますので、明らかにIntel SSD 520(の特定ロット?)固有の問題だと思われます。

いづれにしましても、近々Intelからこの件に関して何らかの発表があるかもしれません。

ですが、問い合わせて翌日にIntel筑波本社から電話が有り、追加情報を伝えましたが1週間経過して状況を確認しましたら、継続調査中との事でした。
ただのアクセスLEDに一週間経過しても調査結果が出ないのは、単に調査をしていない(調査の順番待ち?)なのか、それとも事の重大さに慎重に調査を重ね原因の特定までをしているのか?或いは調査は終わっているけれども会社としての対応方針が決定出来ないでいるのか?それは判りませんが、接続して電源を入れれば判る事なのに時間が掛かり過ぎてるように思いますし、製造段階で気付かないと言う事は品質管理的な面で問題が出始めている兆候かもしれません。

まぁ、筆者の様にホットスワップケージにでも入れない限り実用上の問題は有りませんから、このままウヤムヤに流してしまうつもりなのかもしれませんね・・・筆者にとっては結構重要ですが・・・

Ivyの初期ロットで発売前に箱の印刷にTDPの誤植があった事が発覚し話題になりましたが、今回記事にした Intel 520 SSD でのアクセスLED反転の件は、ホットスワップケージに入れて使ってる人が少ない為か、基本的な部分のバグであるにもかかわらず全く話題に成りませんね。
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR