Socket 603/604 (mPGA 603/604) マザーのまとめ

いまさらですが Socket 603/604 (mPGA 603/604) マザー(デュアルソケット限定)のまとめです。

冒頭からいきなり残念なお知らせですが、
このソケットは残念ながらWin8.1以降のWindowsが動きません。
例外として64Bit仕様の Irwindale 又は Paxville を搭載したうえで32Bit版OSを導入すれば動作する可能性がありますが、Nocona 及びそれ以前のCPUは全滅です。2020年以降も使い続けたい人はLinuxにするか非公式パッチ等で回避して強引に導入(但し、非公式パッチ等は当然ながら動作保障無しで昔のWin9x並みにBSODする覚悟)するしかありません。

その他のソケットに付きましては、下記にてまとめています。
Intelマザーのまとめ
 Socket7 / 8, 1, 2, 370 / Socket604 / SocketM
 LGA771 / LGA1366 / LGA2011 / LGA2011 v3 / LGA3647
AMDマザーのまとめ
 SocketA / Socket940
 SocketF / SocketC32 / SocketG34 / Socket SP3
VIAマザーのまとめ
 nanoBGA / QuadCore


Socket 603 と Socket 604 の違い:
Socket 603 と Socket 604 の違いは、ダミーのピンが1本多いだけで他には電気的な特性に違いが無い様です。しかし603から604へ移行する際にFSBが400MHzから533MHzへと引き上げられ、ソフト的にもマイクロコードが異なりますので本来乗らないCPUを乗せる場合はBIOS改造を行います。

マザーが対応しているFSBから概ね世代が見えてきます。
FSB 800 FSB 533 FSB 400
64Bit
ECI-Express Gen1.1
DDR2 400
PCI-X 133
SATA 150
Gigabit Ether
USB 2.0
32Bit
AGPpro 8x
DDR 266
PCI-X 133
ATA 100
Gigabit Ether
USB 2.0
32Bit
AGPpro 4x
RAMBUS PC800
64bit PCI 66MHz
ATA 100
100 Base-TX
USB 1.1

FSB 800 世代
MCHに何を使うかで板の性格が決定します。
E7525:ワークステーション(PCIe x16)
E7520:サーバ(PCIe x8)
E7320:サーバ(PCI-X 133)
82875(i875P):ワークステーション(AGP 8x)
下図はE7525をMCHに採用した場合の基本的なブロック図です。
X6DC-BDG.png X6HR-BDG.png
サウスブリッジに82801ER(ICH5R)より後発の6300ESB(Hance Rapids)を採用した場合、PCIe x4からPCI-Xへのブリッジが不要となりPCIeをx16 + x8構成に出来る為、GPUを2枚挿す場合に有利です。
i875Pは本来XEON用ではないのですが、AGPからPCIeへの移行過渡期に登場したいくつかのXEONマザーに採用されnoconaとセットで使われています。

FSB 666 が登場せず突如800にジャンプしたのは何故?
133MHzづつ向上させてゆくセオリーに反して533の次に666を飛ばして800にジャンプした理由は、当時XEONの牙城を侵食していたOpteronへの対抗策として性能向上を急いだ為と思われがちですが、実際には別の理由がありそうです。その理由は日本人には理解し辛いのですが、背景として、キリスト教圏であるアメリカ、特にWASPの実効支配するIntelならではの理由が隠されている様です。
その理由とは、キリスト教の原典である新約聖書にある ヨハネ黙示録13章18節 の記載を元に666がサタンや反キリストにつながる獣の数字とされている事から、キリスト教圏特有の習慣・風習として特にこの666の数字が忌み嫌われ避けられている為とも言われています。
実は、Socket 604 用のチップセット E7520 には666MHzの動作モードがあります。
この666MHzモードが何に使われたかと言うと、イスラエルで設計されたYonahベースのLV-XEONであるSossaman専用設定になっています。つまり、本命であるアメリカ・オレゴンチームは666MHzを使用しないが、イスラエルチームには666を使わせたのです。皮肉にもOpteronの快進撃をストップさせたのは、このSossamanがサーバ市場でヒットした事が元になっていますが、Intelはしばらくの間 SossamanをCoreMAとして認めていませんでした(後に追認)。
後に Socket 604 の次世代にあたる LGA 771 では FSB 667(666.666)MHzの周波数が Dempsey(PenD世代XEON) の為だけに用意されました(CoreMA用には800MHz以上の設定)が、最初期のチップセット以外では666が動作しない制限が付けられていて、ドキュメント類からも666MHzが削除されている事があります。 次世代で800から666に下げられた理由は、Socket 604 が 800MHz の FSB 1本を 2 CPU で共有していたのに対し LGA 771 ではノース(MCH)側にFSBを2本用意して個々のCPUと1対1で接合し実質的には1333MHz 以上へと向上させているというのが建て前ですが、実際はネトバ最後のDempseyを使ってネトバを黒歴史として抹殺する意図があったと言われています(筆者の思いつきとも)。
信じるか信じないかは貴方次第です。

FSB 533 世代
MCHに何を使うかで板の性格が決定します。
E7505:ワークステーション(AGPpro 8x)
E7501:サーバ(PCI-X 4本以上)
Serverworks GC-LE:(PCI-X 4本以上)
Serverworks GC-SL:(PCI-X 3本)
下図はE7505をMCHに採用した場合の基本的なブロック図です。
P5DC-BDG.png


FSB 400 世代
MCHに何を使うかで板の性格が決定します。
82860:ワークステーション(AGPpro 4x / RAMBUS)
E7500:サーバ(PCI-X 4本以上 / DDR)
下図は82860(i860)をMCHに採用した場合の基本的なブロック図です。
P4DA-BDG.png


--- 書きかけです ---
追々、具体的な機種名や写真を掲載してゆきます。


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Re: No title

> 複合的な要因なんでしょうけど、USER’S SIDEの閉店も
> 首都圏でもそうなのかという印象をもちました。

こちらの第5期の頃ですかね
http://dualsocketworld.blog134.fc2.com/blog-entry-229.html

Socket603 の登場が2002年
CoreDuo の登場が2006年
iPhone の登場が2007年

ですね

No title

このあたりが、Windows95販売20周年にして、
Windows10を事実上無償提供にしている理由なんでしょうね。

何年か前から、パソコンショップの人と話をしていて、ジサカーは
ゲーマーか、外国の方(日本語OSだと使いにくいのでしょう)しか
いない状態と言われてました。

そのゲーマーすら、スマートフォンでのゲームが主流になると
ますますなくなっていくのだろうと、思うのです。

Re: No title

> Windows10を事実上無償提供にしている理由なんでしょうね。

スマートフォンのOSアップデートには費用がかからないからじゃないかと思ってました。
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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