EPYC の不可解なラインナップ

->デュアルソケット・ザ・ワールドの目次は こちら へ。
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CPUTURBOFREQ2017E4.png

並べてみて不可解な謎が3箇所あります。

謎1:
 TDP 155W/170W は、どういう意味か?
 上のグラフで155Wのモデルは実際は155W/170Wです。
 当初は劣化品が170Wで良品が155Wなのかと思っていましたが、そうではなく、
 メモリのクロックが2400の時に155Wで、2667の時は170Wという意味の様です。
 8チャネルあるので、そのクロックで消費電力や発熱が異なるのは理解できます。
 つまり謎は解けたのですが・・・
 では何故、より高いスペックの180W製品では2400を選択出来ないのか?謎です。

謎2:
 EPYC 7281 16C/32T TC-ALL 2.7GHz TC-MAX 2.7GHz 155W/170W
 EPYC 7301 16C/32T TC-ALL 2.7GHz TC-MAX 2.7GHz 155W/170W
 この2モデルは何が違うのかよく判りませんでしたがL3容量が倍違う様です。
 これは謎というより判り辛い違いというだけでした。他に定格が0.1GHz違います。

謎3:
 これが最大の謎です。
 EPYC 7501 32C/64T TC-ALL 2.6GHz TC-MAX 3.0GHz 155W/170W
 EPYC 7551 32C/64T TC-ALL 2.55GHz TC-MAX 3.0GHz 180W
 どう見ても型番とスペックが逆転しています。価格も7551の方が高いのです。
 これは間違いじゃないですかね?
 スペックと型番と値段が逆転している理由が「発表を間違えた」以外に考え辛いです。

全体的にIntelと比べて特性にバラつきが非常に少なく大きな違いはコア数とTDPの”設定”だけと言っても過言ではない印象です。

180WのタイプはTurboを長時間維持出来る品で、逆に155/170WのタイプはTurboが短時間しか維持できないのかもしれませんが冷却次第、冷却に費やすコスト次第ですかね?

グラフの2.8GHzに赤線を引いているのはAMDの歴代デュアルソケットのハイエンドが定格2.8GHzですから、今回SP3でも後発のハイエンドが定格2.8GHzではないかと推測しています。

Dual Socket A
 AMD Athlon MP 2800+ (2133MHz)
 K7 1C/1T/2S

Dual Socket 940
 AMD Opteron 290 2800MHz
 K8 2C/2T/2S

Dual Socket F
 AMD Opteron 2439 SE 2800MHz
 K10 6C/6T/2S

Dual Socket G34
 AMD Opteron 6386 SE 2800MHz / TC-ALL 3200MHz / TC-MAX 3500MHz
 Piledriver 8M/16C/2S

Dual Socket SP3
 AMD EPYC xxxx ????HMz
 Zen 32C/64T/2S

 
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Re: No title

> 良くも悪くもIntelが実質的支配権を有し

これが無ければ NEC Vシリーズ + TRON が日本では主流に成っていたでしょうね。

8080が出来た頃までは何処にでも有る中小企業だったIntel、どこ?だれ?に政治力が有るのでしょうね?
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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