Iwill DP-400

このマザー、なかなかの鉄板です。
DSC00295.jpg

未だ固体コンデンサがあまり知られていない時代、このマザーには機能性高分子タイプの富士通製固体電解コンデンサがふんだんに使われており、一部マニアの間で黄色いコンデンサとして有名になりました。

発売当時は604ピン改造やFSB533改造などを行っている方が居て色んな意味でマニアの間で有名になりましたが、私はその改造には興味が無く、ひたすらGallatin狙いでした。
このマザーはDPでありながらMP用のL3キャッシュをデフォルトで認識してくれるなどのメリットが有り、あとはマイクロコードをBIOSに追加するだけの状態でしたのでGallatin対応改造は比較的簡単な改造で済みました。

そして、相性で問題が起きた事は有りません。(覚えていないだけかもしれませんがw)
メモリで少し問題が有ります。800-45nsでは問題無いのですが、両面実装の800-40nsを4枚挿してBIOSでメモリチェックを簡略化する設定にすると、必ずメモリエラーが発生します。この問題はBIOSの設定を変えれば解決しますが、起動時にメモリカウントを3往復眺める必要が有ります。とは言え、その間にArecaのファーム初期化が並列で動くため、実質的にはあまり問題ではありません。
追記:
CMOS電池が切れるとAGP接続のグラフィックボードを認識しない事があります。その場合はボタン電池を交換後にPCIグラフィックボードに交換して起動しBIOSの Load Fail-Safe Defaults を実行後にAGPグラフィックボードに戻すと復旧出来ました。


電源は本来専用電源が必要なのですが、変換ケーブルを咬ますだけで普通の電源で普通に動きます。
DP-400専用、自作電源変換ケーブル
DSC00296.jpg
この専用電源と言われる物は「Intel Xeon processor power supply design guidelines」というドキュメントに記載されたIntel860チップセットを使ったネトバ初期のXEON用電源デザインガイドラインに沿った仕様になっていますが、WTX仕様という言葉が先行した為に発売当時は規格外の専用電源という認識で広まってゆきました。
とは言え、これと同じ仕様の電源は筆者が知る限りTyan Thunder i860/MSI MS-6508/IWill DP-400の3つのマザーでしか採用されず(他にOEM品としてメーカー製PCに採用された例が有ります)、事実上は専用電源といって過言ではなく、マザーボードと電源(DP-400専用電源のラベルが貼られたダンボール入り)がセット販売されるという異例の販売形態で、筆者は、この仕様の電源が単体販売されているのを見た事が有りません。

・電源ピンアサイン
PIN-DP400.jpg
各ピンの意味や用途に付いては、この記事を参照下さい。

このマザー、既に8年以上前のマザーでありながら最新ゲームタイトルを普通にこなせる能力が有ります。

筆者にとって最も利用時間が長く、最もメインマシンだった期間が長いマザーです。

現在の構成
OS:Windows 7 Ultimate 32Bit
M/B:Iwill DP-400(改:Gallatinのマイクロコード対応)
CPU:XEON-MP 3.0GHz 4MB-L3 x 2個
MEM:ECC RIMM 800-40ns 512MB x4枚
AGP:HIS Radeon HD4670 AGP
PCI#1:無し(グラボのヒートシンクが占有)
PCI#2:USB2.0/IEEE1394コンボカード
64Bit/66MHz PCI#1:Intel Pro/1000 XT Server Adapter
64Bit/66MHz PCI#2:Areca ARC-1110 + X25-M x4 RAID-5
PCI#3:無し

現在でも現役で、時々電源を入れて使っています。

普通はこんなに長期間現役で最新ゲームが動くPCなんてありませんが、デュアルソケットのWS用マザーだとやっぱり違いますね。
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No title

始めまして、富士通CELSIUS 670を現役で愛用している者です。
このPCはIwill DX-400のOEM板で電源が故障したら困るので、
どうしたものかと思案しておりました。

貴兄の変換ケーブルにはFAN-CとFAN-Mが配線されていませんが、
問題はないのでしょうか?

Re: No title

始めまして、コメント有難う御座います。

Iwill DX-400 も電源がアレだったんですね。
昔の記事をネットで漁っていましたら、当時を思い出しました。
メモリライザが有ると自作では難易度が高いので敬遠していましたが、メモリ4GBは魅力ですね。

しかし、鋭い所に気が付きますね!
FAN-C/FAN-Mですが、Iwill DP-400 では未接続で問題無く使えています。

FAN-Cは電源ファンのコントロール用
FAN-Mは電源ファンのモニタ用

です。

ですから、最近のEPS12V電源を変換コネクタ経由で接続する場合、電源側に、これらを接続する必要は無いと思います。(電源モジュールが単独でファンをコントロールしています)

マザー側は、温度管理系のソフトが、ファン無しを検出して何か警告などを発するかもしれませんが、実際にどうなっているかは、実物が手元に無いので判りません。

というかFAN-C/FAN-Mピンの事よりも電源を別の物に交換すると言う事は、エアフローを再考する事の方が重要かもしれません。

と、書きましたが・・・

もし私なら、同じ変換ケーブルを使ってEPS12V電源をつなぐと思います。
そして、エアフローは、実際に使ってみて温度を実測してから問題が有る場合だけ再考してみます。
適当な回答ですみません・・・

No title

素早いレスをありがとうございます。

私の社内のPCは全て中古のWSでXeon Dualです。
サーバーを除き全てプレストニアなので、電源が心配です。

私の社用PCはIntellistation 6221 3.2×2です。
こいつの板も通常の24pinではないのです。
確か20pinが3VSBとなっていたような気がします。

