Windows10 Enterprise Technical Preview を使って実機検証

前回は8.1でしたが、今回はWindows10 Enterprise 技術評価版(日本語)を使って筆者の複数機体で動作確認してみます。

テスト用のHDD(使い古し)を用意して、仮想PCではなく実機で試してみます。セキュアブートをしない筆者はBIOS起動で問題なしです。

1~9号機は全滅ですOrz
Windows8/8.1のシステム要件にあったPAE、NX-bit、SSE2 がWindows10のシステム要件では削除されている?ので、淡い期待を込めて試してみました。が、やはり駄目でした
今回の結論としてはWindows7が動作している17台のうち、Windows10への移行が可能なものは11台(65%)で、そのうち1台は64Bit版から32Bit版へのダウングレードが必須となるものがあり、これを除くと10台(59%)が正常な形でWindows10へアップグレード可能です。裏返すと筆者所有Win7 PCの41%がWin10へ乗り換え出来ません。32Bit時代のPCはほぼ全滅と言える状況で筆者所有では唯一Sossaman(Yonah/CoreDuoと同じコア)の14号機のみです。他に VIA C7 と PentiumM (Dothanのうち更に後期の限定モデル)で動くと思われますが、これらはシングルソケットなので筆者の守備範囲外です。Atomは64Bitで設計されたうえで32Bitに機能制限されたモデルがあり、これは32BitのWindows10が動く様ですが筆者の守備範囲外です。

動作確認状況(技術評価版にて)
下記は筆者独自に動作確認を行ったリストです。未だ製品版ではない為、詳しい調査には意味がありませんから簡単な動作確認のみ行いました。
○動作確認しOKだったもの
動作すると思われるもの
△動作はするがマザーボードに問題があり正常に機能しないデバイスがあるもの
×インストールに失敗したもの
×BIOSのACPI対応に不備がありインストール出来ないもの
×CPUがPAE/NX-Bit/SSE2に対応していない為、恐らくインストール出来ないもの
×CPUがCMPXCHG16b拡張命令に対応していない為インストール出来ないもの
-CPUが64Bitに対応していないもの
空欄:未検証又は検証予定
機体CPUWindows7Windows10マザーボード
32Bit64Bit32Bit64Bit
魁(P5)Pentium w/MMX××Taken ATX586
ASUS P65UP5/P55T2D
GIGABYTE GA-586DX
魁(K6)K6-2+×FREEWAY FW-5VGF+/Ultra
4号機Tualatin
(PentiumIII-S)
×Iwill DBD-100
5号機Barton
(K7 AthlonMP)
×Tyan TigerMPX-4M
6号機Tualatin
(PentiumIII-S)
×SuperMicr P3DRE
7号機Gallatin
(Pentium4)
×Iwill DP-400
9号機Hammer
(K8 Rev.B)
××××RIOWORKS HDAMD
10号機Dempsey
(PentiumD)
SuperMicr X7DAL-E
11号機Itary
(K8 Rev.E)
×SuperMicr H8DCi
12号機Clovertown
(Core2 Duo)
SuperMicr X7DCA-L
13号機Westmare-EP
(第1世代Core i7)
TYAN S7025
14号機①Sossaman
(Core Duo)
SuperMicr X6DLP
14号機②Sossaman
(Core Duo)
TYAN S5365
15号機Santa Rosa
(K8 Rev.F)
TYAN S2915-E
15号機Shanghai
(K10 Rev.C)
TYAN S2915-E
15号機Istanbul
(K10 Rev.D)
TYAN S2915-E
16号機①VIA Eden-n
(C5P)
×VIA VT310-DP
16号機②VIA Nano X2 VIA VE-900
17号機SandyBridge-EP
(第2世代Core i7)
ASUS Z9PE-D8 WS
18号機Harpertown
(Core2 Quad)
SuperMicr X7DCX
19号機Lisbon
(K10 Rev.D1)
TYAN S8225
19号機Valencia
(Bulldozer)
TYAN S8225
20号機AbuDhabi
(Piledriver)
SuperMicr H8DGi

