E-ATX と SSI-EEB / SSI-CEB の穴の位置


他の規格は、こちらを参照ください
  EE-ATX
  XL-ATX / HPTX
  Intel W2600CR/S2600IP
  SuperMicro X8DTG-QF/X9DRG-QF/X10DRG-Q

 E-ATX や SSI-EEB を設置する為のマザーボードの正確な穴の位置を調べてみました。( mini-ITX や microATX も書いておきました)。基本はIBM PC/ATのフルサイズATマザーを元にした変更で、図のはSSI規格での追加ですがE-ATXと同じ穴の位置も使われています。
 少数一桁のmm単位(少数2桁を四捨五入)で記載してあります。恐らく手加工で0.01mmは素人には無理です。インチを併記してありますが元の規格がインチですのでインチの方がより正確です。規格上の許容誤差は±0.008inch ( ±0.2mm )で、それ以下の誤差精度で加工できる工作機械とスキルが有ればケースごと自作できると思います。
 この画像は原寸大のPNGで書いてありますので、等倍印刷すればちょっとした手加工の型紙としても使えるかもしれません。
 穴の形状に付いては、規格上は#6-32のインチネジのネジ穴加工と書いてありますが日本では3mmのミリネジ用タップ加工が主流じゃないかと思います。
SSIEEB-FFSSSF.png


他の互換性のある規格を重ねた図
SSIEEB-FF.png

 これを書いたきっかけは、20号機を今組み立てているのですが、E-ATXの穴と異なる位置に穴が開いているので調べ始めたのですが、Wikiなどには穴の位置までは掲載されていなかったので仕方なく規格書(下記参照)から正確な位置を整理していたら、この図が完成していました。そこで今後の為にも、ブログに貼っておきます。20号機の穴の位置はE-ATXとは異なりましたがSSI-EEBの規格通りでした。

歴史的経緯:
 E-ATXのサイズや穴の位置は、オリジナルのIBM PC/AT マザーボード(フルサイズAT)を引き継いでいます。SSI-EEBはPC/ATやATXの基本を出来るだけ崩さずにDual-CPUマザーを製造する想定をした際に、どうしても変更せざるを得ない穴の位置を適宜追加変更して規格化したものです。その理由は出来るだけ互換性を維持する事でトータル的な製造コストを抑え、迅速な普及を目指したものです(その様に規格書に書かれています)。
 PC/ATはATXよりも拡張スロットが1本多く内側(I/Oシールド側)にあり合計8本です(近年でも同じ位置に拡張スロットがあるVIA EPIA M900などがあります)が、ATX以降は8番目のスロットが廃止されましたのでSSI-EEB規格のPCケースは殆どのPCマザーを搭載可能です。
 このサイズを超える大きさの規格として、WTX、EE-ATX、HPTX、SSI-MEBなどがありますが、これらは全てWTXのサブセットと言える物で、1998年に策定されたWTX ( Workstation ATX ) Version 1.1 では最大サイズが14inch × 16.75inchと決められているのみであとは自由に設計してよいと規格書に記載されています。例としてサンプルが掲載されていますが、その通りに設計する必要はなく自由で、詳しい穴の位置やスロット位置も自由に設計してよいと書いてありますから、逆に、これらの規格 には専用ケースを準備する必要があり製造(購入)コストとスケジュールに大きく影響し普及の足かせに成り得ます。

出典:
 ・Enterprise Electronics Bay Specification for 2011 Dual-Socket Servers and Workstations Version 1.0.1 ( 2011 SSI )
 ・ATX Specification Version 2.2 ( 2003 - 2004 Intel )
 ・microATX Motherboard Interface Specification Version 1.2 ( 2003 - 2004 Intel )
 ・WTX Workstation System Specification Version 1.1 ( 1998 Intel )
 ・ネットで拾ったマザボ画像等を元に規格外の穴を探した。

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DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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