Supermicro のハイエンドワークステーションマザー サイズと穴の位置

 特殊なサイズですから、SuperMicro純正の4Uラックマウント/タワーケースを使うのがベストなのでしょうが一度設置したら動かせないくらい重たいので、アルミ等で軽量PCケースを自作する想定で大きさと穴の位置を調べました。拡張スロットが11本(E-ATXでは7本)あり、12本に拡張されたカスタムOEM品もある様です。
 緑色で書いた部分が Supermicro のハイエンドワークステーションマザー X8DTG-QF / X9DRG-QF / X10DRG-Q のサイズと穴の位置ですが X10DRG-Q マニュアルの写真を原寸大に拡大して計測した位置ですから僅かに実物とはズレている可能性があります。 X9DRG-QF と X10DRG-Q は0.08inchほどサイズが異なりますからPCケースを設計する際は少し余裕が必要です。
DRG-Q-FFSSSF.png


他の規格外マザーとの比較
EE-ATX-FFbb.png


他の互換性のあるフォームファクタと重ね合わせた図
EE-ATX-FF.png


出典:
 Supermicro X8DTG-QF Motherboard User's Manual
 Supermicro X9DRG-QF Motherboard User's Manual
 Supermicro X10DRG-Q Motherboard User's Manual
 SSI Enterprise Electronics Bay Specification for 2011 Dual-Socket Servers and Workstations Version 1.0.1
 EVGA Classified Super Record2 Dual Xeon Motherboard User Guide
 EVGA Classified SR-X User Guide
 Intel Server Board S2600IP and Intel Workstation Board W2600CR Technical Product Specification Revision 1.0
 ATX Specification Version 2.2
 microATX Motherboard Interface Specificaion Version 1.2
 その他、実写や実物、及び名称不明のPC/AT互換マザーマニュアル等を参考にしています。

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市販品ケースは能力不足

このクラスのマザーボードを市販品ケースに入れる場合,まず拡張スロット11本以上が必須ですが調べる限りLian-Liしか作っていないようです.拡張スロット12本以上の市販ケースは見つかりませんでした.オンボードデバイスの配線やら考えればもう数本拡張スロットが欲しいところです.X8DTG-QFでPCIカードを延長ケーブル込みで利用する場合も同様.

しかもTitan-Zの5枚差し等を行えば1500Wの電源ですら不足(1枚TDP375Wなので4枚差しでTDP1500Wな上にTitanZは3スロットですが2スロット化するために全て水冷化が必須)するため,デュアル電源も必須となります.ちなみにこのクラスの構成だとSupermicro謹製4Uケースですら電源出力不足するため,1200W以上の電源二台は必須かと思われます.

ところがデュアル電源対応ケースで拡張スロット11本のフルタワーものは現在販売されているものは皆無で(キューブでよければLian-Liが作ってますがフルタワーを横に二台並べたタイプで高さを上げるという発想がないようで),デュアル電源対応ケースで収納可能なものはセカンダリ電源とM/Bが干渉して取り付け不可能なものしか見つかりません・・・(しかも通常の拡張スロット10本のフルタワーケースで一番下に2スロットグラボを入れると,DVI端子が干渉して閉まらないんじゃないかと).Titan-Zを8枚ぐらいで動かしていたデモがあった?ようですが3000W級の電源を使ってたような.デュアルCPU+デュアルダイGPUx4以上+シングル電源ではここらが限界ですね.x8スロットが11本あるアレとかとなると延長ケーブルでもっとグラボが積めそうですが・・・

クーラーもCPUはnarrowed ilmなのでエンコードやら3DCG,シミュレーション等で数十時間連続稼働させるには市販品では能力不足かと思われ(AsrockのX99mini-itxの流行でNarrow ilmが普及すればここらの事情は解消しますが),ハイエンド空冷や簡易水冷が利用不能で,実質フル水冷化必須,GPUも4台フル稼働させるには本格水冷のがいいだろうと思いますが.

更にTDP百数十W電源のCPU2台とドライブ類10台以上,拡張カードと各ファンの電源を賄うには現状では二千数百Wが必須ですが,肝心の市販ケースが皆無ということです,拡張スロット11本+放熱を考え電源セパレート設置となると全高1m程度は必須でしょう.汐見合金がフルタワーを開発しているようですが,ぜひここらのクラスのマザーボードの最大限拡張に耐えうるものが欲しいところですが.現状でGPGPU用途等の場合電源外付けするか,HDDを諦めてケース加工して下段にセカンダリ電源入れるかですかね.さすがにこのクラスのマシンとなると日本語はおろか英語ですら情報が皆無でしたよ.なおこのクラスのマザーはグラボ(tesla含む)4枚差しても拡張スロットが更に3本差せるということで一定の需要があるようですがケースは大半が謹製ですね.

Re: 市販品ケースは能力不足

> このクラスのマザーボードを市販品ケースに入れる場合,まず拡張スロット11本以上が必須ですが調べる限りLian-Liしか作っていないようです.

これですかね
http://www.dirac.co.jp/pc-a79-series/

これなら概ね、何でも入りそうですね。


> オンボードデバイスの配線やら考えればもう数本拡張スロットが欲しいところです.

ですね~
5インチベイとマザー間の余裕も欲しい(概ねギリギリ)です。


> しかもTitan-Zの5枚差し等を行えば1500Wの電源ですら不足(1枚TDP375Wなので4枚差しでTDP1500Wな上にTitanZは3スロットですが2スロット化するために全て水冷化が必須)するため,デュアル電源も必須となります.ちなみにこのクラスの構成だとSupermicro謹製4Uケースですら電源出力不足するため,1200W以上の電源二台は必須かと思われます.

ご要望を実現するには、このクラスでしょうね
http://dualsocketworld.blog134.fc2.com/blog-entry-417.html

もしくはPCIe拡張ボックスか・・・


> 汐見合金がフルタワーを開発しているようですが

楽しみですね~
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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