NEC / Renesas 製チップを使った USB3.0

結論から書きますと、筆者はこのサイトからFirmwareとDriverを入手して更新しました。加えて、接続するUSB機器側もFirmwareを最新にしておくのがベターです。
(但し、上記サイトは変な広告サイトに飛ばされたり、ダウンロードした中にリンクが入っていたりと、要らない物が付いてきます。)

Firmwareはチップの型番で個々に異なるFirmwareが有り、Driverはチップの世代で2種類有ります。

筆者の手順は、最初にFirmwareを更新して、次にドライバを更新しました。
Firmwareの更新時には電流コントロールの設定などを行うタイプも有りますので、ある程度のハード知識が必要に成ります。本来は製品を販売しているメーカが個々の製品向けに予め設定を行い専用の更新プログラムを公開する必要が有りますが、そういった更新プログラムを真摯に公開しているメーカは稀有です。

ドライバのインストーラは起動オプションを指定してます。
 setup.exe /v"NO_UTILITY=1" /v"U1U2_DISABLE=1"

加えて、下記のレジストリを追加しています。
[HKEY_LOCAL_MACHINE
\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\nusb3xhc\Parameters]
 "ForceHCResetOnResume"=dword:00000001


これらの手順はNEC製パソコン用に用意されたドライバダウンロードページからダウンロードしたインストーラに含まれていたドキュメントに記載されていたもので、これらの設定をしないと時々フリーズするケースが有ります。

また、同じインストーラを起動してドライバをインストールしたとしても環境によりインストールされるドライバのバージョンが異なる様です上書きインストールすると古いドライバのままになっている事が有りますので、いったんRenesas Electronics USB3.0 Host Controller Driver又はNEC USB3.0 Host Controller Driverをアンインストールして再起動した後に入れなおす必要が有りそうです。

以下、グダグダと経緯や愚痴などです・・・

グラボの様にチップメーカからの純正ドライバダウンロードページが判り易く簡単だと良いのですが、NEC/Renesas製USB3.0ドライバの最新版入手は困難を極めました・・・というか、筆者は未だにチップメーカ自身が公開している純正ドライバのダウンロードページには辿り着けていません。なぜ冒頭のページに掲載されている様なドライバやファームウエアが有るにも関わらず判り易い場所(自社HP)に公開しないのか疑問です、ある意味で嫌がらせか?とさえ思います。ユーザは更新されないドライバを使い続けるか、怪しいサイトや他社製カード用に公開されたドライバを流用するしかない訳で不親切ですよ。現状ドライバは基本的にはチップを使った製品を販売しているメーカ(BUFFALOCENTURYの様なパーツを販売しているメーカや、マザーボードメーカや、パソコンメーカ)が製品ごとに個々のサポートページで公開しているケースがほとんどですが、発売時のバージョンのまま更新されずに放置しているケースが多い様に思います。USB2.0製品に付いてはRenesass自身がドライバを公開する事は無いと明記されWindowsUpdateで更新出来ますが、USB3.0世代のチップに付いては、そういった記述さえ見当たりません。

その為、筆者のPCは、つい先日までUSB3.0のドライバやファームウエアが購入時のまま放置され、結果、USB3.0機器を取り付ける都度にOSごと動作不安定に成る恐怖を味わっていました。(そのたびに純正ドライバの最新版を探すのですが、探しても見付からず、そのうちにとんでもなく時間が掛かり中断する・・・を繰り返していました。冒頭に掲載した様な二次配布のドライバは怖くて使えなかったという心理的な側面もあります。)

歴史を辿るとUSB3.0は仕様的には規格化され公開されていますが、その仕様通りの半導体チップ製造は困難を極め、発表当時にそれを達成出来たのはNECエレクトロニクス(当時)一社のみで、独占状態の期間がしばらく続きました。

その為、比較的初期の頃からUSB3.0を利用している場合は、そのチップやドライバは全てNEC製ですが、チップが発売されて数ヶ月で社名がRenesasエレクトロニクス(旧NECエレクトロニクス + 旧Renesasテクノロジ)に変わり、その影響でチップやドライバのブランド名がNECからRenesasに変更に成りました。

2008年11月 USB3.0 Ver1.0 仕様/規格発表
2009年 6月 NEC製USB3.0チップのサンプル出荷開始
2009年11月 NEC製USB3.0チップ搭載PCIeカード発売
2010年 4月 社名がRenesasエレクトロニクスに変更される。
      (NECエレクトロニクスとRenesasテクノロジが合併)

RenesasエレクトロニクスはそのHPを見ても判りますが半導体チップメーカとしてBtoBが前提の様相で、コンシューマを直接相手にする事は無い様に見受けられます。

技術力は高いのに、マーケティングに弱く残念な感じです。
まぁ、元はNEC本体から技術屋のみを集めて独立させた会社なので仕方ないのですが・・・
余談ですがアメリカの場合は他の企業を買収して大きくなってゆくイメージが有りますが、日本の場合は分社化して細分化しているイメージが有ります。戦後の財閥解体の様な占領政策の影響が残っているのでしょうかね?

こういった背景もありドライバのみ更新した場合にはファームウエア側がNECで、ドライバ側がRenesasといった組み合わせで動作不具合が起きたり、そもそも新しいドライバやファームの入手方法が判らずにバグの有るドライバやファームウエアをそのまま使い続けざるをえない結果に成りがちではないか?という気がします。IT業界に長年居た筆者ですら苦労するのですから普通の人からみれば不可能に近いでしょう。それにWindowsUpdateでも更新されません。->但しWindows8ではOSに予め搭載されている標準ドライバで安定動作します。

そこで、色々探した結果ようやく辿り着いたのが冒頭で紹介したサイトで、このサイトで入手した中での最新版のFirmwareとDriverを導入してからは動作不安定が全て解消しました。


どなたかNEC/Renesasテクノロジ製USB3.0チップの純正ドライバ&純正ファームウエアの最新版(及び過去の歴代バージョンの)ダウンロードサイトを御存知でしたらコメント下さいませ・・・


参考までに件のサイトで入手した中での版最新は下記の様な組み合わせです。
μPD720200 Driver 2.1.36.0 / Firmware 3.0.3.4
μPD720200a Driver 2.1.36.0 / Firmware 4.0.2.0
μPD720201 Driver 3.0.20.0 / Firmware 2.0.1.4
μPD720202 Driver 3.0.20.0 / Firmware 2.0.1.4
ほとんど1ヵ月以内のバージョンですから、恐らく(βを除けば)最新版ではないか?と思います。

 
ところで、これは全くの余談ですがμPDで始まる型番に哀愁を感じるのは筆者だけではないと思います・・・
関連記事
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

私も…

ドライバ・ファームが掲載されているサイトには、
以前私もルネサスチップの不安定に悩まされ
管理者の方と同じサイトを1年ほど前に見ていました。

ただその時は、私のスキルが低かった為、解決できませんでした。
現在も同じ症状で悩まされていたのですが、
こちらの記事を読み、再度挑戦する気になってきました。

管理者さま、本当にありがとうございます!

Re: 私も…

こんにちは。

若干古い情報で申し訳ないですが、少しでも貢献できて嬉しく思います。

また気軽に来て下さいね。
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
アクセスカウンター
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR