デュアルソケット対応OSの歴史

 デュアルソケット対応OSの系統図です。
 WikipediaのUNIXに掲載されていた図を元にPC/AT互換機以外のハード専用OSを削除しUNIX以外のOSを追加した図です。

 緑色がオープンソース、桃色がクローズドソース、肌色がオープンとクローズの混在です。

 個々のブロックの枠の色がデュアルソケット対応・非対応を表し、赤枠が対応OS、黒枠はデュアルソケットに至る前の歴史を示しています。

 Linuxがいつ頃からデュアルソケット対応しているか正確にはつかめていませんが、遅くとも Kernel 1.2 から対応している様です。他に、TRON系のOSに付いても正確な情報をつかめていません。PC/AT互換機で動作するTRON系のOSはパーソナルメディア製しか見当たらないのですが、筆者の調査不足かもしれません。今のところデュアルソケット対応はT-Kernel2/x86のみかもしれません。超漢字は残念ながらシングルCPUでしか動作しないかもしれません。

 AndroidはWebKitがLGPLの為、クローズドソースのWeb系アプリが含まれていると思いますが、OSのコアな部分は全てオープンソースの為、緑色にしています。

OS_history-simple6.png
※:基本的には研究中や開発中のOS( HAIKU / Hurd / icaros / MINIX3 / Plan9 / PureDarwin / ReactOS / SkyOS / Syllable など)は除いてあります。また、デュアルソケットに到達しないであろうDOS系のクローン( FreeDOS / DR-DOS/OpenDOS など )も除外しています。

 こうして並べて見ると、PC/AT互換機で初のデュアルソケット対応OSは、NetWare 3.11 SFT-III (1992) かもしれません。それ以前に研究・開発段階で既に対応していたOS(例えばPlan9の様なもの)が存在したかもしれませんが、それを言ったらNetWareの開発中バージョンは数年前から対応していたと思いますし、誰も知らない様なOSも有ると思いますので、ここでは正式版として一般公開された常用に耐えるOSに限定して書いています。(Windows9x が常用に耐えるか?という議論はまた別として・・・)

 NetWareに続くOSはカオスです。1993年以降はカンブリア爆発の様な年で、遡る1990にDOS/Vが発表され業界全体がPC/AT互換機に集中しはじめ、そこから概ね2年ほどかけてSMP対応カーネルの開発が行われたのではないかと思われますが、早い所はAPICやSMP1.1仕様が公開された頃から開発を始めていたのかもしれません。

 二回目の爆発は2003年頃かもしれませんが、Linuxのディストリビューションが爆発的に増えています。多過ぎて全ては記載できませんし、さわる機会も無い気がします。

 筆者が今一番期待しているOSは今年(2015)5月に正式版が登場したばかりのMenuetOSです。
 MenuetOSは全てアセンブラで記述された為、OS全体がフロッピー1枚(つまり1MB程度)に収まりながらも、透過GUIを装備した現代風のモダンなUIを備えたOSです。
 サイズが小さい為、瞬間起動出来ますから、これをROMに収めてしまえば電源ONと同時に起動完了(つまりBIOS/UEFIの画面が表示されるのと同じタイミングでOS起動が完了)し、即利用開始出来る物に仕上がるのではないかという期待感が有ります。書き換え不可なタイプのROMに乗せてしまえば、ある意味では堅牢です。更新やバージョンUPはROMの差し替えで対応するという大昔のPCに逆戻りですが、電源ボタンを押した瞬間に起動し、アプリも同様にクリックした瞬間に起動、ストレージからの転送が不要になれば速度的にとても快適だと思うのです。
 今後が楽しみですね。

 
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No title

ROM搭載OSと言うと昔文豪に搭載されていたCP/Mとか
Handy98とか連想する私はジジイでしょうな。

Re: No title

> AdobeのPhotoshopやLightroom、ノンリニアビデオ編集ソフトもWindowsやOSXしか対応していないために新しいOSが主とはなれないと思います。

ソフトは大きいですね・・・

Adobeは最近クラウドにはなっていますが、主デバイスはMacOS又はWin7以降の様で

ゲーム機の場合はOSの開発とゲームソフト開発を平行して行い、同時発売しますが、同じ事をしないとユーザは付いてこない、って事なんでしょうね。

可能性として、Windows8以降で切り捨てられた32bitのPC/AT互換機(PentiumIII~4世代のPC)で軽快に動作し、ほとんどのWindowsソフトが問題無く動作し、マルウエア対策が出来るようなOSが登場すれば、そこそこ需要はありそうな気がします。SSE2~AVX2のエミュレータを内蔵していれば言う事なしですね。

> 超漢字のソケット問題ですがパーソナルメディアのほうに問い合わせをして見てはどうでしょうか

そうなんですよね、ちょっと今は喉が痛くて電話出来ないのでQ&Aや利用者の声などを見てるところです。

Re: No title

> ROM搭載OSと言うと昔文豪に搭載されていたCP/Mとか
> Handy98とか連想する私はジジイでしょうな。

私がROMで連想するのはMSXやファミコン等のカセットですね。
あとはOASYSのワープロかなぁ
MS-Wordより使い易いですけどね、どうして塗り替えられちゃったのか?と言えば、プリインストールかも?という気がします。

Intelインサイドプログラムによるところが大きいという気がしますね。欧州では独禁法系の違反になりましたが日本では野放しで・・・
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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