※ 11号機は64Bit版のシステム要件であるCMPXCHG16b拡張命令セットに対応出来ませんが、32Bit版なら動作する為、32Bit版で使い続けるかも?しれません。オンボードオーディオのドライバがデフォルトではあたりませんがOSインストール後に手動でドライバ更新検索をかけるとネットから(WindowsUpdateから?)ダウンロードしてインストールしてくれました。
※ 12号機のオンボードグラフィックVolari Z9sはVGAデバイスとして機能しますが筆者はオンボードグラフィックを使わない為、実用上は問題ありませんし、マザーのジャンパ設定でDisableに出来る為、リソース的にも問題なしです。
※ 14号機②のオンボードグラフィックATi ES1000用のドライバが適用出来ません(Dellのも試しましたが駄目でした)がVGAデバイスとして機能し、筆者はオンボードグラフィックを使わない為、実用上は問題ありませんがVGA用メモリのリソース競合が起きます。しかしこのES1000はジャンパやBIOS設定等でDisableに出来ない為、デバイスマネジャでエラーデバイスとして表示される事に成ります。
※ 18号機のオーディオ(後付拡張カード:玄人志向 CMI8768-8CHPCIe)を認識しませんでしたが、Windows10対応品に交換(もしくはCMI8768対応ドライバを探すか)すれば問題無いでしょう。
※ DX9世代以降であればグラボドライバはネットに接続したまま放置しますと数分後に最新版が自動的にインストールされますので、一般的な利用では特に問題無いと思いますが、ソフトに合わせた特定のバージョンに固定したい場合は注意が必要です。また熱破壊ドライバ事件の様にインストールを望まないドライバがある時に慌てず対処出来る様にドライバのバージョン固定方法などを覚えておいた方が良いかもしれません。


インストール失敗(技術評価版にて)
32Bit版5号機:Barton @ Tyan TigerMPX-4M
5Win10-ERROR.jpg
エラーコード0x0000000Aは従来のBSODですとデバイス関連だと思うのでBIOS設定で回避可能かもしれません。アドレスFFD00000はマザーボード自体が使っている様です。詳細を調べようとしてWin7上でRAMMapを実行してみましたがRAMMapが異常終了しましたOrz
ちなみにBarton(AMD K7)はPAEには対応していますがNX-BitとSSE2には対応していません。

32Bit版7号機:Gallatin @ Iwill DP-400
7NX-ERROR.jpg
5号機と同じエラーですね。もしかしたら、これはPAEを実装していて、かつNX-bitを実装してないと発生するエラーかもしれませんね?

32Bit版16号機①:Eden-n @ VIA VT310-DP
16PAE-ERROR.jpg
PAEが無い為です。

Windows10に移行できない機体
以下は2020年1月14日(約5年後)に延長サポートが終了する予定のWindows7が最後のWindowsとなり、それ以降のアップグレードパスが途絶えてしまった機体です。2020年1月14日以降はネットから隔離するか、Linuxで延命という事になろうかと思います。
魁(K6):K6-2+ @ FREEWAY FW-5VGF+/Ultra
4号機:Tualatin @ Iwill DBD-100
5号機:Barton @ Tyan TigerMPX-4M
6号機:Tualatin @ SuperMicr P3DRE
7号機:Gallatin @ Iwill DP-400
16号機①:Eden-n @ VIA VT310-DP

Windows対応が既に終了している機体
魁(TAKEN ATX586ASUS P65UP5/P55T2DGIGABYTE GA-586DX
 これらのPentium w/MMX 233MHz(x2)を搭載した機体はWindowsXPが最後でした。そのXPも動きはしますが若干重たいので2000まで(かつスタンドアロン)限定で古いソフトを使って遊ぶのに限定しようと思いますが・・・Linuxなら未だ普通に使えるのかもしれませんね!?

9号機:Hammer @ RIOWORKS HDAMD
9号機はメーカーがM/B事業から撤退した為、WindowsVista以降のOSに対応したACPI 2.0a対応BIOSが提供されずWindowsXPまでしか動作しません。
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No title

NX bitを使うにはPAE必須らしいですよ

Re: No title

> NX bitを使うにはPAE必須らしいですよ

そっちですか・・・
エラーメッセージが4GB以上使う為にはPAEが必要だからといった趣旨になっているので???だったのですよ

じゃあ鱈鯖とかPAEあってもやっぱ駄目なんですかね?なぜシステム要件からPAEやNX-Bitを削除したんだろ・・・
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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