同時期生産のHP XW8000の電源が故障した時は、
20pinをカットしたら動作した記憶があります。

また、色々と教えてください。

Re: No title

> サーバーを除き全てプレストニアなので、電源が心配です。

その世代は、電源が鬼門ですね。

交換するにも、その時代は規格迷走時代だったので今でもAT電源を作っているNIPRONですら標準では扱いが無いと思われます・・・と言うか、社用ならNIPRONでカスタマイズ品を作ってくれると思います。
ピンアサインを変更するだけなら、ここから質問してみると、引き受けてもらえる可能性ありです。
https://www.nipron.co.jp/consultation/customize.cgi

それと、私の経験上、壊れたかな?と思っても、AC100Vケーブルを抜いた状態で10分ほど放置すると復活する事が多々ありました。
もう、その時点で劣化などしているのかもしれませんが、一時的には、それで復活出来る可能性大です。

はじめまして

遅ればせながら書き込みさせて頂きます。
自分も現役でCELSIUS670を使っております。
XeonMP3GHz*2で使っていて中々快適なのですが、マイクロコードの追加が分からない状態です。
普通に使用する分には問題ないのですが、BIOSでエラーが出てしまいます。
もしよろしければ、方法を教えて頂きたいのですが…。

Re: はじめまして

初めまして。

コメント有難うございます。

お決まりの文章に成ってしまいますが、BIOS改造はリスクを伴いますので現状で実用上の問題が無ければ、そのままにしておく事をお勧めします。

・・・

とは言え、自分なら改造してしまうと思いますので、リスクをご承知の上でしたら、これ以上は止めませんw

後ほど具体的な手法を自分の備忘録的な内容でブログの記事にしようと思いますが、ここではザックリと説明しますので、ご自身で試行錯誤しながらやるのもリスキーで楽しいかもしれませんw

1)用意する物
  MS-DOS(数種類のVerが有ると助かります)
  CBROM219.EXE
  MODBIN6.EXE
  Awdflash.exe
  MicroCodeViewer101
  awdbedit-1.0
  ROM焼き大丈夫(無くても可)
  同一マシンをもう1台用意出来れば不慮の事故に対処出来ます(無くても可)

2)手順
2-1)
 XeonMP3GHzに標準対応しているマザーを見つけ、その製造元HPから最新ROMイメージをDLします。
2-2)
 DLしたROMから上記のツールを使ってマイクロコードだけ抜き取ります。
2-3)
 自分のマザーのROMを吸い出して、先程抜き取ったマイクロコードを入れます。
2-4)
 マイクロコードを入れた新ROMイメージを自分のマザーのROMに焼きます。
2-5)
 後は、お楽しみと言う事で・・・

No title

お返事遅くなってごめんなさい&ご丁寧にありがとうございます。

あーなるほど。他のマザーのBIOSから抜き出すのですか。
大体の流れは分かりました。

完璧主義という訳でも無いのですが、どうしてもF1押さないと上がらないっていうのは鬱陶しいですよねw
記事の方、楽しみにしておりますw

Re: No title

> 記事の方、楽しみにしておりますw

期待しないで待っていて下さいw

Iwill DP-400 が手元に3台ありますが、3台とも既にROMを書き換え済みなので個人的には緊急性が無く・・・
かといって自分が改造したROMを公開するのは著作権違反に相当しますので、改造方法を伝える事しか出来ません。

なほ、XEON-MP対応マザーのROMからマイクロコードを抜き出す事も、そのマザーを持っていない場合は著作権的にはマズイかもしれません。

今は、とあるソケット7マザーに手を付けておりまして・・・
プロフィール

DualSocketTheWorld

Author:DualSocketTheWorld
自作を始めて20台目くらいになりますが、最初からデュアルソケット限定(始めた当時はデュアルスロット)で自作しており、近年になってAMD K6を試したくなりSocket7でK6-2+のシングル構成で組んだのがシングル初です。

シングルマザー(含:シングルソケットマルチコア)や4ソケット以上の自作は基本的にしませんし、メーカー製PCの改造も基本的にはしません(ノートPCのSSD化くらいはしますが・・・)

基本路線はワークステーションと呼ばれる分野での自作で、OSもWindows系であればProfesionalが主な対象に成ります。

ゲーマーの様なOverClockは行わず、WS路線としてハイエンドCPUとハイエンドGPUの組み合わせで定格或いはDownClockで発熱を抑えつつ、その時のアーキテクチャに置いて爆速かつ静音を目指し、30年以上の長期に渡り稼動状態をキープする事を目指します。

※基本的にリンクフリーです。どこでも自由にどうぞ。

※画像は時々変ります。

※お決まりの文章ですが、改造は個人の責任で行ってください。ここに記載された情報は間違いを含んでいる可能性が有り、それを元に製作や改造などをして失敗しても筆者は一切責任持てませんので悪しからず。

筆者略歴:
小学生時代にゴミ捨て場で拾ったジャンクテレビ数台を分解して部品を取り出し真空管アンプを自作、中学生時代にPC8801mkⅡsrでZ80アセンブラを始める。社会人になって初のプログラムは弾道計算、後に医療系・金融系プログラマ~SEを経て100~200人規模プロジェクトのジェネラルマネジャを数年経験、独立して起業。現在は不動産所得で半引退生活。
(人物特定を避ける目的で一部経歴を変更しています)

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