SocketG34 まとめ

 SocketG34は2年前の記事(1,2)にも書いていますが、シングルソケットでNUMA構成になっているx86では初にしてとてもユニークなソケットで、その巨大さから物理的にデュアルソケットをATXフォームファクタに収める事は不可で・・・いや片側ソケットにはメモリを接続しない変則的なNUMA構成であればATXサイズに収まりそうですが・・・そういえば昔IWillがそういう940マザーを作っていた気がしますね。

その他のソケットに付きましては、下記にてまとめています。
Intelマザーのまとめ
 Socket7 / 8, 1, 2, 370 / Socket604 / SocketM
 LGA771 / LGA1366 / LGA2011 / LGA2011 v3
AMDマザーのまとめ
 SocketA / Socket940
 SocketF / SocketC32 / SocketG34 / Zen
VIAマザーのまとめ
 nanoBGA / QuadCore


特徴別リスト
 ・SocketG34プラットフォームではDDR3 2ch(Node Interleave で4ch以上)かつPCIe Gen2.0が標準です。

SLI 対応マザー
 ありません。しかしフル帯域での3Way/4Way-CrossFireXを組めるマザーは有ります。
 nVidiaとの蜜月は前世代SocketFの途中でAMDがATiを買収した事で決定的に終焉を迎えました。

ATX (SSI-CEB)フォームファクタ対応マザー
 ありません。但しシングルソケットのG34であればATXが有ります

E-ATX (SSI-EEB)フォームファクタ対応マザー
 SuperMicr H8DGi (3x PCIe x16) (MEM MAX512GB) (20号機)
 TYAN S8230 (1x PCIe x16) (MEM MAX256GB)
 ASUS KGPE-D16 (2x PCIe x16) (MEM MAX256GB)

SocketG34デュアルのフルスペックマザー
 TYAN S8232 (4x PCIe x16) (MEM MAX256GB) (SSI-MEB)
 恐らく最大メモリは384GB又は768GBだと思うのですが、マニュアルやHPの記載では256GBです。


マザー概観
※画像はバリエーションの差異により実物と若干異なる場合があります
※ブロック図はバリエーションの差異により実物と若干異なる場合があります
※ブロック図は、かなり省略してあります

SuperMicr
H8DGi
(3x PCIe x16) (8)+(8)DDR3 (20号機)
H8DG6.jpg H8DG6-IO.jpg
H8DGi-BDG_20150328110652906.png
 写真は4種類あるバリエーションモデルのうちオンボードSASを搭載しているタイプですが、SAS無しも基本は同じレイアウトで、筆者の好きなレイアウトです。
 マニュアルのブロック図を見ると、CPU間のリンクが 16bit × 6.4GHz に成っていますが、これは恐らく実際には 16bit × 3.2GHz × 2本 で下図の構成だと思います。
 NUMA-G34-2SKTCPUINT.png
 筆者の使い方で難点を挙げるとすればUSB3.0とサウンドの両方をオンボード搭載していない事です。拡張スロットが6本なのですがGPUで4本占領され、更にAreca ARC1883を搭載したら1本しか残りません。その1本にUSB3.0を挿したら満席です。サウンドはUSB-DACですか?うーん、USB-DACにはあまりよい記憶が無くて・・・けどそれが一番の現実解かもしれませんね。

TYAN
S8232
(4x PCIe x16) (12)+(12)DDR3 (SSI-MEB)
S8232.jpg S8232-IO.jpg
S8232-BDG.png
 SSI-MEBフォームファクタという19インチラックにギリギリっぽいサイズのマザーですが、G34をデュアルのフルスペックにしようとすると、こうなってしまうのだと思います(本来のフルスペである4ソケットは更に巨大です)。縦長16インチですから3インチ=7.6cmしか余裕がありません。
 構成的にHPCがターゲットですね、たぶん。商業的に成功したか否かは別としてG34でGPGPUを4機積める様にレイアウトしてメモリを山盛りにしたのだと思われます。
 恐らく最大メモリは 16GB x 24 = 384GB だと思うのですが、マニュアルやHPの記載では256GBです。
 SuperMicroの様に32GBモジュールに対応していれば768GB載せても動くかもしれません。

S8230 (1x PCIe x16) (MEM MAX256GB)
S8230.jpg S8230-IO.jpg
S8230-BDG.png
 バリエーションモデルが4種類ありますが、最大の特徴はPCIスロットを2本装備している事ではないでしょうか?
単にスペースが空いてたからという理由ではないと思うのですが・・・
 こいつは恐らくクラウドサーバのホストを想定した構成だと思います。しかし2本あるPCIスロットは何を想定したのでしょうね?携帯やモデムを大量接続して自動音声で電話をかけまくる鯖とかでしょうかね?或いはホテル用の監視カメラ録画サーバ?しかしG34デュアルとPCIスロット2本の組合わせで何をする事を想定して設計されたのか興味がありますね?

ASUS
KGPE-D16
(2x PCIe x16) (MEM MAX256GB)
KGPE-D16.jpg KGPE-D16-IO.jpg
KGPE-D16-BDG.png
 PCIe x16スロットが物理的には4本有るのですが、片方へ挿すと、もう片方は信号が遮断されるかx8信号になるという変則的な仕様です。
 このマザーにはバリエーションモデルが無く、その代わりにPIKEというASUS独自の拡張スロットが上の写真でみると一番下にあり、ここに専用SASコントローラ等を挿す様に作られています。
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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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