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Tyan S5365

14号機として省電力版XEONであるSossamanを選択した際にSuperMicr X6DLPを選択したのですが、その際にもう一つの候補として考えていたTYAN S5365を今回は14号機②として1台組んでみました。

と言う事で、今回は省電力XEONマシンがコンセプトです。

TYAN S5365
S5365.jpg

これを組んでみようと思ったキッカケは5号機用に買った玄人志向 GF-QUAD-DISP/4DVI/LPがAthlonMPではWin7で動かなかったのですが、このグラボの出来というか素性がなかなか良かったので愛着の様なものがあり他に何か良い組み合わせで組んでみようと思ったのがキッカケです。

gf-quad-disp_4dvi_lp_s.jpg

IMG0000000.jpg

玄人志向 GF-QUAD-DISP/4DVI/LPの特徴は、PCIe x8、省電力、そこそこ使える性能、4画面・・・こうやってキーワードを並べてみますと、自然にTYAN S5365がベストマッチではないか?と思うようになったのです。と言いますかデュアルソケットが大前提の筆者だからこうなったのであって、必ずしも全てのケースにおいてベストマッチとは言えないと思います。

このグラボは拡張スロットがPCIe x8しかない様な激安サーバーや、ロープロファイルしか挿せない中古激安ブレードサーバなどに省電力でそこそこ何でも出来るグラフィック性能を追加出来るという優れものです。

とりあえず組み終わりWindows8.1 32Bit版が動作し、このブログも、この機体で書いています。

構成:
M/B:TYAN S5365
CPU:XEON LV 1.66GHz 2C/2T x2Socket
MEM:ECC Registerd DDR2-667 1GB x2
Slot#1:PCIe x8 玄人志向 GF-QUAD-DISP/4DVI/LP(GeForce GT730)
Slot#2:PCIe x8 Speed Dragon EU306C(USB3.0)
Slot#3:PCI 5V/32/33 -----
Slot#4:PCI 5V/32/33 ONKYO WAVIO (追加予定)
Slot#5:PCI-X 66 -----
Slot#6:PCI-X 66 Areca ARC-1120 RAID6 + Intel SSDx4

現在は適当な電源で試験運用していますが、追々ファンレス電源化などをして静音かつ、そこそこ高音質なPCに仕上げてゆこうと思います。

単純計算で最大負荷時の消費電力でも150W以下(おそらく100W程度)ではないかと思われます。後ほど計測してみます。

主要パーツの消費電力:(カタログスペック上の最大値)
CPU:12V 31W(15W) ×2個
GPU:12V 25.1W/3.3V 9.9W
MEM:6W ×2個(メモリ用VRMの一次側電圧未調査)
RAID:12V 0.72W/5V 5.5W/3.3V 4.75W
SSD:5V 0.2W ×4個
NorthBridge:10W(VRMの一次側電圧未調査)
SouthBridge:3.9W(VRMの一次側電圧未調査)
USB3.0 Chip:12V 0.75W/3.3V 0.3W
USB3.0 Device:5V 4.5W ×4個
USB2.0 Device:5V 2.5W ×4個
NIC:3.43W(VRMの一次側電圧未調査)
各電圧合計(W):12V 88.47W/5V 34.30W/3.3V 15.05W/電圧不明 29.33W
各電圧合計(A):12V 7.37A5V 6.86A3.3V 4.56A電圧不明 29.33W
総合計:167.15W

PicoPSU-160-XTは各電圧が最大8Aで合計162Wです。総電力が若干オーバーしていますが、これはUSB機器を全ポートに接続して、かつUSB機器が最大電力を消費した場合ですので、実際にはあり得ませんから問題ないのですが、VRMの一次側を未だ調べていないメモリ/ノース/サウス/NICが少し気になります。これらが全て5Vだったら大丈夫ですが12Vだったら最大負荷で少し不足(但しPeakが15Aなので瞬間的なものならOK)で、3.3Vだったらアウトです。まぁ、3.3Vって事は無いと思いますが・・・目視で一次側の電解コンデンサを見ましたら16V耐圧でしたのでメモリ/ノース/NICはたぶんVRM一次側が12Vだと思います・・・とすると最大負荷で1.8Aほどオーバーします・・・PicoPSU-160-XTは12Vを主電源のON/OFFに併せてMOSFETでON/OFFしてるだけ(DC-DCコンバートをしている訳ではない)ですので単純にMOSFETを似た特性で出力が10A以上の物に張り替えるだけでOKかもしれません。もしくはCPU用の4/8Pin-12Vだけ別途ON/OFF連動する経路を自作するか、或はCPUを15W品のULV版に交換すれば大丈夫です、というか今使ってるのはULV版じゃないか?と思うのですが見分け方が判りません。やはり後ほど負荷をかけて実測してみます。
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて二十数台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です(以降、Bull/nano/Ryzenと数台仮組レベルで組んでいます)。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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