いまさらですが SocketF のデュアルソケットマザーまとめを書いてみます。

なぜ最近こんな事をしているかと言いますと、Windows7のサポート終了後にアップグレードパスが残されているマザーを洗い出しています。

Intelマザーのまとめ
 Socket7 / 8, 1, 2, 370 / Socket604 / SocketM
 LGA771 / LGA1366 / LGA2011 / LGA2011 v3
AMDマザーのまとめ
 SocketA / Socket940
 SocketF / SocketC32 / SocketG34 / Zen
VIAマザーのまとめ
 nanoBGA / QuadCore

特徴別リスト
 ・SocketFプラットフォームでは、E-ATX 又は SSI-EEB が標準と筆者は捉えています。メモリは DDR2 ECC Registerd です。
 ・SocketFプラットフォームでPCI-ExpressはGen1.1とGen2.0が混在していますが特に記載が無い場合はGen1.1です。
 ・SocketFには複数のマイナーリビジョン(Rev6が最終)が有りHyperTransportの速度や消費電力などが異なります。Tyanマザーの場合は型番末尾に"-E"が付く物はOpteron 2439SEの137W(SocketFの最大電力)を出力出来るタイプだと記憶してます。

SLI 対応マザー
 SuperMicr H8DAi-2 (3Way)
 SuperMicr H8DAE-2 (2Way) (2x PCI-X133)
 TYAN S2915-E (2Way) (2x PCI-X133) (15号機)
 TYAN S2932-E (2Way) (3x PCI-X133)
 TYAN S2927-E (2Way) (ATX)
 ASUS KFN32-D SLI (2Way) (2x PCI-X133)
 ASUS KFN5-D SLI (2Way) (ATX)
 ASUS L1N64-SLI WS/B (2Way:3Wayかも?) (SSI-CEB/ATX)

AMD Quad FX 対応マザー
 ASUS L1N64-SLI WS (2Way:3Wayかも?) (SSI-CEB/ATX)
 Quad FXはSocketF版Athlon64FXを2機搭載可能とするプラットフォームでチップセットにはnForce 680a SLIを搭載、通常のOpteronを搭載出来るのか?筆者は知りません。メモコンがOpteronの様なECC Registerdではなくnon-ECC Unbufferd DDR2という違いが有った様な記憶があり、それ故に筆者の購入対象リストから外れていたと思います。
 少し調べた限りではK8 Rev.F3の3モデルのみが正式対応の様です。世代的にはSanta Rosa(K8 Rev.F2)と同じですから Win8.1 64BitやWin10 64Bitのシステム要件であるCMPXCHG16bに対応している可能性は高そうです。
 ASUSのサポートページに掲載が無い事から、何か特殊な事情がありそうです。ショップブランドとして特注されたマザーなのか?黒歴史として抹殺されたのか?その辺りは判りません。
 追記:
 バリエーションモデルとも言えるL1N64-SLI WS/BであればOpteronに正式対応している事から、BIOS流用でOpteronに対応出来る様です。読者の方に教えて頂きました。

ATX (SSI-CEB)フォームファクタ対応マザー
 TYAN S2927-E (2WaySLI)
 ASUS KFN5-D SLI (2WaySLI)
 ASUS L1N64-SLI WS/B (2Way:3Wayかも?) (SSI-CEB/ATX)

PCIe Gen2.0
 SuperMicr H8DIi+ (2x PCIe Gen2.0 x16@x8signal) (2x PCI-X133)
 SuperMicr H8DAi+ (4x PCIe Gen2.0 x16) (EE-ATX)
 TYAN S8212-LE (1x PCIe Gen2.0 x16)
 ※Gen2.0かつSLIに対応したチップセットが無い為、Gen2.0でSLI出来るマザーはSocketFには存在しません。

PCI-X 133 スロット搭載
 SuperMicr H8DAE-2 (2WaySLI) (2x PCI-X133)
 SuperMicr H8DIi+ (2x PCIe Gen2.0 x16@x8signal) (2x PCI-X133)
 TYAN S2915-E (2WaySLI) (2x PCI-X133)
 TYAN S2932-E (2WaySLI) (3x PCI-X133)
 TYAN S3992-E (2x PCIe x16@x8signal) (3x PCI-X133)
 ASUS KFN4-D16/SAS (1x PCIe x16@x8signal) (3x PCI-X133) (8)+(8)DDR2
 ASUS KFN32-D SLI (2WaySLI) (2x PCI-X133)


マザー概観、メーカー別リスト
※画像はバリエーションの差異により実物と若干異なる場合があります
※ブロック図はバリエーションの差異により実物と若干異なる場合があります
※ブロック図は、かなり省略してあります

HyperTransportの接続経路に注目してブロックダイアグラムの簡略版を掲載しておきます。
チップセットの名称はマニュアルの記載にあわせていますが、下記の対応関係です。
CK8-04 = nForce Pro 2200 MCP
MCP55Pro = nForce Pro 3600 MCP
IO-55 = nForce Pro 3050 I/O

SuperMicr
H8DAi-2 (3WaySLI)
H8DAi-2.jpg H8DAi-2-IO.jpg
H8DAi-2-BDG.png

H8DAi+ (4x PCIe Gen2.0 x16) (EE-ATX)
H8DAi+.jpg H8DAi+IO.jpg
H8DAi+BDG_20150315084825d74.png

