名称不明品の強制再起動阻止

タイトルだけですと何を言ってんの?と思われてしまいそうですが、名称不明品とはコレ↓の事です。
IMG00537.jpg

以前、PCI-X 66MHz スロットで試した時に自動シャットダウンが出来ずに元電源強制OFFしていたのですが、下記のPME#ピンのカットでシャットダウン出来る様になるという情報を読者の方から頂きました。

カットする場所は、たぶんココです。(後ほど私も試してみます)
IMG00534k2.jpg

後付けで薀蓄述べるのもなんですが・・・

このPME#信号はPCI Rev2.2で追加になったパワーマネージメント信号ピンで、PCI Rev2.1まではReserved(予約)ピンでしたので、従って古いカードはオープンですから、パターンカットで多くの場合問題なしと思います。

規格上はオープンドレイン(つまりMOSFETのドレイン信号)を引き出すべきところ、写真の通りバイポーラトランジスタらしきEとCが印字された半導体の恐らくコレクタ信号(つまりオープンコレクタ)を引き出しているのが動作不良の原因かもしれません。この信号はアクティブLOWですから、アクティブな時にGNDの0V電位に落とされるように期待されています。

5V-TTL信号系ではなく3.3V以下のCMOS信号しか受け付けないPCI-Xスロットで使う場合にはオープンコレクタではなくオープンドレインとして実装されてないと動作不良を起こす可能性がありそうです。といいますか、名称不明品はカードエッジが5V/3.3Vユニバーサルなのですから、全ての信号ピンをCMOS信号で実装してなきゃだめだと思います。ユニバーサルカードの場合は確か全部CMOS信号で実装しないといけないはず。

ここに付いてる問題の小型トランジスタをMOSFETに交換すれば期待通りの本来の機能になるのかもしれません・・・けど肝心のPCIe側は信号ピンが未実装(省略されている)だったからなぁ・・・いづれにしろ名称不明品に省電力機能とかWOL的な動作を期待しちゃ駄目だと思います。

クオリティーチェックのシールが貼ってありますが、仮にチェックしていたとしても、5V/3.3Vユニバーサルの動作チェックではなく、古いマザーの5Vスロットだけでチェックしているのでしょう。たぶん・・・
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No title

あ、こちらに記事を書いていただいていたんですね。
ありがとうございます。

拡大写真を見てみましたが、私の持っているものと全く同じパターンでした。

パターンカットで大丈夫かという心配はありましたが、今のところは特に問題はない感じです。
(入力がハイインピーダンスってことはないでしょうからね)

でも、それじゃ何の為に結線して部品まで付いているのかという謎が残りますが(笑)

あとチップ部品ですが、形状がSOT-23であれば
http://www.microchip.com/wwwproducts/Devices.aspx?dDocName=en010697
の可能性はないでしょうか?

Re: No title

> パターンカットで大丈夫かという心配はありましたが、今のところは特に問題はない感じです。
> (入力がハイインピーダンスってことはないでしょうからね)

PCI Rev2.1までは機能が割り当てられてない予約ピンで、かつ、オープンドレイン、アクティブLoなので大丈夫だと思います。WOLなどで電源Onにする際に、このピンをGNDに落とすとPC電源が入る仕様だと思うのです。

> でも、それじゃ何の為に結線して部品まで付いているのかという謎が残りますが(笑)

たぶん、5VのTTL信号系(つまりRev2.2までの32Bit/33MHz/5V仕様のPCIスロット)だと期待した様に動作するのだと思います。

> あとチップ部品ですが、

E と C が両脇に書いてあるので、E = エミッタ 、 C = コレクタ 、のバイポーラトランジスタだと思うのです。
これが原因で、64Bit-PCIやPCI-XなどのCMOS信号を前提としたスロットに挿すと、バイポーラトランジスタのエミッタ-コレクタ間リーク電流が無視出来ないレベルになってしまい、Loアクティブを感知してしまうのではないかと思うのです。

No title

>E と C が両脇に書いてあるので、E = エミッタ 、 C = コレクタ 、のバイポーラトランジスタだと思うのです。

チップ部品のマーキングは統一されているわけじゃなくて、各社独自のものを使っている場合が多いので、一概には言えないような気がします。

http://www21.atwiki.jp/mcmaster/pages/302.html

なんかを見ると、マーキングから部品を調べられるかと思います。

もしTC1276だったとしたら、出力=Loのリセットパルスを作る石みたいですので、デバイス側でWake信号を作って出力するためとも考えられますが、期待通りの動作をしていないのかもしれませんね。

電源ラインの配線が足りないせいで、TC1276のVccに常時電圧が来てないため、電源を落とした瞬間に出力ピンがLoになってしまい、意図せずWakeしてしまう、とか考えられないでしょうか?

No title

すみません、よくピン配置を見てみたらTC1276じゃないですね。
もしそうだとしたら配線が逆ですので(^^;

すみませんお騒がせしました…

Re: No title

> チップ部品のマーキングは統一されているわけじゃなくて、各社独自のものを使っている場合が多いので、一概には言えないような気がします。
> http://www21.atwiki.jp/mcmaster/pages/302.html
> なんかを見ると、マーキングから部品を調べられるかと思います。

なるほど、エミッタ&コレクタのピン配置を記載してあるとは限らない訳ですね。

> もしTC1276だったとしたら

この製品はオープンドレイン出力の様ですね。興味深いです。
データシートの7ページを見ますと、マーキングが4桁になっておりECで始まる特性の物でも下二桁に製造年とロットを示すコードが付加された4桁表記になる様です。
この表
http://www21.atwiki.jp/mcmaster/pages/302.html
にはEC**と書いてますので**の部分が製造年とロットで表される2桁を意味するのだと思います。

> 電源を落とした瞬間に出力ピンがLoになってしまい、意図せずWakeしてしまう、とか考えられないでしょうか?

確かにリセットICなら、そういった動作になりそうですね・・・しかし、そんな回路をPME#に組み込んだら永遠にシャットダウン出来ない回路になっちゃいますね。って、実際そんな動作になってる!!!

No title

>データシートの7ページを見ますと、マーキングが4桁になっておりECで始まる特性の物でも下二桁に製造年とロットを示すコードが付加された4桁表記になる様です。

あ、それはこういう意味だったのですか。
なるほど、それは気が付きませんで、勉強になりました。
お騒がせして申し訳ありませんでした。

もう少し詳しく調べてみたいのですが、実際のアダプタはもうPCに組み込んでしまいまして、取り外しが面倒ですのでしばらくお預けにしたいと思います。
動作の方も、現在も全く問題なく動いております(^^)

ちなみに最近は老眼で目が悪くなり、実際のチップ部品の刻印を裸眼で読み取ることも困難になってしまいました(^^;)
ありがとうございました。

Re: No title

> 動作の方も、現在も全く問題なく動いております(^^)

それが一番大事ですね

> 実際のチップ部品の刻印を裸眼で読み取ることも困難になってしまいました(^^;)

私もこんな物を使っています
http://eleshop.jp/shop/g/g3BB133/

1mm×2mmくらいのチップ部品を手作業でハンダ付けした時など裸眼で作業できても拡大して確認したくなります
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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