AREA Sport Quattro  vs  HighPoint RocketU (1142A)

※この記事に掲載されております4K-QD32の速度やCPU負荷は最大で40%程度の誤差が有ります。詳しくは双発電脳とUSB3.0プロトコルオーバーヘッドの記事を参照下さい。(シーケンシャルアクセスは2~5%程度の誤差です)


先日の記事でも紹介しましたが、今回は PCIe x4 品のガチンコ対決を企画してみました。

両者とも一般的なPCIe x1品とは異なり、4倍の速度を誇るPCIe x4品で、かつ、USB3.0を4ポート備えています。但しAREA SportQuattroは搭載チップの仕様でPCIe x2が実態です。

DSC01993.jpg

HighPoint RocketUはMacユーザを想定したと思われる丁寧かつ豪華な作りの製品で、若干高価です。構造的にはPCIe x4ブリッジを経由してASMediaチップを4個搭載しUSBポートに1対1でチップが専属対応しています。

AREA SportQuattroはEtron EJ198を採用して1チップで4ポートに対応しています。自作erを想定したと思われる値段設定とパッケージの製品で、値段は他のUSB3.0製品とあまり変わりません。

以下、個別に見ていこうと思います。

AREA Sport Quattro
 Chip:Etron EJ198
 I/F:PCIe Gen2 x4 @x2 (10Gbps ≒ 1.25GB/s = 1250MB/s)
 ※物理形状はPCIe x4ですが、チップの仕様がx2です。カードエッジにはx2の配線しかありません。
DSC01988.jpg

DSC02148.jpg

x4形状でありながら、x2信号までしか配線されていない。
DSC01999.jpg


HIGHPOINT RocketU 1142A
 Chip:PLX PEX8609ASMedia ASM1042 × 4
 I/F:PCIe Gen2 x4 (20Gbps ≒ 2.5GB/s = 2500MB/s)
DSC01931.jpg

DSC01932.jpg

DSC01934.jpg

信号線も確かにx4まで配線してあります。
DSC02002.jpg



4ポート同時利用でのパフォーマンス@Windows7縛り

AREA SportQuattro
裸族のお立ち台USB3.0との間でフリーズ現象が頻発しましたので、残念ながら4台同時は出来ませんでしたorz
ポートを変更しても同じ現象が起きますので、製品間の相性といわれるものと思われます。
裸族以外でも総じて反応が鈍く(USBポートに挿し込んでからWindowsが反応するまで3~30秒ほどかかる)かつ、DPCLatencyが時々突き上げますので、ドライバの割り込み処理に不備が有りそうです。
発売翌日ですからドライバが未成熟でも仕方の無い事ですが・・・半年~一年後にドライバが成熟した頃に再度計測してみようと思います(忘れそうですが・・・)
AREA-SportQuattro_4台同時
CrystalDiskMarkの4K-QD32を同時実行しますと4番コアのCPU負荷が100%に成りましたが、どうやらドライバ・ワーカスレッドがシングルスレッドに成っている様で、特にキューの深いランダムアクセスではCPUがボトルネックに成ると思われます。
AREA-SportQuattro_CPU負荷
但し4K-QD32のWrite性能は先日の記事で使った製品と比べても上回るスコアですから、ドライバ成熟後に期待が持てそうな気がしてきました。

HighPoint RocketU 1142A
安定して高速です。
ドライバ・ワーカスレッドのCPU負荷も適切に分散されていて、多コアのシステムでCPUがボトルネックに成る事は無さそうです。但し4コア以下のシステムではCPUがボトルネックに成り得ます。チップが4個有る為、ドライバも4つインストールされていて個々のポートが別デバイスとして同時並行に機能している様です。
HIGHPOINT_4台同時

総評:
スコアから明らかですが、HighPoint RocketU 1142Aの圧勝です・・・と言いたい所ですが、4K-QD32のスコアがAREA Sport Quattroの方が良い結果が出ている事に気付きました。ドライバが成熟したら、もっと良い結果が出るかもしれません。

安定して高速でリッチな雰囲気を味わいたい場合はHighPoint RocketU 1142A
じゃじゃ馬でピーキーな危ない雰囲気を味わいたい場合はAREA SportQuattro
ですかね?
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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