H8DAE-2 (2WaySLI) (2x PCI-X133)
H8DAE-2.jpg H8DAE-2-IO.jpg
H8DAE-2-BDG.png

H8DIi+ (2x PCIe Gen2.0 x16@x8signal) (2x PCI-X133)
H8DIi+.jpg H8DIi+IO.jpg
H8DIi+BDG.png

TYAN
S2915-E (2WaySLI) (2x PCI-X133) (15号機)
S2915-E.jpg S2915-E-IO.jpg
S2915-E-BDG.png

S2927-E (2WaySLI) (ATX)
S2927-E.jpg S2927-E-IO.jpg
S2927-E-BDG.png

S2932-E (2WaySLI) (3x PCI-X133)
S2932-E.jpg S2932-E-IO.jpg
S2932-E-BDG.png

S2933 (MicroATXより1cm長い)
S2933.jpg S2933-IO.jpg
S2933-BDG.png

S3992-E (2x PCIe x16@x8signal) (3x PCI-X133)
S3992-E.jpg S3992-E-IO.jpg
S3992-E-BDG.png

S8212-LE (1x PCIe Gen2.0 x16)
S8212.jpg S8212-IO.jpg
S8212-BDG.png

ASUS
KFN4-D16/SAS (1x PCIe x16@x8signal) (3x PCI-X133) (8)+(8)DDR2
KFN4-D16-SAS.jpg KFN4-D16-SAS-IO.jpg
KFN4-D16-SAS-BDG.png

KFN5-D SLI (2WaySLI) (ATX)
KFN5-D-SLI.jpg KFN5-D-SLI-IO.jpg
KFN5-D-SLI-BDG.png

KFN32-D SLI (2WaySLI) (2x PCI-X133)
KFN32-D-SLI.jpg KFN32-D-SLI-IO.jpg
KFN32-D-SLI-BDG_20150315105851b5b.png
マニュアルにブロックダイアグラムが無い為、I/Oブリッジの接続経路が不明ですが、基板の表面パターンから推測で書きました。

L1N64-SLI WS(画像上) (2Way or 3Way) (SSI-CEB/ATX)
L1N64-SLI WS/B(画像下) (2Way or 3Way) (SSI-CEB/ATX)
L1N64-SLI-WS.jpg

L1N64-SLI-WS-B.jpg L1N64-SLI-WS-IO.jpg
L1N64-SLI-WS-B-BDG.png
L1N64-SLI WS/B のチップセットは、nForce 680a という事に成っていますが、実態は MCP55Pro(つまりnForce Pro 3600 MCP) を2個搭載したチップセット構成の様です。
型番末尾に/Bの有無で違いはx16スロットの色が赤か青かだけ?かもしれません。仕様上はOpteronかAthlon64x2かの違いがありますが、どちらも動作する様です。
例によってASUSはマニュアルにブロックダイアグラムが掲載されていませんのでMCP55Proの接続形態が不明です。デバイスマネージャを使えば論理構成は判りますが、物理構成は基板を見ないと判らないと思います。
 
 
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No title

ぜひとも、ASUSのKFN5-DとKFN32-Dの記載を

Re: No title

ねこあたまさん、おはようございます。

> ぜひとも、ASUSのKFN5-DとKFN32-Dの記載を

すみません、編集中でASUSまで手が回ってませんでした・・・
後ほど追記いたします。
m(_ _)m

No title

2006年か2007年ごろに秋葉原の自作サーバ・ワークステーション専門店というべき店が、裏通りにあったと思います。
XEONよりOpteron押しだったと記憶があります。771世代のXEONと1207世代のopteronでは後者の方が性能が上だと店の兄ちゃんに言われました。

爆熱と言われましたが、せっかく、映像やグラフィック編集がハイパワーを求めるためAMDに、好機をもたらすものであったものが、ATIの合併後、GPUに関してはadobeへの対応が甘かったことで、intelがメモコン内蔵XEONで息を吹き返す事になり、C32世代やG34世代のメーカー製WSが出てこなかったことは、まさにAMDにとっても迷走期と言えるのではないかと思うのです。

No title

L1N64-SLI WSは一応Opteronも積めるようです(L1N64-SLI WS/BのBIOS流用?)

Re: No title

> 2006年か2007年ごろに秋葉原の自作サーバ・ワークステーション専門店というべき店が、裏通りにあったと思います。

SUER'S SIDEですかね?
私も何度もお世話に成りました。
Istanbullの6Core-Opteronでデモしていたのを記憶してます。

> XEONよりOpteron押しだったと記憶があります。
> 771世代のXEONと1207世代のopteronでは後者の方が性能が上だと店の兄ちゃんに言われました。

当時は性能というよりFB-DIMMのどうしようもない爆熱とFSBボトルネックが問題でしたね。

> ATIの合併後、GPUに関してはadobeへの対応が甘かったことで、intelがメモコン内蔵XEONで息を吹き返す事になり

そうですね~
AMDとnVidiaが合併してたら・・・

Re: No title

柏木てるみさん、はじめまして

> L1N64-SLI WSは一応Opteronも積めるようです(L1N64-SLI WS/BのBIOS流用?)

おー

L1N64-SLI WS/B !
追記しておきます。有難う御座います。
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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